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真夏みんな大好き、主はもっと大好き砲。

「ニューナンチャラーあんたらには悪いけど、そちらの大将の許可は得てるでえ。楽しませてくれや。」

3人は強かった。


それぞれがロイヤル戦士ニューサウザントクラスと互角に渡り合える力を持っていた。


しかし多勢に無勢。


ここでも人数差に苦しめられる。

傷ついた真夏1人で9人担当する事は不可能だった。


ニューサウザントクラスも真夏だけを狙う訳ではなく、状況を見て行動する。


「くっくっく、我等ニューサウザントクラスの力、楽しんで頂けてますか?」

「おおきに、ちょっとぬるいくらいや。」

万導は維持を張る。


今まで万導は自分の事を強ければ強い奴と闘う程燃える男だと思っていた。


甘かった。


こんな修羅場は今まで経験した事がなかった。


今まで死ぬかもしれない戦闘を楽しんでいたが、死ぬ事が確定した戦闘などした事がなかった。

そしてそれは他の2人も同じだった。


死ぬかもしれない自分の命を賭けたゲームと、死ぬけど闘う自分の命を掛けた闘いは違う。


勝てる訳もなく楽に死ねる事もない闘いは続いていく。


「真夏おおきに。」

「真夏さんありがとでゲス。」

「真夏サーン、アリガトゴザイマス。」


勝てる訳もなく、楽に死ねる事もない闘い?


3人は真夏のフォローに気づいた。


一番ボロボロで動いている事すら不思議な真夏がニューサウザントクラス9人を相手にしながら自分達のフォローをしていたのだ。


「なんででゲス真夏さん?」

「そんな状態で何で俺達を?」

「ワット、カバウノデスーカ?」


真夏は答える。

「面白そうなんに混ぜろと言った、仲間に入れてと言った、群れの仲間は殺させない。

これが私の常識。

そしてプライド。

こんな戦闘より楽しい事がいっぱいあるよ。

歓迎会の焼肉パーティももっと楽しい。

期待してて欲しいな。」


3人は驚いた。

今日たまたま参加したわい等が仲間やと?


万導達は何度も死にかけた。


その中には一思いに死ねそうな攻撃もあった。


この辛さから解放してくれる筈のそれを助けてくれた真夏に嫌気がさしたくらいだった。


そんな自分達が情けなくて情けなくて仕方ない。

「お前等まだまだいけるだろ!」

「当たり前でゲス!」

「あたいを舐めるんじゃないとよ!」


3人が残ってもいない残りの力を振り絞った時、遠くで大爆発が起こった。


「何事でゲス。」


「あれは火属性魔法の爆発、どうやら我等ロイヤル戦士ニューサウザントクラスの仲間があなた達の仲間を仕留めたようです。」


なんという事だ、これで援軍も期待出来なくなった。


万事休す。


万導も田中もシャルロッタもそう思った。


真夏は吠えた。

「ううん、あれは仲間が敵を倒したという証拠。

もう少し頑張って、仲間が来る。

真夏が弱いせいでみんなに怪我させちゃってごめん。」


「何を言っているのですか?

あれは私達の仲間の魔法ですよ。

あなたの仲間は死んだのです。」


「黙れ。」

真夏は更に吠える。


そして今日一番の力を込めて、残った全ての力を込めて必殺技の準備をする。


「みんな大好き主はもっと大好き砲!充填開始。みんな伏せて。」


「1%!10%!100%!1000%!!!」


キュイーーーン、ドカーーーン。


口から放たれた光線は、大爆発を起こし、ロイヤル戦士ニューサウザントクラスを3人戦闘不能にした。


そしてそのまま真夏はその場に倒れ込んだ。

「ごめん、力を使いきっちゃった。

仲間には位置が伝わったと思うから、少しの間よろしくね。」

真夏はそのまま意識を失った。


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