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ほのか熱く勉強する。

火の精霊ほのかは、生まれてはじめて火を怖いと思った恐怖した。


ニカナーノに指定された3人は全員火属性だった。

最初は余裕だな、なんで三蔵が来るまで時間を稼げと言われたんだろうとニカナーノの采配ミスだと思った。


闘いはじめて3分。

ほのかの顔から笑顔が消えた。それどころか怯えていた。


3人の火属性魔法の威力。


火の精霊ほのかは火に触れてもダメージを受けないどころか、回復する。

回復する筈だった。


ほのかははじめて火の本質を知った。

熱、煙り、爆発、爆風、爆風に乗って飛んでくる岩や石、引き起こされる無酸素状態、その他色々。


火の精霊である自分より火に詳しい。

そんな屈辱を感じている余裕もなかった。

3人の火力は馬鹿げていた。


三蔵が来るまで待て。


ほのかは改めてニカナーノの采配ミスだと思った。

何度も何度もシミュレーションしてみたがミスだという結果以外導き出せなかった。


まず三蔵が来るまで私は生き残れないだろう。

そして例え三蔵が来たとしても何も変わらない、この3人には勝てない。

ダメだ、ニカナーノの采配ミスだ。


ニューなんとか三人相手に勝てるわけがないのだ。

そもそも火の精霊である自分ですら火属性の3人相手に何も出来ないのだ。

真夏はさらにその上12人担当だった筈だ。生きて待っているはずがない。既に死んでいてもおかしくないのだ。

12人相手に私の到着を待つ。

ニカナーノは何を言っているんだ?

私が真夏に合流出来たとしても何も出来ないだろう。

私は火属性3人相手に生き残る事すら難しいのだ。


そこで私は気がついた。

真夏は私よりキツイ12人を相手に私を待つという作戦だと言う事を、真夏は私よりキツイ。


たった3人相手に愚痴など零してはいられない。


「私はイフリートの玄孫。

火の精霊ほのか。私を知っていての狼藉か!」

ただの嘘だった。

でも良いのだ、嘘でも何でも出来る事は全てして三蔵を待つ、こいつらを倒し真夏のもとへ向かう。


いがいな事に3人は攻撃を止めた。

やったー、大成功。


「自己紹介もなく失礼致しました。

私はロイヤル戦士ニューサウザントクラスの…。」

3人は自己紹介をはじめてくれた。

うんうんなるほどなるほど。


ほのかは出来るだけゆっくり頷き3人の自己紹介を聞いていく。


「火属性魔法の真髄は心の熱さ。いざ尋常に、勝負!」

自己紹介が終わってしまった。

しかも、また闘うと言っているんだ。


ほのかは慌てて止める

「ちょっ、ちょっと待たれよ。3人同時というのはだな、あっ熱くない。1人ずつお前達の熱い想いを受け止めたいのじゃ。」


「なるほど。しかしこれは任務の一環であります。全員で全力を尽くさないのは熱くありません。」


何でこいつらはこんなにも熱いのにこだわっているのだろうかと疑問に思いながらほのかは何とか時間をかけさせる。


「そうだな。では最初に1人ずつ魔法を放つがよい。その後、改めて3人で来るがよい。その方がより熱くていいぞ。


「わかりました。では、私から。」


「あー、せっかく火の精霊である私に挑むのだ。しっかり今までの人生を想い、しっかり瞑想してから撃つがよいぞ。しっかりだぞしっかり。」


ほのかはない頭を使って時間をかけさせる。


1人目の瞑想が終わり、詠唱をはじめて手に魔力を集めはじめた。


正直ほのかも知らない詠唱を終え魔法を放つ。

避ける事も防ぐ事も出来ずほのかに魔法が直撃した。


でかい炎が舞い上がり大爆発する。

「きゃぁぁぁぁあああーー。」

ほのかは何とか耐えた。


そして2人目が瞑想をはじめる。

ほのかはバレない様にこっそりと自分に火を纏い回復する。


「では参ります。」

今度はまたさっきとは別のほのかの知らない詠唱をしている。

ほのかはまださっきのダメージが回復しきれていない。

「いやぁぁぁあああーーー。」

ほのかは何とか耐えた。

大爆発が起こる前に何故か全回復した気がしたのだ。

そして3人目の瞑想が終わり魔法が放たれた。

ほのかは今度はちゃんと見ていた。

魔法が当たり炎が上がった瞬間は回復できた。

その後周りの酸素が燃え尽くされて無くなり苦しくなる。

そして残った高熱に酸素が戻った瞬間に爆発する。

この爆発の衝撃波や飛んできた石などによってほのかはダメージをおい、その後煙により苦しくなった。


なるほどなるほどなるほど。

ほのかは今更になって火の性質を学んだ。

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