モブなんて1人も居ない。
ニカナーノの指示は的確だった。
敵との相性だけではなく、仲間との連携も考えられており、特に意識しなくても前衛後衛の役割り分担が出来た。
みんながニカナーノを信じていた。
その筈だった。
確かにすぐに倒される事はなかったが、それでもキツイのだ。
紙一重。
聞こえはカッコイイが本当にギリギリで生きてるだけだった。
狙って紙一重なわけでもなく、紙一重で避けられているわけでもない。
本当に、道具も魔法もグループ内のコンビネーションも全て使って紙一重でギリギリ耐えていた。
生きているだけで奇跡そんな状態だった。
敵の魔法を受けてグループごと吹き飛ばされた。
意識が朦朧とする中、敵が迫る。
仲間も少し離れた位置に吹き飛ばされもう援護も期待出来ない。
今度こそお終いだった。
その瞬間仲間達との焼肉パーティが脳裏に浮かぶ。
お頭の顔が浮かぶ、ニカナーノの顔が浮かぶ、ニカナーノのおっぱいが浮かぶ、ニカナーノのおっぱいが浮かぶ。
あのおっぱいを揉むまで死んでたまるか。
「男は叫んだ、我等ニカナーノおっぱい親衛隊!」
男は素手で相手の剣を掴んだ。
白刃取りなんかじゃない、血だらけだった。
激痛が走り出血大量で手の感覚がなくなった。
それでもその手は離さない。
「我等ニカナーノおっぱい親衛隊!」
仲間が敵に体当たりをして押し倒した、
そしてそのまま魔法を使って自分もろとも相手を燃やす、燃やす、燃やす。
「ほのかの貧乳、世界一!」
すぐに仲間が駆けつけてきて、とどめを刺した。
駆けつけた仲間が2人を治療する。
命に別状はないが、戦闘どころかもう一歩も歩けない。
「ニカナーノが勝てると言ったんだ。
ニカナーノの采配でこんなにギリギリだったんだ。
他もギリギリの筈だ。
ましてや残ったお頭達はもっときつい筈だ。
ニカナーノは休んでないで、すぐ次に駆けつけろと言った。
我等ニカナーノおっぱい親衛隊!
休んではいられない、行くぞ。」
この国の男には二通りしかない。
ニカナーノの巨乳かほのかの未来系貧乳である。
女性よりも男の数が圧倒的に多いこの国では、男の欲望は、無限のパワーを秘めていた。




