ロイヤル戦士ニューサウザントクラス。
生き残ったキョトウの兵士達は、砦の後方にあった小屋を襲おうとして、A級ハンター達に止められた。
奴隷達を兵士に渡し士気を回復させ、残された物資を奪って軍を立て直すつもりだった。
彼女達は既に奴隷ではないと言われギルドに拒否される。
せめて物資を寄越せと小屋の中を見て、指揮官達は唖然とする。
小屋には何もなかったのだ。
あの砦は最初からああ使うつもりだったのだと理解した。
根野菜で籠城するなど言っておきながら、あの時から敵の手の中だった事を。
あの時から戦争ははじまっていたのだ、いやもっと前からだろう。
部隊の人数はまだまだこちらが上である、それに本陣にもまだ100人残してきている。
このまま本国に帰る訳にもいかないし、今からでは援軍を呼ぶにも時間がかかる。
そして、本国もこんな勝って当たり前の戦争とも呼べないものに援軍派遣の準備などして居ないだろう。
まだ戦力は3~4倍はある。
怪我人の中にも2、3日休めば動けるようになる者もいるだろう。
本陣の100人は何もしていないで休んでいるのだし、いくら士気が低くても全然勝てるはずなのだが、それでも悩む。
するとそこへ、本陣の100人が到着した。
本陣の移動命令は出していない。
何事かと思いながら、そちらへ目を向けると、そこには金色の鎧を着た20人が立っていた。
ロイヤル戦士ニューサウザントクラスである。
ニューサウザントクラスは、真夏事件の報復にデッカーザッカーに攻め込んでいた。
1年経たずに3つの街を攻め滅ぼし帰還、そのまま真夏討伐の為にこちらに向かっていてちょうど今到着したのであった。
ニューサウザントクラスは生き残りの兵士から各部隊の部隊長や指揮官など、経験者を選抜し部隊を立て直した。
負傷者を本陣待機組だった新人兵に治療させる体制を作り、ギルドに新人兵と負傷者が襲われたら保護をしてくれと依頼した。
ギルドは奴隷紋の消えた女性達を認めさせる事を条件にこれを承諾したが、一部噛み付くハンターが居た。
真夏と闘いたい戦闘狂ハンター3人だった。
ニューサウザントクラスは彼等を全く相手にせずに、先に行っても良いし、楽しみを奪ってしまう礼に、なんなら俺達を襲って貰っても構わないと答え、俺達の逃げ込んだ北の森へ出陣した。
「あれが噂のニューナンチャラか、気にくわへんなぁ。」
「でも、どっちとも殺って良いといったゲス。楽しみゲス。」
「あたいはどっちかと言うとどっちもやるに賛成と。」
ニューナンチャラと戦闘狂3人の参戦により、戦争は激化の一途を辿るのであった。




