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煩悩寺の赤壁・水壁・油壁作戦。

いくら冷たい系メガネ巨乳美人と全裸コート美少女中学生と言えど、2人しか女性が居なかった国に突然100人の美女が現れ、祭りの様に偽砦はフィーバーしていた。


真夏は群れが大きくなった事を凄く喜び、尻尾フリフリ全開で走り回っている。


今までずっと奴隷だった美女達もはじめての恋を楽しんでいた。


どうせ勝てないとは思いつつも、キョトウに戻るよりは、俺達の勝利を信じてここで男を見つけた方がいいと考えていた。


ずっと奴隷だった彼女達には、絶望的なこの戦争も光り輝く希望に見えていたのだろう。


抱き合ってキスする者達まで現れた。


もうみんな動物の様に本能だけしかない様だった。

もうここは本能寺…、いや縁起が悪いので煩悩寺と名付けよう。


宴会や秘め事がはじまる前に、俺と三蔵とニカナーノはそれぞれ部隊に指示を飛ばし、ギルドのハンター達には後方の小屋へ女性達を連れて行ってもらう。


中には既に泣いて抱き合い、あなた必ず生きて帰ってきてね。などと言っている者達もいた。


太陽も沈み暗くなってきた頃、

突然笛や太鼓の音と共に敵軍の船が進軍を開始した。

全く負ける事など考えていないのだろうか、大きな船には松明まで赤々と燃えている。


俺達は川岸まで出陣し弓を放ち、あちらもそれに応戦し弓を放つ。

多勢に無勢だが、こちらは少数なので守り易く、しっかり土魔法で土嚢を築いて

弓を放つ。俺の横では弓のうまい火属性の彼が火矢を放っている。


こう文字にすると善戦している様だが、絶望的な状況だった。

土嚢のおかげでこっちに負傷者は居ないが、こっちも相手をほとんど倒せてはいないのだ。

相手は若い新兵に実戦での弓の練習をさせている様にしか見えない。


ニカナーノのスキルによると敵は100人を本陣に残して400人で攻めてきている。

それに対して、こちらはたった40人。

向こうが練習気分なおかげで、なんとかなっているだけだった。


戦況が動くきっかけになったのは、やはり火矢だった。


これぞ、赤壁の攻撃である。


船に火がついたのである。

若い兵士達ははじめて火攻めに混乱している様だ。


この隙にどんどん船に火をつけるが圧倒的人数差。

徐々に落ち着きを取り戻した敵にさっさと消されてしまった。


大成功とは言えないが少し敵兵を減らせたので赤壁作戦成功である。


そして弓戦の練習をやめた敵は、船を進めて、今度は遠距離魔法戦の練習を開始した。


これにはこちらは対応出来ない。

仕方なく真夏に伝令を任せて、川岸から攻撃しつつ後退した。


真夏の伝令を受けた三蔵他7人は川の上流で次の作戦を開始する。


わからない様に少しだけ堰き止めていた水を開放すると同時に、水魔法と風魔法で川に洪水を起こした。


これぞ、水壁の攻撃である。


普通でも怖いのに暗闇の中の洪水である。

しかも先程の赤壁攻めを新兵達は川の水をかけ消していた。

これは流石に効果があり、舵を失った二隻がぶつかって沈没した。


たった二隻とはいえこちらは50人。

水壁作戦成功である。


すると敵は本気になった様で、こちらに突撃してきた。


俺達は必死に走って川岸から離れ、計画通り木や草に隠れる。


敵船が上陸し兵が降りた所で、岸に設置しておいた。油の樽に火を着けて爆発させる。


これぞ、大樽爆弾壁の…。


何樽かは爆発して敵兵を減らしたが、残念ながら不発の樽も多く川岸を赤く染め上げただけだった。


俺達はさっきよりも必死に走って偽砦煩悩寺に撤退したが、敵は船から降りてこなかった。


失敗した油樽が偶然にも赤々と川岸を燃やしていた。

それに恐れを感じたのか、俺達のしつこいチクチク作戦に嫌になったのか、明るくなってから確実に戦力差を使って攻める作戦に変えたらしい。


追撃も考えたが残念ながら、敵も警戒しており隙がなく、俺達も三蔵達と合流し、偽砦煩悩寺で休息をとった。


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