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真夏との日々。

ガルルルル、ガルルルル吠える魔獣に、優しく「大丈夫よ。」などと話しかけながら近づいて、噛まれた後も優しくお腹を撫でてあげて魔獣を落ち着かせたデブの話しで街はもちきりだ。


なんかごめん。

俺が美少女だったら名作確定なのに。

なんかごめんなさい。


魔獣が隣の国デッカーザッカー国の者に奴隷紋を刻まれて操られていた事をギルドに報告した俺は、魔獣と街の外に来ていた。


「なあ、大事な事だから一応聞いておくがお前はメスで人間の美少女に変身する能力があるんだよな?」


「いや、ないですよ。僕オスですし。」


いつになったら、俺は美少女奴隷に囲まれて、学園生活をはじめられるんだ。

これじゃ詐欺じゃないか、新手の異世界詐欺だ。

大体アリスティーナ様はいつ再登場するんだよ。巨乳露出狂女神早よう。


考えてみれば結局俺は1人じゃねえか。

最近アレックスと焼肉隊とも会ってないし…。などと考えていると魔獣が俺にそっと近づいて来たので頭を撫でてやる。


モフモフとこの尻尾フリフリがたまらないな。


「ねえ、僕に人間みたいな名前をつけてよ。」

そうだないつまで魔獣じゃかわいそうだ。


「よし、お前は真夏だ。

お前に抱きついてると暖かいし、元気に明るく育って欲しいからな。」


「わーい、ありがとう。真夏って呼んで、いっーぱい呼んで。」

「おう。真夏、真夏、真夏、超絶可愛い真夏!」

「エッヘッヘー。」


今回の騒動を黒幕まで暴いて解決した報酬に俺は爵位を与えられ、何もしなくても月々銀貨30枚が支給されるようになった。日本円でいうと3万円である。

貴族とはいえ1番下。

以外とケチくさい金額であるが何もしないで貰えるのは嬉しい。

ギルドカードもB級に上がり各種税金も免除である。

ちなみに実力が俺自信にもまったくわからないが、『不老不死』と『吸収』を除けばE級くらい、二つとも戦闘向きのスキルじゃないがスキル込みでD級くらいだと思う。ムカつく事にニカナーノはなかなか見る目があるようだ。

当然真夏はA級の実力があるが、真夏は大事な俺のペットだ。

そんな危険なクエストはさせられない。


そんなこんなで現在俺は真夏と供に街の門の外で野宿していた。

1番下とはいえ貴族なのに野宿である。

原因は真夏。

真夏は魔獣なので宿に泊まれないのだ。

こんなにかわいいのに。


「ねえねえ、なんか芸を教えてよ。」

「よーし、シェイクハンド。

おかわり。ちんちん。取ってこい。

死んだフリいくぞ、ズッキューン。」


「あははは、あはははは。

って、そういうのじゃないよ。

戦闘とかに使えるヤツだよ。」

「えっ、シェイクハンドだめか?」

「うーん?シェイクハンドはいっぱいして欲しいけど、戦闘とかの教えて。」


E級レベルの俺が、A級レベルの真夏に教えられる事など何もないのだが…。

真夏に本を読ませる訳にもいかないしな。


「スキルと魔法の属性は何持ってるんだ?」

「えっ何それ?」

真夏は魔獣だから練習してやれる事がやれる事でスキルとか意識して考えた事がないそうだ。

俺も最近知ったばかりだから無知2人のパーティになってしまった。


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