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奴隷紋と契約紋

「チュンチュン、朝だー!今日も虫食うぞ!」


俺は結局徹夜で本を読んでしまった。

うん、よくある失敗の代表だな。


手の中の本は光り輝いて俺の体の中に消えていく。

本棚が必要ないのは便利だが、消えてしまうのは少し悲しいが仕方ない。


今日はもう一日寝てよう。

ギルドの仕事は毎日行かなくて良いから素晴らしいな。

ダメ人間にならない様に注意だな。


「おい、やべえぞ魔獣だ。」

「虫食ってる場合じゃねえ。」

「飛べ飛べ移動だ移動。」


眠いのになんか外の鳥が騒いでいるなあ。

あれ?鳥の言葉までわかるぞ。

あー、だからあの本高かったのか。

おやすみなさい。


ビビビビビビビーーーー!

突然の爆音に眼が覚めると既に夕方だった。

ギルドカードが何故か赤く光りビビビ鳴っている。


緊急招集だ。


俺はこの街がどうなろうと別に困らないのでとりあえずゆっくり支度してギルドへ向かった。


ギルドの中に入るとテーブルにたくさんのA級ハンター達が座り会議していた。


とりあえず話しを聞いてみると、どうやら強力な魔獣の子供が街の近くを歩いているらしい。


歩いているだけなら別にいい気もするが、その魔獣はとても強力で近くにいるだけで生命力が吸われるらしい。

まったく迷惑な奴だな。


通常なら国とギルドの共同戦線になるのだが、魔獣はまだ子供。

国はお金払うからギルドの連中だけで行ってこいとの事。


こうしてA級ハンターが集まっている訳なのだが、何故俺が呼ばれたんだ?


まあいいか。

今回は国の依頼で報酬もいいし、

俺は丁度お金を使っちゃった所だしな。


これだけ大勢のA級ハンターが居れば大丈夫だし、後ろの方から援護でもしながら見ていよう。

最悪の場合でも痛みはあるがスキル『不老不死』がある。


という訳で俺はA級の人達と現場に向かった。


現場に着くとそこには小さな狼の様な魔獣がいて、先に出発したハンター達と死闘を繰り広げていた。


そして俺は気づいた。

絶対俺には無理だという事に。


さすがに見えない程動きが素早いとかはないが、速い。


そして戦っているハンター達もみんな人間離れしていた。

これがA級の世界なのかと本当に驚いた。


血だらけで後方にいる俺たちの方へ戻ってきて、治療を受けると笑顔で戦線へ戻っていく。

久しぶりに本気を出せて楽しくてしかないそうだ。

中にはわざわざ接近戦を仕掛ける魔法使いまでいる始末だった。


「ガルルルルー、やめてよやめてよ。」


おいおい、魔獣の方が嫌がってるじゃないか。


俺は安全が確保されているのがわかったのでさっそく犬とかの言葉がわかるスキルを楽しんでいた。

魔獣の言葉もちゃんとわかる、さすが7000万だ。


「ガルルルルー、体が勝手に動くんだよ。助けてー。」


体が勝手に動く?

どういう事だろう?


「おーい、狼。なんで体が勝手に動くんだ?」


「僕の言葉がわかるの?聞いてくれる?

なんか人間にお腹に変なのつけられてから体が勝手に動くんだ。助けて。」


変なの?

あっ!毛でよく見えないが、よく見るとお腹に紋章が刻まれてるな。

あれは昨日読んだ本に書いてあった奴隷紋だな。


「それ消すには上書きしなきゃいけないから、俺のペットになっちゃうけどいい?」

「どういう事なの?」


「お腹の紋章は奴隷紋って言って強制的に命令を聞かせるやつなんだ。それ消すにはそれを付けた奴を倒さなきゃいけないんだけど、ここには居ない見たいだから、より強い紋で契約して上書きで消すしかないんだ。」


「わかったー。助けてくれるならペットになるよー。」


俺は前へ出た。


そして契約紋を魔獣のお腹に刻もうとして噛まれた。


「なっなっなんで噛むんだよ、話しが違うだろ!」

「ごめんなさい。体が勝手に動くんだもん。」


数々の劇痛を味わった劇痛マイスターの俺は噛まれながらも、契約紋を魔獣のお腹に刻んだのだった。


よく好きな本の発売日を楽しみにして購入し徹夜で読んでしまいます。

疲労ともっとゆっくり楽しめば良かったと2つの意味で反省します。

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