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ギルドは想像以上だった。

俺はアレックスに貰ったこの街の簡単な地図を見ながらある大きな建物の前に辿り着いた。


看板には?ル?と書いてある。

うん、ギルドだろう。


建物の中に入るとそこは塾か大学の様に長い机と椅子がたくさん並べられている。

よくあるアニメのギイドとは違い、特に酒を飲んで騒ぐ様な連中も居ない。


俺は受付に向かい受付のお姉さんに声をかけた。


受付のお姉さんは知的メガネをかけたちょっと冷たい感じのする美人で残念ながら巨乳であった。


俺は貧乳好きで巨乳には興味がない。

巨乳はアリスティーナ様以外は認めないのだ。


「ハイイーキョ村の方ですね。お話は伺っております。この度は大変な目に遭われてお体はもう大丈夫ですか?」


「はい。」


「武器は剣と魔法と伺っておりますが、確認のためこちらの機械に魔力を流して下さい。」


「はい。」


俺が機械に手を触れると機械はほのかに光り出した。


「では、こちらにお名前と生年月日、出身地をご記入下さい。」


「あっ…、すいません記憶がなくて文字も…。」


「大変失礼しました。ご苦労お察しします。こちらでご記入しておきますね。」


あれ?俺の名前わかるのか?

そういえば俺の誕生日っていつなんだ?


さっきの光った機械か、異世界すげーな油断してるとスキルとかバレそうだから気をつけないとな。


誕生日はカードが発行されたら即見よう。ちゃんと数字は読めるようになったしな。


「あと武器は双短剣、スキルは魔法のみで、魔法属性は秘密でお願いします。」

俺はアレックスさんに教わった通り念のため嘘を混ぜて伝えた。


「秘密ですね。もちろん仕事上隠す事も必要ですがギルドカードは身分証を兼ねておりますので、ランクアップ時にしか書き換え出来ないので注意して下さいね。」


「はい。」


「では作成しますのでしばらくお待ちください。」


しばらくして機械から金属製のプレートが飛び出した。


すると受付のお姉さんが急に笑いだしながら告げる。


「クックックッ、ほら出来たぞデブ。ハーッハハハハッ笑」



俺は何が起きたのか理解出来ない。


「あー、お前バカだから文字読めないんだったな。読んでやるよ。」


そこにはこう書かれていた。


ギルドカード

名前デブマックス

超年デ月ブ日生まれ

デブバカ村出身

スキル

デブ デブ

バカ 文字の読み書きすら出来ない


後は双短剣と魔法(秘密)の欄に丸が付けてあった。


えっ?


なんでわざわざこんなガキみたいな嫌がらせするんだ?


まあ、いいだろう。

文字をまだ覚えていない俺も悪いし。


どうせランクアップすれば直せるんだ。最初はH級(見習い)からだ。

確か依頼を三回達成すればすぐに上がると聞いた。


魔法の本も読みたいし、この際だし文字もマスターしよう。


「ほら、特別にD級冒険証にしといたから大事しなよ。」


デブだからD級ってか!

どうせならヘビー級とかボケろやメガネブス。


あー辞めだ辞めだ、さっさとハイイーキョ村に帰って1人で生きよう、こいつらマジでクソだ。


そう思ったその時、俺はいきなり後ろから刺された。


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