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首都キョトウと兵士達。

首都キョトウの入り口の門の前を馬車はわざとらしいくらいにゆっくり進む。


歩く兵士はドロだらけで槍を杖代わりにして足を引きずって歩く。

まるでゾンビの様だ。


そして首都の中央にある大きな建物の前で待ち受ける偉そうなローブ姿達の前で停止する。


真ん中に立つローブ姿の年寄りが話し出した。

「部隊が少ないがどうしたのだ?報告しろ。」


そしてアレックスは大きな声で任務成功を報告した。

「ハイイーキョ村を占拠した魔物は千体以上!小さな村への襲撃にしては有史以来過去最悪の状況でした。

我々は1度体制を立て直すべきか検討しましたが、このままでは首都にも危険が及ぶかもしれない事を考え、勇気ある隊長達に続き、誰1人の反対者もなく、一致団結して決死の覚悟で魔物の群れへ突撃し、たくさんの犠牲を出しましたが、任務を達成する事が出来ました。」


女神アリスティーナの裁きを受けなかった心の綺麗なはずの焼肉仲間達がこれ以上ないくらいの嘘を次々と報告していく。


貴族の〇〇は孤軍奮闘の働きのうえ戦死だの、〇〇は仲間を庇い自ら魔法を暴走

させて自爆だの言いたい放題だった。


そして俺は唯一の村人の生き残りで魔物とは思えぬ程の頭の良い大幹部により、デザート用に魔法で太らされ、ショックで記憶すら失っていると報告されのだった。


その夜、俺はまだアレックス達焼肉仲間達と一緒にいた。


アレックスは

「田舎者の正直者から見て軍はどうだった?」と笑った。


アレックス達の報告により部隊は激戦の覇者となり、子供達(五男や六男程度)を失った貴族達にも勲章が与えられた。


これにより生き残った兵士達に貴族の親達が文句を言う事もなく、死んだ商人達の遺族も免税やら国の御用達などを貰った様だ。


俺も悲劇の村人の生き残りとして特別にギルドカード(身分証)が貰える事になった。


俺は全てを理解したうえで兵士達に言った。


「今日はもちろん勝利を祝って焼肉なんだろ!」

「うおおおー!!」


♫やっ、やっ、焼肉パラダイスー。

♫やっ、やっ、焼肉パラダイスー。

♫焼肉ちゃん、焼肉ちゃん、焼肉パラダイスー、イエイ♫

♫俺とお前の仲ならばどんな時でも答えは1つさぁ、焼肉行こうぜ!


焼肉仲間達によればギルドはギルドで色々酷いらしい。

今日で焼肉仲間達ともお別れだ。


明日からホテル住まいになるし、

いよいよギルドにも行く。


この世界の人間達は酷い連中ばかりだ。


焼肉仲間達でさえ身を守る為に酷い嘘を報告している。


明日からはまた1人、気を引き締めいくぞ。


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