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焼肉とぞーさんは大人気。

♫やっ、やっ、焼肉パラダイスー。

♫やっ、やっ、焼肉パラダイスー。

♫焼肉ちゃん、焼肉ちゃん、焼肉パラダイスー、イエイ♫

おっさん達の声が廃墟となったハイイーキョ村に響き渡る。


当然だがあのモンスター襲撃以降ハイイーキョ村がこんなに賑やかになったのははじめてだった。

別に正直なところハイイーキョ村にそんなに思い入れがあるわけではないのでどうでもいいが…。


白大猪の焼肉パワーは凄まじく、俺と兵士達はすっかり焼肉仲間になっていた。


そして明日はいよいよこのハイイーキョ村から首都キョトウに向けて出発する。


あれからアリスティーナ様からの連絡はまだない。


俺も兵士達と一緒に首都キョトウに行く事にした。


ただの焼肉仲間とはいえ、俺にはこの世界に彼ら以外に知り合いはいない。


色々教えてもらった結果、この世界でも身分証くらいは持っといた方が良いと思った。


しかも、ギルドに登録すれば身元不明の記憶喪失者と言えど身分証作れるらしい。


俺は首都キョトウでギルドに登録して身分証をゲットして、少しだけ仕事してみるつもりなのである。


そして出発して馬車に乗る事6日間。


夜の7時頃トーナリ村に着いた俺に早速試練が降りかかる。


村人達が兵士達を迎える為に村の入り口に集まっているのだ。


当然女性もいる。


俺はクソデブなのに、裸にボロボロになったカーテンを巻いただけの変態姿だった。


今までは廃墟だったし、男の兵士ばかりだったから気にならなかったがここは普通の平和な村。


馬車から降りられない。

馬車降りたら速攻で捕まる。


「アレックスちょっと助けてお願いします。」


何とかアレックスに事情を話してもらい馬車から降りた俺を村娘達は凝視する。


バカでかい腹を見られているのだろうか?


それとも股間を見られているのか?


どちらかわからないのが唯一の救いだった。


そして服屋の店主による衝撃の一言。


「あんたのサイズなんかないよ。オーダーになるから3日間はそのままで居てくれ。


兵士達は5日間この村に滞在する。


お金もあの拾っていたコインがやはりお金だったようで足りた。


なんとかなりそうだ。


それから数日。


「カンチョー!」ズボッ!

元気な村の子供達の声で起こされる。


「尻叩きだー。わーい。」バチン!

カンチョーする子、棒で俺の尻を叩く子、枝で俺の股間を突っつく子。


俺はこの村で大人気者になっていた。


初日到着したのが夜だったので見え辛かった股間も、翌日は清々しい朝日の中、村人中に晒される事になった。


異世界だからだろうか、村娘達もガンガン俺の股間を見て大きいだの小さいだの笑っている。


この体型のせいで、性的対象と見られないために余計に遠慮のない股間談議がはじまっているのだ。


結局新しい服が出来たのも出発直前で、まる5日間トーナリ村は俺の股間フィーバーが続いたのだった。


裸でテコ入れしまし…、暴走話でした。

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