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8.


森から少女の姿が消えて。

もうしばらくと時が経ったが。

森のピエロはきょうもひとり。

広場で少女を待ちつづけている。

きょうは来るのか、来ないのか。

ひとりで少女を待ちつづけている。

芸を忘れた不思議なピエロ。

うさぎがでてきて、やあねえ、やあねえ。

イタチがでてきて、やあねえ、やあねえ。

森のみんなはとてもしょうじき。

だからピエロは気がねなく。

きょうもひたすら待ちつづけている。


森のピエロは思い出す。

いつしか少女は言っていた。

ねえ、あなた。

こんどわたしの街へと来てよ。

街のみんながあなたを見たら。

きっとかならず人気者になるわ。

少女はいつも街から来ていた。

街がどんなところであるのか。

ピエロには知る、はずもないが。

少女がいるならいってみたい。

少女がいるならいってみよう。

森のピエロは森を出た。

生まれてはじめて森を出た。


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