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03-2

クシちゃんの独り言パート

私はログアウトしてすぐに脱退届けとも言えるような文章を書き始める。本当はすぐにでも行動したいのだが、さすがにこのままクラスティ君に全てを投げつけていけるほど礼儀知らずではない。


いくらギルドマスター権限であっても、突然ギルドメンバーを除名扱いしたのでは悪評が立ってしまう。なので、私が反省の意を込めて自分から願いでた、とすればなんの問題もない。


今回の騒動の内容はギルドの極限られたメンバーしか知らず、さらに会議の内容はほぼ外にでることはない。なので他のギルドメンバーは私が何をしたかはわからないが、メインスタッフが処罰を受けたことだけは知れ渡る。


これで『最低限の規律を守らなければ、誰であろうが処罰される』という意識をギルド全体に与えることができる。


これはギルドがこれ以上大きくなる前にしておかなくてはならないと思っていたが、まさかこのような形になってしまうとは。まあ、どうせ私が問題を起こす事にしていたのである意味、ちょうど良かったかもしれない。


そんなことを考えながらも、クラスティ君に贈るメールが仕上がったので、躊躇なく送信ボタンを押す。


正直、こんな事は大した事はない。むしろ大変なのはこの後だ。

それは私は今から悪魔と取引をおこわなければならないからだ。


もちろん部屋の真ん中に魔方陣を描いたり、生贄の用意をする必要はない。なに手順はごく簡単で、ある道具を使って悪魔と直接会話すればいいだけだ。

正直、代償に何を求めてくるかわからないし、そもそもその悪魔が私の願いを叶えてくれるかわからない。


しかし私には他に手段がないのだ。



そして私は悪魔と取引を始める


ピ、ポ、パ、ピポ

トゥルルル

ガチャ


『あ、ヤエ!山ちゃんの住所教えて!』



実は先月、初めて山ちゃんを誘ってオフ会を行ったばかりだったりするのだ!しかし当然リアルでは初対面のため、お互いのプライベートはあまり話してはいない。なので私は彼女がオフ会の会場から電車を使えばそれほど離れてはいない所に住んでいるらしい事と、私と同じように一人暮らしをしていることしか知らない。


だが、解散した後にヤエから一通のメールが届いた。


『ミサミサの住所ゲットだぜ!』


次の日、私は山ちゃんに詐欺には気をつけるように注視しておいた。



結果、悪魔もとい私の親友ヤエは私の願いに応えてくれたが、やはりこの代償は高くついた。


それでも私は後悔しない。


これからの<D、D、D>には彼女が必要なのだから!


なにより、私のかわいい後輩なのだから!!

一体、山ちゃんの身に何が起こったのか!?


次回予定(未定

山ちゃんのお宅訪問

もしくは、悪魔との取引

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