03-10
前回に引き続き、無理矢理な話になりました
ギルドの上層部とか派閥とか、丁度いいからギルドを抜けるとか、説明文が長くなりすぎる上に、表現出来なかったので諦めました
「ッ!仕方がありません。クシ先輩のことを完全に誤解し『姫』などと呼ぶ人がいるかもしれないことを考慮しないわけもなくもないことなのはわかりました。そのことについては後できちんとギルド全体で対策するとして、ですがそれだけで今回のことにクシ先輩が関わっているかもしれないという可能性があったとわかっただけでは?」
「確かに少々遠回りし過ぎましたね。あまり時間も無くなってきたので、今回のギルド<DDD>に起こったことを簡潔に説明しますか」
「ここ数日の間で何があったんですか!」
「新規レイド戦術『フィールドモニター』。その正式実践の指揮をしたのが、『ギルド上層部』で極一部から『ヒメプレイヤー』と誤解されている『櫛八玉』」
「しかし、予想外の事態により新戦術での攻略が不可能と判断され、『フィールドモニター』モドキでの攻略を余儀なくされた。新戦術の実戦投入は『失敗』という結果になった。しかも『フィールドモニター』の戦術が『櫛八玉』のプレイヤースキルと相性が悪いことが判明した」
「そこでちょうど良い機会だからと、以前より考えていたギルドからの脱退を申し出た。どうもギルドマスターには話はしていたとか」
「ただ『櫛八玉』はしばらく野良でプレイして昔世話になったギルドへ戻ろうかと考えていたようですが、彼女と関わりの深いメンバーも同時にギルドから抜けて、暫く固定野良として活動すると言い出したらしいです」
「その結果、『櫛八玉たち』が同時にギルドを抜けることとなりました」
「以上がここ数日にギルドで起こった出来事です」
「・・・」
「ただし、その事実を全て知る者はギルド内では数人しかおらず、憶測のみが噂としてギルド内外に伝わったのです」
「・・・」
「あ、ちなみにギルドから抜ける理由の一つは『フィールドモニター』の指揮を高山三佐が行うと自分に気を使って実力を発揮できないかもしれないことらしいですよ」
「・・・私は」
「高山三佐さん、もう夢を見るのを止めて現実と向き合う時がきたのです。いい加減、目を覚ましましょう」
「・・・」
「あ、ようやく起きたみたいだね。なんかずっとうなされてたけど、もしかして悪夢でも見てた?」
「クシ先輩・・・」
「ん?どうした」
「それなら、なんで早く起こしてくれなかったんですか!!」
「え!?いや、ちょうど朝ごはんの用意し始めたところだったから、作り終わってから起こそうと思ってね」
「・・・、ではその悪夢のことで聞いておきたいことがありますが、とりあえず、おはようございますクシ先輩」
「何かよくわからないけど、ちゃんと目が覚めたようだね、おはよう山ちゃん」
題名が『03-』シリーズだったのが山ちゃん夢ターンに変わったら『09-』シリーズになっていますが、
言っとくけど、アレわざとじゃないんだからね!
本当に間違えただけなんだから、裏設定なんて勘違いしないでよね
『09-13』書いてる時に気がつきました
はい、単純に誤記です。すみません
あまりに都合の良い箇所のため、今更編集をする勇気がありませんでした