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09-10

話の本題を数回?に分けて書きますので、今回の話は無理やり切り分けました

久しぶりのギルドホール


数日ぶりなのですがなんだか違和感?がします


普段どの時間帯でも誰かはいるはずのギルドハウスのホール


もう結構な時間が経っているのに

でも今は誰もいない

正確には私ひとりだけ




<、、、>、<、、、>が入室しました



「今回の報酬はイマイチだったな〜」


「しょうがないよ、こっちは参加させてもらってる立場なんだから」


「マジ、あいつら下手なくせに解散する時に「次からはもう少し回復あつくしてくださいね」って、お前らがミスしまっくったせいだろうが!あー、ムカつく」


「確かにこっちも普通にスキル回ししてたら、ヘイト気をつけて、ってタンクに言われた。しかもあっちの方がレベル上なのに」


「俺らも他のギルドに移って固定に入れてもらうかなぁ〜」


「さすがにこのギルドには、これまでお世話になったんだから、今抜けるのはにちょっと悪いよ」


「でも今回は『上の人』が原因で戦闘組が結構な抜けたらしいじゃん」


「まあ、噂ではね」



おや?今まで見たことない人たちにですね。

それよりなんだかギルドに不満があるような聞こえますね。ちょっと話を聞いてみましょうか



「立ち聞きしてすみませんが、何かありましたか?」


「ん?」


「あ、こっちこそすみません、グチを聞かせちゃって」


「いえ、それより何か問題があったのですか?」


「あんたは『あの噂』のことしらないのか?」


「もしかして、久しぶりにインされたんですか」


「ええ、少しの間、休んでまして久しぶりに来たら人が少ないので何かあったのかと」


「あ〜、あんたも知らないくちか。このギルドデカすぎて上の方だけで盛り上がってんもんな」


「詳しくはわからないのですが、ギルド内で問題があったようで結構な人が抜けたらしいんですよ」


「え!そんなことが」


「ま、俺たちみたいなぶら下がり組にはそんなの関係ないんだけどな。ただギルドのイメージが下がるとメリットが減るのがなぁ」


「それでも中規模ギルドよりもいろいろ便利じゃない」


「ぶら下がり組?ギルドに問題があればギルドメンバーなら関係ない事はないのでは?」


「いやいや、ギルド機能さえ使えればギルド上層部のごたごたなんて普通興味ないっしょ。お前だってそうだろう」


「えー、興味ぐらいはあるよ。いちを入ってるギルドなんだから」


「え?お二人はまだギルドに入ったばかりなのですか」


「ん?結構前からいるけど?」


「そろそろ1年ぐらいかな?」


「十分にギルドの一員じゃないですか、それなのに何故他のギルドのことのように!」


「なに熱くなってんだ?俺たち本気組じゃないぞ?」


「まあまあ、落ち着いてください。それより噂のことでしたよね?」


「そうですね、失礼いたしました。で、その噂とは?」


「あーなんかヒメちゃんが騒いだとかだっけ?」


「確か、自分が役職だからってレイドで好き勝手やって貴重な物資を無駄にした、だったかな?」


「ギルドマスターであろうが個人で自由に出来る範囲では消耗品の配布は行っていないはずですが?ギルドの備品を使ったわけでなければ特に問題ないのでは?」


「ここ最近で<DDD>が参加したレイドは一回だけで、それもヒメちゃん発案の新戦術だったらしいぜ。当然、使ったアイテムはギルド持ち」


「別のギルドの知り合いから聞いた話ですが、その新戦術っていうのがレイド中は指揮官の命令に必ず従わないといけないって条件が付いてたらしいんですよ」


「ちょっと内容が違いますが、ここ最近で新戦術といえば『フィールドモニター』のことですか?」


「フィールドモニター?何だそれ?」


「あー、たしか哨戒班とかって単語は聞きましたね」


「ですが、『フィールドモニター』であれば、あくまでも監視や観察がメインで直接の指揮系統とは別れていたはずですが?」


「だから、そのモニターだかなんかは何なんだよ!」


「そっちはこの人が詳しく知ってそうだけど、噂になったのとは別のようだね」


「ちなみにその噂になったレイドに参加した方達の名前はわかりはせんか?特にその指揮官の方ですが」


「そうだな、名前は知らないがたしか上層部でデカい派閥持ってる奴だったはずだ」


「確か、ナントカ八玉って人じゃなかったけ?難しい漢字を使ってた」


「え!?もしかして、頭に付く漢字は『櫛』って書きませんか!」


「なにその漢字。初めて見たわ」


「えーと、自信はありませんがそんな漢字だったと思います」


「そうですか。ですが、私の知っている櫛八玉はそんな噂が立つような方ではありません。何かの間違いでしょう。それからギルドのメインスタッフに派閥なんてものは存在しませんし、どこを間違ったらそのようは間違ったら情報が出てくるのでしょうか。あと『姫』なんて文字はクシ先輩とは全くの無縁ですし」


「あんたさっきからなに言ってんだ?」


「あっ、もしかしてギルド上層部の方なんですか!し、失礼しました。すぐにギルドホールから出て行きます」


「え!?」


「うわ、マジか!失礼しました」


「ほら、さっさと行くよ。それでは失礼します」


「え?あ、急にどうされたんですか!?」




<、、、>、<、、、>が退室しました





「この数日でギルドになにが(一体なにがどうなっているのでしょう)」





分かる人には分かる話


この時の高山三佐には分からない話


そして次話に持ち越し

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