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色彩  作者: 猫屋大吉
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序開

太古の時代より色は存在した。

数有る色の中で最も多く語られ、比較されて来た色がある。

白と黒である。

その相反する色は 時に 光と闇、正義と悪、等、その比較対象はとどまる事を知らないかの様に続けられて来た。

人は どっち何だろうか?

善問答では 悪と言う。

仏を善とするからだろうか。

だが、黒なんだろうか。

灰色と言う人が大半を占める。

善を生み出す事が出来るからだろうか。

それなら元々は黒では無いのか。

生物は、生を受けた瞬間から生きようとする。

それが生命維持の活動となり、自我の根源と自然になって行く。

生物は、嫌な事はされたく無い、したく無い。

人間社会では許され無い。

人は絶えずそのジレンマと戦い続ける宿命を自ら作り出してしまった。

逃げ場としての場所を作る。

例えば、神の存在を作り出し、光と崇める。

光は白。

白を敬う事は、真逆に位置する存在だからかも知れない。

生物で有る限り黒では無いのか。

では、あっさり、黒で行こうでは無いか。

開き直って黒で生きる。

だが、道徳上、法律上・・・、

では、やはり、灰色なのか。

それも違う。


帯紙を用意して色を付けてみよう。

白を端から三分の一塗ってみる。

黒を白の反対側から三分の一塗ってみる。

灰色を真ん中から左右に三分の一を塗ってみる。

白は神の居る光の世界。

黒は悪魔の居る闇の世界。

白と灰色の境界、黒と灰色の境界は魍魎の居る妖達の世界。

残った灰色の世界が現世の生命体の世界。

グラデーションの様に白から黒へと繋がる灰色。

50%の位置が完全な灰色。


人はこのグラデーションの中を白へ向かったり、黒へ向かったりと移ろいでいる。

愛情、抱擁、希望、夢想、懇願、挫折、中傷、嫉妬、憎悪・・・、

考えれば数限りない言葉が羅列される。

愛情は憎悪を生む事も有る。

挫折は希望を生む事も有る。

その反対も当然、存在する。

白の中に黒を見い出す事、黒の中に白を見い出す事も可能だと・・・

誰かが言った。

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