魔法学校
ナヴァ魔法学校はナヴァ魔法使い養成学校の略称である。その内部には・・・
『魔法には3つの種類が存在する。
物体に直接的に影響を及ぼす物理魔法、
物体の内面、内部にのみ影響を及ぼす間接魔法、
そして、そのどちらにも当てはまらないものを不可魔法としている。
使える魔法は、当人の目と関連しており、
物理魔法のみ使える者は翡翠色、
物理魔法に加え、間接魔法も使える者は瑠璃色の目をしており、
不可魔法を使える者は、何色であるか分からない。
左右別々の目を所有している者が、不可魔法を2つ以上使用するケースも確認されている。』
(ナヴァ魔法学校 第1学年 魔法教科書(上) より)
・・・これは2ヶ月前に配られた物だが、読んだ時には衝撃を受けた。
瞳(星空 瞳)は瑠璃色、つまり物理、間接魔法を使える。
アリスは真紅、つまり不可魔法も使えるが、
俺が持っていた瞳は・・・
意識次第でいくつでも色の変わる瞳だった・・・
(この瞳を気味悪がられ、今まで俺は周りの奴らに散々虐げられてきた。だけど、この学校では違った。逆に、羨みや、尊敬の眼差しで俺を見てくれた。この能力はまだ操れていないけど、生徒会長として、この学校に恩返しをしなければ。)
・・・これが、快斗が生徒会長に立候補し、なおかつ選挙で支持者が最も多かった理由である。
快斗は、部室棟を歩いていた。
この学校には棟が5棟ある。
クラスのある教室棟。
特別教室がある特別棟。
部室が集まっている部室棟。
委員会室が集まっている委員会棟。
そして、職員室や学校長室がある教員棟だ。
この学校に入るとまず生徒玄関、その先に行くとエントランス、そこから、5方向に各棟が繋がっている、6角形仕様だ。生徒玄関から時計回りに、教員棟、教室棟、特別棟、部室、委員会棟となっている。ちなみに、各棟の廊下は約100mぐらいだ。奥の部屋に行くためには、100m以上を歩かなければならない。そのため、委員会棟と部室棟の奥の部屋はほとんど空いている。・・・その為、意思さえ明確にすれば、2人以上の部を許可している。
部費申請は、部長が生徒会長に提出、
生徒会長が目を通し、学校長に提出。
許可が出れば、その旨を伝え、それと同時に部費を手渡す方式を取っている。そして、これから部費を渡すのだが・・・
(ひ、広すぎるだろ・・)
部活動の活動目的に制限があまりない為、週1ペースで部が増えている。・・そして、現在部は70存在している。
魔法研究部、ブラスバンド部、コンピューター部、グラフィック部、アイドル部など、大会がない部もあるが、部費を渡している。それは学校長の意向だ。本人も18歳だから、思うところあるのだろう。
・・快斗は、次の部、妹部の扉を叩いた。
一方、こちらは委員会棟、こちらは副会長の瞳が担当しているが、同じく5人いれば許可が出てしまうのでこちらも40在る。まあ、どっちにしても大変なのに変わりは無いのである。
『失礼します、委員会費の配布に来ました。
スタジアム管理委員会の今回の委員会費に対し、許可が出た事をお知らせ致します』
・・まあ、こんな感じだ。
ちなみに、校舎の外の敷地も広く、校舎を囲むようにして、スタジアム、ドーム、スタジオ、ステージ、講堂、寮など、多種多様な設備が配置されている。
魔法とは、常人には不可能な手法や結果を実現する力のことである。故に、その施設も、常識以上のものが求められるのである。
4話からストーリー展開していきます。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました!




