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婚約破棄なにそれおいしいの?

婚約破棄なにそれ美味しいの?3お行儀の悪い子にはお仕置きを

前作、とある朝の攻防戦の続きからです

 人の指を舐めるお行儀が悪いルークにはお仕置きが必要なのですわ!

「もう、罰としてルークのお弁当は無しなのです!」

「ほう」

片眉がわずかに上がる

なんだか嫌な予感がするので今の言葉は訂正しましょう

「と、言うのは冗談でして、ごめんなさい。今日はルークにお弁当作れませんでしたの、、、」

ルークの顔を見ていると、なんだか気まずくなって視線が下がってしまいます


「でも昨日いっぱい考えていたんですのよ?クマさんのオムライス弁当!ルークに食べて欲しかったのですわ」


かっこいいルークと可愛らしいくまさんの組み合わせ......見てみたかったのです


「無理に作らなくていい。クマはまた今度な、今日は食堂で食べるか」


そう言いながらルークが私の顎を指でそっと持ち上げます。


も、もう!すぐそうやってキザなことをするのは悪いくせですわよ、ルーク!


言葉は少ないくせに、仕草がいちいちかっこ良くて、ドギマギしてしまうのです。


こんな動揺を悟られないよう、話題を変えませんと

「そうですわね、久しぶりに食堂のビーフシチューが食べたいですわ!この前ルークと一緒にいただいた時とっても美味しくて感動してしまいましたの!」

「やたらと美味しそうに食べていたが、そんなに気に入っていたのか」

「はい!ルークは何を食べるのですか?」

「さあ、食堂に行ってから決める」

「そうですか!楽しみですわね!」

「そうだな」


そんなこんなであっという間にお昼休みになりました。やはり沢山の人で溢れかえっていますわね

これ入り口まで辿り着けるかしら?人の波に圧倒されていますと


「いくぞ」

「きゃっ!?も、もう急に手を引っ張るのはやめてくださいませ」

「悪い」


そう言いながらも、ルークは私の手をしっかりと握ったまま離そうとはしません


あら、なんだかスムーズに中に入れましたわね。やはり身長が高い殿方は人が少ない場所が見えやすいのかしら


そう考えている内に注文口へと辿り着きました。


「着いたぞ好きなの選べ」

ガラスのショーケースには今日の食事の見本とカードが並べてあります

「どうしましょう、ビーフシチューは前提として、、」

シーザーサラダか、生ハムのレモンドレッシングサラダか、どちらも美味しそうで迷いますわね、、やっぱり生ハムサラダにしましょう!


あら、なんだかいい匂いがしますわ

給仕の方がチーズがトロトロとかかっているハンバーグを運んでいるようです


「まあ、ハンバーグステーキもあるのね!」

ビーフシチューもいいけれどハンバーグも捨てがたいですわ!でも今日は朝からビーフシチューを楽しみにしていたのですから、ここはビーフシチューを選ばないと後悔しそうですわね、、ハンバーグはまた次の楽しみね


最後はデザート!今日はチーズケーキがおすすめとのことなので、それも選びましょう


選んだ食券カードをカウンターに持っていきます。あとは番号が書かれたカードを渡されるので、それを持ってテーブルで待っていれば、給仕の方が運んでくださいますの


「あら、ルーク!テラス席いつも満席なのに今日は空いていますわよ!急ぎましょう!」

「おい、そんな慌てると転ぶぞ」

そんなわけな、い__キュ、、ツルッ!

「っ!」

視界が揺れましたが、思った衝撃はなく、

代わりに暖かい手が私の腰を支えていました。

「おい、大丈夫か?」

び、びっくりしましたわ。

「え、ええ......大丈夫ですわ。助かりましたの」

「言った側からこれだ」

「お見苦しいところを見せてしまいましたわ......お手数をおかけしてしまいました」

「いい、それより怪我はないか?」

「はい、どこも痛くありませんわ」

「そうか、ほら、掴んどけ」

「ありがとございます」


ルークの腕に手を添えると

丁寧にテラスまでエスコートしてくださいました。なんでもスマートにこなすルークに思わず見入ってしまいます。


「...どうした?」

ルークが不思議そうに見つめてきます

「いえ、ルークは相変わらずかっこいいなと思いまして」

「っそうか」

あら、あらあら!もしかして照れていらっしゃる?お耳が赤く染まっていてなんて可愛らしいのでしょう!

「ふふっ」

「...なんだ?

「いえ、なんでも!少し嬉しいことがありまして」

「そうか、よかったな」

「はい!」

普段あまり表情を変えないルークの照れ顔を見れてとても新鮮ですわ!


ルークとたわいもない話をしているとちょうど、給仕の方がお食事を運んできてくださりました。

なんだか食堂の方がざわざわしています。ですがここはテラス席なので中の音まではあまり聞こえてこないのです。

ドアが閉まればまた静かになりました


「まあ、ルークはシーザーサラダとハンバーグを選んだのね」

「レア、迷っていただろ」

「な、なぜわかるのですか!?」

「何年一緒にいると思っている。好きに食べるといい」

「え、いいのですか?では私のも食べてくださいませ」


ビーフシチューを取り分けようとするとそのまま手首を掴まれ...口に入れてしまいました。

ま、またですの!?


「ちょ、ちょっと、こんなところで何をなさいますの!?お行儀が悪いですルーク!みんなに見られたらどうするのです!?」


「そう、騒ぐと注目を浴びるぞ」

はっとして声を殺します

「ルークのせいではないですか!!!ルークのおばか!」


いつもいつもルークに振り回されてばかりです。

それでは困ります!

今度はもっとルークを照れさせる作戦を考えるのですよ!

バレンタインの話も書きたい!でもぜったい間に合わないい

仕事があああ

バレンタイン遅れてもいいですか?いいですよね!

書きます!必ず!

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