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第25話

 〜数時間前の出来事〜


「じゃあ今から校外に出てゴミ拾いするんだけど、グループはこっちで分けておいたから、確認してね」


 担任の先生が作ったグループ分けが書かれている紙を黒板に貼り出した。


 全部で4グループで分けられている。


 莉緒と菫は一緒だったけど、私は違った。


 グループで範囲も違うから会うことはまず無いからちょっと寂しい。


 だけど他のクラスメイトと仲良くなれるチャンスだから頑張ってみる。


「ねぇ宇野くん。私がいなくて大丈夫?」


「余をなんだと思っているのだ」


 本当にこの二人仲良くなったよね。


 で、宇野はどのグループにいるんだろ?


 げ、私と同じグループなんだけど。


 本当に宇野は変な奴だから変な行動を起こすから苦手なんだよなぁ。


 せめて莉緒がいれば宇野を任せることが出来たのに。


「確認できた?じゃあ行くよー」


 ***


 グループで範囲内の中でゴミ拾いをする。


 ある程度きれいになったら少し場所を移動をするんだけど、宇野は徹底的に一ヶ所をきれいにしようとしている。


「ねぇもうそっちは良いからこっち来て」


「余に命令するな」


 で、今に至る。


 めんどくさい、本当に自分のことを王だと思っているのかな?


「みんな行っちゃうよ」


「余はここから動かん」


 はぁ〜なんでこいつなんかと同じグループになってしまったんだろう。


「莉緒に言ってやる」


 ピタッ


 宇野は完全に止まった。


 宇野はただ一点を見つめて微動だにしない。


 多分宇野は葛藤をしている、命令を聞くのか、莉緒にチクられるのか。


「っ次の場所はどこなのだ?」


 あ、そんなに莉緒にチクられるのが嫌だったのか。


「次はこっちだよ」


 私は宇野を引き連れ次の場所へと移る。


 ザワザワッ


 次の場所に着くと囲みが出来ていて、そこには警察もいた。


「おい、そこから一歩も動くなよ。動いたらこの子供の命は無いと思えよ」


 40代くらいのガタイの良い男が女児に刃物を向けて人質に取っていた。


 え?こんなドラマみたいなことが現実に起こることあるんだ。


「おかあさーん」


「美紀っ」


 女児のお母さんらしき人が叫ぶ。


「おい、ガキうっせぇぞ」


 男はさらに刃物を近づける。


 やばい、早く魔法少女に変身して助けに行かないと。

 

「おい、そこ足が邪魔だ。ゴミが拾えないだろ」


「なにをやっているんだ君は」


 宇野は囲いの中にまで入って行き、ゴミを拾っている。


 宇野はなにやってんの?


 周りが見えてないの?ゴミ拾いに集中し過ぎだから。


 しかも足どけろって言ったの警察の人なんだけど。

 

「なにやってんだお前、これ以上近づくなよ。近づたらお前の命も無いぞ」


「あ?」

 

 宇野は男の方向へ歩いて近づいて行く。


 それでも距離はかなりある。


「君、それ以上行くな」


 警察が宇野を止めようと声をかけるが宇野は止まらない。


「これ以上近づくなって言ってるだろ」


「余に命令するな」


 ダッ


 え?消えっ


 ドォォォォン


 目で追うことが出来なかった。


 だけど次の瞬間、宇野は男の顔面を鷲掴みをして地面に叩きつけていた。


 男は完全に気絶していて、人質に取られていた女の子は解放された。


「うわーん、おかあさーん」


「美紀」


 女の子は解放されてお母さんのところへ走って行き女の子のお母さんは女の子を抱きしめる。


「君、怪我はないか?」


「余が怪我するはずないだろ」


 宇野は警察に怪我がないか確認されていた。


 宇野は警察だろうと上から目線とタメ口をやめない。


 ていうか、さっきのなに?


 明らかに人間の速さ超えてたよ、動き出した時消えたと思ったもん。


 宇野って本当に人間なの?


 宇野って何者?


「またおにいちゃんが助けてけてくれたんだね」


「またお前か」


「おにいちゃんありがとう」


「あ、ありがとうって言うな」


 すっごく変な奴なのは分かった。


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