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その後4


「どう?美味しい?」


 余は母親から出されたオムライスを食す。


「おいしい…です」


 美味しい?って聞かれたから美味しいと答えたが普通過ぎたか?


 いや、普通くらいが丁度良いかもしれない。


「そう?良かった」


 良かったなら良かったよ。


 それより余の食事がそんなに面白いか?すごい見てくるのだが。


「顔に何か付いてるのか?」


「美味しそうに食べるな〜って」


 何だよそれ。


 今余はバカにされたのか?何をそんな笑顔である必要があるのだ。


「あまり、その…見られてると食べにくい…」


 誰だってそうだろ?じゃあお前は他人にジーっと見られながら自分の本気を出せるのか?の話までなってくるぞ。


 まぁ余は注目を浴びれば浴びるほど実力を発揮するのだがな。


「んー?」


 んー?じゃねぇよ!


 聞こえないフリしないでくれよ、絶対に聞こえてるだろ!


 こんなオムライスすぐ食べれるのに倍くらいの時間かかっている。


「ご飯はちゃんと食べてるの?」


「同居してる奴と当番制で作ってる」


 ペットと当番制でご飯作ってるって言ったら頭のおかしい奴だと思われるから同居してる奴にしておいた。


「同居してるの?」


「うん」


「同い年の子?」


 あいつって年齢あるのか?


「違うと思う」


「年上?年下?」


 ああいうのって年上な事が多いよな?意外と300歳みたい事あるからな。


「年上だとは思う」


 話して思ってのだが、こいつの旦那はデスゴーンだから別に妖精と暮らしてるって言ってもおかしくないか。


 なのに変に誤魔化したせいですごく変な勘違いが起きているかもしれん。


 まぁいけるところまでいってみるか。


「お世話になってるの?」


「いや、お世話してる」


「お世話してる?!その人大丈夫なの?」


「まぁ楽しく暮らしてるよ」


 こっちとしては全然追い出してやっても良いのだがな。


「楽しいならいいんだけど…。いや、良くないか」


 母親からしたら心配だよな。


「ねぇ、ここで一緒に暮らさない?」


 …。


 言われるとは思っていた。


「ごめん。あの家もバイト先も学校も友達も好きだからあそこから離れるのは寂しい」


 余は別に良いのだがあいつらが寂しがるだろうから仕方なくな。


「ううん、良いの。それより学校にも友達にも恵まれた事が嬉しい」


 良い奴だなぁ。


 こんな人が余の母親で良かったよ。


「私がそっちに行けば良いだけの話だもんね」


「え?」


 え?


「それなら全部解決できるもんね」


「だ、大丈夫なのか?」


「うん」


「別に無理しなくても良いんだぞ?」


「無理なんかしてないよ。1秒でも章大と一緒にいたいから」


「っ……」


 そんな恥ずかしげもなく堂々と。


 妖精にはどう説明しようか。


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