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2年生編 第48話


 いやー、さすが余だな。


 あんなにもでかいデカブツに余は臆さずに立ち向かっていった余はやはり最強だよな。


 やはり余はこの地球の王になる存在だと再認識することが出来た。


 今回は色々な不幸なことが重なっていつもより上手くいかなく、体がボロボロになってしまったが骨は折れていないから良しとしよう。


 そうやって余韻に浸っているのにクソ陰キャがなんかグチグチ言っている。


「また逃げるのか?今しか無いぞ、変われるチャンスは」


「で、でも…」


「でもじゃない!今逃げたら一生逃げ続けることになるぞ」


 まぁこいつが一生逃げ続ける人生になろうとどうでも良いが、さっさとデカブツを倒してほしいから適当な言葉を使う。


「ほら、行ってこい。お前がいないとあのデカブツが倒せないらしいからな」


「あ、あれ?な、なんで私が魔法少女だって知っているんですか?」


 あ、やべ。


 まぁ、いいか、別に隠しているわけではないからバレても問題はない。


「余は女神と知り合いなのだ」


 説明が面倒くさいからとりあえず適当な嘘をつく。

 

 あとから本当のことを伝えれば良いだけの話だ。


「め、女神さまと知り合い?う、宇野さんは一体何者?」


「余は特別な存在だ」


 また適当なことを言ってこの場を凌ぐ。


「そんなことより早く行ってこい。ちゃんと見といてやるから」


「は、はい!」


 クソ陰キャは魔法少女どものところに走って行った。 


 途中でこけていたが本当に大丈夫だろうか。


 まぁあいつらもいるから何とかなるだろ。






 やはりあの合体技はいつ見ても強かったな。


 最初の苦戦していたあれが嘘みたいだ。


 やはりあの合体技を何とかしないとダメだな。


 やばい、魔法少女どもがこっちに戻ってくる前にこっから去らないとな。


 ここで捕まったら面倒くさいことになってしまうからな。


 

 ***



「おい!いつまでそれやってんだよ!」


「そんなことも出来ないなら帰れよ!」


「お前の代わりなんかいくらでもいるからな!」


 こいつらいつまでピリピリしているのだ。


 このままではクラス劇が出来なくなってしまう。


 だから余はこいつらに今からチョップをしていく。


 余がチョップをすればこいつらは目を覚ますだろう。


 余はこいつらが目を覚ますように1人1人チョップをしていく。


 ムカつく奴にはビンタをしてやった。


 一通りチョップをし終わったら皆は目を覚ましたらしく、正常に戻った。


 ムカつく奴にビンタが出来て気持ち良かった。


「あ、宇野くん」


 クラスの女に話しかけられた。


 お前にはビンタをしていないから怒るなよ。


「シンデレラの王子様役の高橋くんが骨折しちゃって出れなくなったの」


「ああ、そうか」


「どうしよう」


「他の奴にやらせろ」


「みんな忙しくて」


「暇な奴いるだろ」


「じゃあお願いね」


「ん?」


「王子様役お願いね」


 



 ん?

 

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