と、いうわけで1対1になるタイミングは少ないけれども
「と、いうわけでこんな感じだから普通の夫婦みたいに1対1になるタイミングは少ないけれども。それでもいいかい? 二人水入らずという状況は少ないだろうけども」
そういうとリィル=エリンは笑顔をミハエルに向けて明るく返した。
「はい。あなたと一緒にいられることがわたしの幸せです。わたしを放置したりしなければ文句はありません」
「ん。わかった」
「それに……」
「ん?」
「賑やかな感じでミハエルさん中心のハーレムというより何か大家族って感じで。今までのわたしのこじんまりとした生活からしたら」
「そうか……まあ仲悪くても無視とかはしないタイプだからね。嫁グループ」
「そうなんですか」
「サリサにフィオラ、冬華にさゆのケンカっぷり見てて分かるでしょ」
「ああ、あれはわかりやすい……」
「だから暇はしないと思うよ」
「なるほど……」
「まぁなんか困ったことあれば冬華に相談すればいいよ。女の悩みとかうまく解決してくれそうだし頼りになる女だ。怒らせると怖いけどね……」
「はい……」
「そろそろファブリスだな。さすが魔導船早い」
「えっと降りる準備しないとですね」
「ああ。わたしも準備してくる」
「はい。また後で……」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
桜雪さゆから水鏡冬華の携帯魔導端末にメッセージが届いていた。
「堕天使がダイオウイカ呼び出したwwwwクラーケンクラーケン吸盤お前のおっぱいにボ~ン! 大きすぎるおっぱい縮め~!」
「ちょっと盗み聞きしちゃったれけど、ていうかメッセうるさ! 何が縮めじゃ馬鹿たれ!」
そういうと水鏡冬華は携帯魔導端末をいじってメッセを返した。
「お前が、クラーケンに脳みその中身吸われてんだろハゲ」
すぐにさゆからメッセが返ってきた。
「おやおやぁ? 水鏡冬華さまは眼球をあの世に置いてきたんですかぁ? 早く黄泉比良坂から連れ戻してくるんだ! 八雷神イザナミに捕まる前に!
わたしの髪は淡い桜色ですっごいサラサラヘアーですわよ~」
「八雷神で思い出したけど今回の堕天使の件、八雷神イザナミ関わってないわよね?」
気になったので水鏡冬華はメッセで聞いてみた。
その水鏡冬華の後ろをミハエルが通り過ぎてゆく。
「あ、大丈夫だと思うよ。なんのかんので気をつけなきゃいけない事柄は気をはらってるから。その上でwwwwつけてる」
(意外と抑えてるのよね……隙がありそうで全然隙がないっつーか、この子は)




