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太陽よ、ムーンショットを止めろ!  作者: 白い月
生霊飛ばさないで
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衣食住ぜんぶ霊波動か魔法で無から作り出せるから貯金0でも全然困らない

 船を走らせる。フレッドが船長だ。

 アリウスは今回の話を耳にしたら自分も加わらせてくれと加わってきた。

 地図を示し、魔力貯め石の新たな供給源を求めているらしい。

 魔力貯め石。そのまんまの名前だがこれは魔導の製品には使われることが多い。魔導PCでバッテリーの役目を果たすのもそうだし魔導製品ならなんでもついている、といって過言ではない。

 超投資戦での投資先は、このように狙っているものにより投資先が変わる。

 宝石、金ならアルブケルケ。

 魔力貯め石ならカスティーリャ。

 魚とかココナッツなら普通に首都のファブリス。

「ミハエルさん」

 と、クローター・クレーヴのクロディーヌが話しかけてくる。

「言われた通り魔導PC10台くらい買いましたけどこれホントに向こうで売れるんですか?」

「売れるよ。向こうにはアリウス君のラボみたいなのないし、ファブリス諸島は魔導PCの供給はできない。つまり売れる」

「へ~。じゃあみんなで出し合って買った魔導PC売れば儲かるってわけね」

「気楽なもんでしょ。地球みたいな地獄と違い――って地獄の球いった事ないよねキミ。こっちの世界じゃ所持金0にしても問題ないからねゲームみたいにリアルで。

 衣食住ぜんぶ霊波動か魔法で無から作り出せるから貯金0でも全然困らない。

 地球を支配してる悪魔は悔しくてたまらんシステムだろうな。カネでその人を奴隷にできないんだから」

「まぁ。こっちからしたら気楽よね。生きる事においてもなんでもカネに意識向けなくていいのは」

「というわけで君たちフローター・クレーブ5人には貯金出し合って魔導PC交易用に買って向こうで儲ければ? って言ったのさ。貨物室にいれたよね」

「入れた入れた。重かったよー」

「言ってくれれば手伝うのに」

「あはは」

 爽やか騎士クロード=ガンヴァレンと子どもっぽいサミュエル=ローズがミハエルに話しかけてくる。2人とも1人称は僕だ。

「団長、僕らで良かったんですか」

「ええ? いいよ何か危ない事態とかないだろうし別にそういう人選で選んでない、というか何気にそういう事態でも対処できるでしょ君ら2人。それに戦力といえば、今回はサリサにフィオラといるからね。過剰だよ」

「なるほど、了解。で、その戦力過剰な2人は?」

「なんかたわいもない口喧嘩してたような……見に行く?」

「いえ、女性の口喧嘩に首突っ込むほど厄介ごとに首突っ込みたい気分でもないんで……」

 とクロード。

「あ、そ。ならフレッドの指示に従って船の操縦手助けお願い」

「はい、団長」

 水鏡冬華は魔導端末を見ていた。桜雪さゆからメッセージがあったからだ。

「マジ遺跡wwwマジ堕天使wwww」

 と遺跡の写真と白い天使の男(だが胸は女のような膨らみ方だ)の写真を送ってきた。

 どーしたものか、と水鏡冬華は考えて、

「マジアホなノリで真面目に対処しなけりゃならないぽいのおくんなwwwwその雌雄同体の男邪悪っぽいんだけど霊視したら。あとわたしもミハエルさんの用事についていってファブリスに向かうから」

 と返しておいた。

「くんなハゲ」

 桜雪さゆから腹立つメッセージが来た。

「ハゲ誰もいないわよボケ」

 と水鏡冬華は返しておいた。メッセージのやり取りに夢中でセーラー服のスカートが風でめくれてストッキング越しとはいえ下着が見えているのに気づくのはもう少し後である。


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