魔導船
日が変わって。
「おはようんちうんちうんちいえーい」
フレッドが元気よく挨拶してくる。
「おはようんちうんちいえーい」
ミハエルが答える。フレッドとミハエルが手を合わせる。
「いいねえウンチウンチ! いえーい!」
勇者ジェムズも乗っかる。男3人で手を合わせる。
「きったな……」
水鏡冬華が想像でもしたのか苦虫かみつぶしたような顔で男組を睨みつける。
「まあまあ、ウンチの1つで盛り上がれるって幸せなことだよ」
と桜雪さゆ。
「あんた夜中何してたのよ、春女」
「えー。妖怪は睡眠毎日は必要ないからあんたら寝てる時暇なのよね~。アンタの寝顔見るのもつまらないし、テキト~にふよふよしてたら船の幽霊扱いされた。船で寝てると十二単の幽霊が化けて出るって」
「はぁ……あんたねぇ」
右手で顔を覆って呆れでため息をつく水鏡。
「モモレンジャー、おはよう。モモレンジャー、モモレンジャー、おはよう」
「誰がモモレンジャーよ」
声がこっちに向いてる事を認めて、水鏡冬華がうっとうしそうに応える。
「君君。冬華」
「春女の方が合ってない? 桃て」
「ところがそうでもない。あれふとももの意味なんだ。だから、ミニスカセーラー服でパンストごしにみせつけてる冬華、さゆよりは君なんだよ」
「まさか」
「確かに太ももなら、半竜ねー。わたしと違って足見せつけるファッションするし」
「いやいや、ほんとなのだ」
「そういや半竜~わたし夜中にわたしを幽霊扱いしてビビった船の客からカイアスの伝説聞いた~」
「なによ」
「あのね~カイアスの土地に国を作った女はね~、なんか雰囲気わたしに似ててね~100股をバレずに達成したんだってー伝説になってるらしいよ」
「100て。そりゃ伝説になるわ。カイアスの初代国王って女ったんだ。彼女側が1人で彼氏100人てこと?
あんたそれ誰と誰に会ってこの時間はどの彼氏と過ごすかで頭病めそうなんだけどー……ていうか女でそういう考えて珍しいわね……そーいう沢山侍らす考えって男が本能に精神操られた結果よね~ねえミハエルさん!!」
「へ……は、はぁ……」
「それでね~カイアスの土地、厄が多めなのはね~100股された彼氏の霊が100倍暴れてるからなんだってーこれも伝説になってるらしいよ」
「そりゃあ納得しちゃうかも、そういう色恋沙汰は案外オカルトや心霊現象に繋がりやすいもん」
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船長のスイリーくんに魔導船の仕組み説明してもらいにミハエルとその付き合いで水鏡冬華と桜雪さゆがスイリーに魔導船を案内してもらっていた。
「魔導船なので、魔法の力で動いてます。動力以外でも、
時計は現在時刻の確認、
追跡は目的地への自動に
方位計 は北はどちらかの確認、
道案内も目的地への到達補助、
物体作成は普通に料理できる人が使うと調理時間まるまる浮く&調理実際にやらずとも料理した風な味付け&栄養になるのでクリエイトは船員&客の飢餓防ぎに。
視覚強化は見張り用。
安眠は誰でも用。
水浄化誰でも用、飲み水の確保
霊気感知、警戒用
調理、材料だけあるけど調理めんどくさい時、
思考転送伝えたいものを映像でその人に伝達する
分解トイレ用、
避難所荒れ天気用」
このくらいは魔導船では使われております。
「なるほどね~、便利な所に手が届く感じですか」
ミハエルがそういう。
「ええ、まあ。魔法なしでもできるけどあると素早いのが多いですね」




