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太陽よ、ムーンショットを止めろ!  作者: 白い月
カイアス王国からヴァーレンスへ帰りまーす
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アレは人間じゃないかもしれない

「アレは人間じゃないかもしれない。質問責めにしたけど一度も応えてくれなかった」

 桜雪さゆがぼやく。

「グルグル回りながらしゃべるのってキツそうだからねぇ」

 フレッドがそう答える。

 結局ターボババアと背広回転F1男は一言も声を漏らさず爆走して去っていった。

「何か話してくれないとつまんない~」

 さゆがごちる。

「あ、ルシファーのオーラ! 前方100m!」

 とさゆが叫ぶ!

「あの黒いオーラじゃな! あれはカイアス王国にとっても悪い結果しかもたらさん!」

 とグオリも戦闘態勢に入る。

「盗賊団ぽいけど、盗賊団頭領がルシファーオーラ持ちっぽいかな」

 ミハエルが観察しながら呟く。

「まあ何を目的にしてるかわかりやすいな」

 フレッドがそういう。

 女をトロフィーみたいに並べて侍らせてりゃあ誰でもわかる。

「ああいうルシファーに転生させてもらった野郎何人か見てきたけどよ。

 偉そうなこと言うわりに女と目線合わせて会話できねえ奴ばっかりなんだよな毎日女ナンパしてる俺からすりゃ何を怯えてんだって話だが。いや怖い女もいるけどな。けど女慣れしてればよけやすくなる。

 それでいて暴力で女を従わせることには抵抗がない。当人に直接はそうせずとも、力見せつけて俺の力にひれ伏せって流れにしてな。

 別に喋れねえってわけじゃないんだから口で女口説けよ! て俺は言いたい」

 フレッドに続いてミハエルも連なる。

「フレッドのいうこともごもっとも。

 そして、転生野郎って他人の命を奪ったり財産を巻き上げたりすることに一切の抵抗がないのも気にかかっていた。道塞いだとかでいきなり刃物出してくるしな。危険人物だわ。

 本当、さっき冬華が言ってたようにわたしたちの事NPCとしか思ってないような感じするぜ……わたし街の入り口でここは○○の街です! ここは○○の街です! て一生言い続けるNPCじゃないんだけど」

 そしてまたフレッドが喋りつづける。

「女の事もあいつら転生者はNPCって思ってそうだな、ひどいやつだとトロフィーどころかチ○○ケースと思ってそうだ、あのツラ見ろよ欲望丸出しじゃねえか!

 女だって男と同じ人間だぜ? 一人間として認めてナンパしてるんだぜ俺はな!

 俺はナンパ失敗しても、その無様な失敗すら楽しんでるからな。いいカッコしい且つ自分が無様になる度胸がねえんだよ異性に話しかけらんねえってのは。

 体の作りは違うけど、考えてる事は結構似てるぜ男と女。異性でふわふわなロマンス想像する所も男と女でいっしょ」

 そこで盗賊ぽい男の前までたどり着いた。

 喋りながら歩いてきたのだ、ミハエル、フレッド達は。

「聞こえてたっしょ? 野獣くん?」

「野獣? 俺は転生して文明レベル低いこの星の奴らに教育しに来たんだよ女には特別授業の勇者直々の保健体育をな」

「うわー。俺でも言わせてもらうわ。きめーっす。ナンパのつもりで言ってんのそれ?」

 フレッドが引いた顔でそう漏らす。

「ここは俺とミハさんでいいだろう女グループは下がってな」

「おっけー、行くかフレッド!」

「おらよっ!」

 滅炎剣と滅氷剣で氷のフィールド炎のフィールドを作り相手を惑わせるフレッド。

 自分を勇者というルシファーのオーラ持ちのけだものは

 ルシファーの力のせいか素早い。

 ルシファーのオーラ持ちのけだものは炎のフィールドも氷のフィールドも嫌ってか真上に飛んだ。

 そこをミハエルは逃がさない。

黒竜光波こくりゅうこうは!」

 軽めに撃つ。魔導ファランクスに比べたら今回はヘみたいな相手だ。

 光の衝撃波がルシファーのオーラ持ちのけだものを襲う。

「へっなんだそれ、全然きかねえっての、さすが俺様女を侍らす勇者だね~っ」

「…………」

 ミハエルは無言。いちいち相手に今回は弱めに撃ったことを宣言するような親切さは持ち合わせていない。

「勇者って女侍らした規模で決まったっけ? 辞書にはそう載ってなかった気がするなぁ~」

 と、フレッド。

「決めたぞ! 俺の超撃滅転生サンダー大車輪クレイジージェットの今日の生贄はお前だ! フレッドとかいう男! お前女に慣れすぎてて気に入らん。お前といいとこの坊ちゃんぽいさっき弱いエネルギー波しか撃てねー弱い野郎を殺してやる!」

「まぁ、わたしは弱いけどね」

「バカ言ってんじゃないつーの!」

 その時、白い閃光がルシファーのオーラ持ちのけだものを後ろから襲う。

 次の瞬間、心臓が飛び出していた。心臓はルシファーのオーラ持ちのけだもののもの。心臓を左手で掴んでいるのはサリサ。

「バカ言わないでよ。ミハエルはわたし並に強いじゃん」

「あ。一応とらえて何か情報持ってないか確認しようとしたのに」

 ミハエルのその言葉に、サリサは戸惑う。

「……え。まぁ、こんなやつ女を奴隷にしようとしてるだけで新しい情報なんてないよ……」

 といって、心臓を掴んだまま、ズボっと胸の大穴から腕を抜く。

「転生者には厳しいのに、この星。バカねー」

「バカな、直前で気づいて魔法の盾張ったのに、こんな中世レベルの低い文明に!」

「ガワだけで判断してるでしょ。地球みたいな低レベルな文明より上だっつに」

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