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太陽よ、ムーンショットを止めろ!  作者: 白い月
カイアス王国からヴァーレンスへ帰りまーす
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まあそうあわてんなさんなって!

 勇者ジェムズは崩壊する砦から1番に抜け出した。

 目の前にミハエルたちがいる。

「まあそうあわてんなさんなって!

 ここはお話で解決しようじゃないか!」

「はい。まぁそれはわたしも歓迎する所なんだが、わたしらの目的お前らの殲滅じゃなくて情報収集だし敵さんが本当のとこ吐いてくれるならそりゃ楽だ」

 ミハエルが勇者ジェムズに呆れつつ答える。

「そうか。わたしの命は保証してくれるんだろうな」

「嘘つきでなかったら保証する」

「よぅし! 話してやろう! はっはっはっ!」

「はっはっはっ! ってわたしも一時期口癖にしていたのよね~」

 とミハエル。

「いつから、はっはっはっの口癖やめたんだろ?」

「わたしと出会った時はそんな口癖なかったですよ」

 と水鏡冬華は言う。

「そっかー」

「どんな情報が欲しい! 話してやろう! はっはっはっ!」

「えっと、各都市の特産と主な取引品目、主要産業。地理的な特徴あとカイアス軍の秘密兵器あるなら。魔導ファランクスが最大ぽいけど。紙はこちらで用意する」

「モグラーズがいる」

「……それ人間? モグラとまざったウンサンギガ?」

「人間人間。城壁の下に木枠作ってモグラーズが生き埋めにならないようにして、後で火つけて地盤沈下で城壁崩すんだ。これは隣国のアンリ攻略用の戦術だ」

「ん~確かに効果的な策だ」

「後はカンビュセスシールドだな」

「ちょっと待て! それって聞き覚えがあるぞ! 猫盾にするあれだろお前ら本気でしているのか」

 ミハエルがびっくりした様子で指摘する。

「そうだ。猫を盾にすれば猫好きな野郎は攻撃できなくなる。それに猫の神を信仰している人もいるからな。宗教的に猫を攻撃できないというのを利用したんだ」

「後カンビュセスってやばい記憶が。食事たりないようになったけどそのまま進軍させてクジひいて負けた同僚解体して食肉にしてたっていう」

「よく知ってるな!」

 勇者ジェムズがミハエルに驚く。

「お前、あれクールー病になるぞ~、この宇宙に生まれてくる全ての生命って、同族食らいが遺伝子的にタブーとされてプリオン頭に湧くようにされてそれで滅んだ都市地球には多い――モヘンジョ・ダロとかプリオンを焼き払うために火山意図的に噴火させて街ごと炎の浄化でプリオン焼きつくしたとされてんのにそれを平気でやる者は悲惨な生活するよう遺伝子で仕向けられるのに、てかやる事地球のスキタイレベルじゃないか」

 ミハエルがゲロゲロゲーな表情をしながらそう答える。

「――――」

「――――」

 それから勇者ジェムズとミハエルの奇策談義は長く続いた。

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