バルバロイって言うんだっけ。ああいう雰囲気を宿した奴
RTAPTは、サリサ、さゆ、に助けられていた。完全に二人いなければ全滅コースである。
そして地下60階。
「バルバロイって言うんだっけ。ああいう雰囲気を宿した奴」
サリサが呟く。
「わたし下界の肉人形の呼び方知らなーい」
さゆがそう呟く。
バルバロイは戦闘力が高いと言われている。さすがに魔法や霊波動、妖力まで極まっているバルバロイは珍しいが。
「カイアスのバルバロイ戦闘力高いのはともかく。
倒した相手の生皮剥がして旗みたいに掲げるアレですよね。
近親相姦、人肉食、人身御供するっていう。なんでここに……カイアス王国にしかいないはずでは……。
悪魔カルトの掟と同じことしてるもん、放送に乗せられませんよー」
RTAPTのリーダーが怯えながら呟く。
「――で、アレ生身だと思う?」
サリサがバルバロイを見つめたままといった感じでそう呟く。
「まさか。見た感じどうせ実態にも触れる幽霊でしょ。バルバロイて行動の残虐さから恨みつらみの幽霊つきやすいもん」
さゆがやれやれといった感じでそう呟く。
「どっちがいく?」
サリサの問いに
「え~、RTAPTいきたそ~な顔してない~」
その言葉を聞いてRTAPTリーダーは
「うそでしょ、バルバロイ相手に!? そちらの方々でどうぞ……撮影班しときますので」
「半竜は~? グリン君は~?」
と振られるのを聞いてあれから合流していた水鏡冬華は。
「やるんならやってもいいですけどね。
バルバロイとやり合うのホラーなのよ霊感ある人にとっては。あいつら被害者の無念と怨念を自分のパワーにしてる。しかもあれ200年前とかそういう年期入ったバルバロイでしょ?」
「なら呪禁の効果てきめんじゃ~ん」
「まあ、そうなんだけどさ」
冬華は同意の言葉を漏らして刀を抜く。




