表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
太陽よ、ムーンショットを止めろ!  作者: 白い月
生放送を止めろ
42/414

男の愛してると女の愛してる

 女性リスナー(ミハエル家のメイド)。彼女は一夫一妻制の国からの移住者である。

「水鏡さんの言ってる事わかる。けど、わかるけどああいう考え持ってたら一夫多妻制には抵抗もつんじゃ……。

 男の愛してると女の愛してるってどこまで違うんだろうなぁ……男の愛してるの意味が分からない。男の愛してるってエイリアン並に分かんない」

 自分を抱いたその手で他の女も抱きしめている。手ぇ洗えよ。

 その時点で氷のような目になる女は多いだろう。

 彼女もそうだ。

(ミハエルさんの嫁全員は他の女と違う脳みそ、思考回路だと思ってた。

 だが水鏡さんの酔っぱらったような生放送での訴えでそうでないことが分かった。

 わたしが、ミハエルさんの嫁としてその手で女を抱きしめ続ける光景をしたらどうするだろう。

 たぶん、わたしは、どれだけミハエルが優しい男だろうが激怒するだろう。

『恥ずかしくないの! 他の女を出した手ですぐにまた別の女を! あなた多重人格なの? 好きな女の数だけ人格増やしてんの!?

 皆大好きだよじゃないのよ! わたしは他の女よりも上か下かって聞いてるの!

 わたしの大好きだったあなたはそんな事しない!

 消えろエイリアン! ドッペルゲンガーか? ミハエルさんのふりをするな! 元のミハエルさんに体を返せ!』

 くらいは言うだろう。

 全員平等の恋? 勘弁。

『女は恋愛では平等もハーレムも嫌うんじゃない。好きな男の一番になりたいって普通でしょ』

 水鏡さんのこの意見には女として共感)

「でも男の意見としては違ってくるんだろうな~」

 それも理屈では承知している。だがハーレムを築く男には本能的に警戒心がわく。

 と画面にサリサの声が入る。放送してる端末が声を拾ったのだろう。

「サリサ、もう狼ちゃん倒したん?」

「ええ。さゆ出番なかったわね」

「べつに……」

「あのさぁ、さゆ」

「なに?」

「さっき冬華が酔っ払って言った事って女でも普通の事だよね?」

「まあ、まあ、そーじゃない? わたしは普通じゃないからちょっと信用できないよ~」

「あのさ、

 『女が幸せって感じるのはね。

  彼氏の心をわたしで染め上げている瞬間よ』

 は完璧に同意だった。

 まずいのは、彼氏がこちらの言動を、言葉かぶせてかき消しに来るタイプかなー。あれは本当犬歯見せるくらい腹立つ」

「そんなん男女問わず嫌われ野郎No.1じゃん社会的地位だけあるアホ大人が良くそーいう態度取るよね、はは、えらそーに。

 お前なんか神に比べたらただの肉人形なのに。

 神の前でわたしは生きていた時社長です医者です神よお前がひれ伏せって言うのかな?

 ふふっ」

「まあね。でも告白の時とかいるのよ、かぶせてくる人。女側の告白聞いちゃうとやり辛いから自分だけ言いたいこと言うタイプ」

「え。サリサってかぶらせられたの? ミハエルさんに」

「いや。彼は辛抱強く聞いてた。後で彼から

『本当に嫌われたい時はかぶせるってヤな行動をとり続けるかな』

って言ってたからじっくり聞いてくれた時点で第1関門突破してたんだな。ってその時思った」

 女性リスナー(ミハエル家のメイド)は独りごちた。

「第1関門か……。わたしは男心が分からないって時点で第1関門突破できてなさそ……」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ