スキル1000か何か知らないけど1つも出せずにあの世いってる時点でギャグじゃない……
「おおっ、これは4賢者! 4賢者よよく来てくれた召喚した人が暴れん坊なのじゃおぬしらの力で大人しくしてくれ!」
4賢者と呼ばれた4人がバカな騒ぎをしている王とミハエルらの前に立ちはだかる。
「ふっ、こいつら学ばなかったのか、賢者と相対する時は背後を見せるなって」
バシュン!
3賢者になった。
「ふふっ、1人倒したのね。だが格別も何もない。この程度――」
バシュン!
「の、お、こ、と……」
2賢者になった。
「わたしも女だから。女相手で手加減とかそういうの期待しないでね」
サリサが一言。そして2賢者の背後に回る。
「ふふふ、この炎を極めた最強の俺に――ま、ちょっ!」
バシュン!
「イキリ極めたの間違いじゃないの?」
1賢者。他の3人は胴体を霊牙(霊牙閃は霊気の大砲で、霊牙は霊気の弾丸みたいなもの)で貫かれている。
「賢者ってイキりNo.1みたいな意味だっけ?」
「ち、違う。俺は転生で努力してきて」
「努力する時間すら神様だより、他の人は時間ひねりだしてるのに。時間ひねり出してる方が賢者っぽくない?」
「おれは、全ての魔法のスキルSそして女神のおかげでスキル1000個持っているんだ! 貴様みたいな白虎の耳つけた女なんかに負け――」
バシュン!
「これ、ホワイトライガーね。まあ白虎とは間違えられても仕方ないけど
なんか他人に下駄履かせてもらってスキル1000個もあるらしいけどこれでやられるの可哀そうに思えてきちゃった。わたしのとっておきで死出の旅路を飾ってあげるね。
虎吼光波!」
利き腕の左で自分の得意技を放つ。ついでに生き返り禁止の霊波動でのおまじないをしておく。
「こういったギャグキャラ1秒くらいであの世とこの世往復しそうで怖いのよね……」
「おれは、スキル1000個…………ギャグキャラじゃ……」
「スキル1000か何か知らないけど1つも出せずにあの世いってる時点でギャグじゃない……」
「おもいかねを超えて賢い賢者、八百万の神々で2賢者のお二人、何か言う事は」
水鏡冬華が聞く。
「何も見えないな」
ウガヤはそう答える。存在すら認めたくないということだろうか。
「あはははは、愉快だねえ」
少彦名神はそう答える。




