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太陽よ、ムーンショットを止めろ!  作者: 白い月
仮想現実の中からルシファーにダメージを与える
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普通にゲームで箱庭ゲー遊んどきゃ良かったんだ

「お前たちは許さないぞ……」

 160cmくらいの男の子が突如現れた。

 そして桜雪さゆを空間に呼び出した無数のナイフでめった差しにしていく。

 だが桜雪さゆは妖怪だ。体なんて毛ほどの妖気で生え変えられるので、ニコニコした顔で停止している。

挿絵(By みてみん)

「そんなにプンプンだった管理人ちゃん? ちっちゃい箱庭壊されて、ルシファーの真似事するから精神イカれるんだよ? 普通にゲームで箱庭ゲーム遊んどきゃ良かったんだ。普通に街育てて飽きたら街を自分でぶっこわす方が健全だよ!」

アンジェラは何が起きたかよくわかっていない。

「なんですの! ちょっと! あなた刺されてますけど」

「そだねえ」

「そだねえってあなた」

「わたしねえ宇宙に飛ぶたびにこいつ100回くらい殺してるんだ。妖弾ぶっぱはして。息子さんも。だから今まで100,000,000回死んでるはずだよこいつ。

 死ぬ時の感覚短時間で100,000,000回味わってどう思う? どう思う? 精神正常な状態では耐えられないでしょう100,000,000回も死の瞬間味わうなんて。

 あ、それと世界バグらせたのもバグアタックとして脳みそに送られてるからそれでも頭おかしくなってるはず。

 この子なんかマギマギになってるでしょ! バグらせたゲームのキャラみたいに ルシファーもなってるはずだよ。

 他人を自分の世界に閉じ込めようとするから、わたしやミハエルさんみたいな《《世界1つでじっとしておかない人》》にバグらされるんだぞ」

「うるさい、うるさい、お前たちは許さないぞ……」

「この子はダメだルシファーと同化しそう。

 許さないのはこっちよ。だから宇宙まで飛び出てお前を直接攻撃したんじゃーん。息子さんも自分の体霊気で包んで宇宙空間で大丈夫な状態にしてまでわたしに付き合ってくれてさー」

 そういうとさゆは体を分離しはじめた。

 手は上空上で手には妖弾 足は左右10mくらい離して足の先に妖弾。顔は口から妖弾を。胴体はそのままを妖弾3つほど。

 それぞれの桜雪さゆのパーツがピンクの線で繋がり結界のようになってゆく。

そしてさゆの周りには桜吹雪が舞う。

「殺しちゃうね。仮想世界に呑まれた野郎」

 浮いているさゆの笑顔からそんな言葉が。

「な、な、ひいいい」

 アンジェラがそう言った悲鳴を上げる。

「あ、こりゃかなわんわ」

 めーちゃんがお手上げ口調でそう言い捨てる。

 さゆと桜吹雪が男を包む。

 桜吹雪が散った時男の姿はなかった。

「これでも木花咲耶姫このはなさくやひめ様が仮想世界に怒った時よりかなり優しいよ?」



 世界が崩れはじめる。

 はがれが落ちるように景色がぺりぺり落ちて3Dグリッドみたいなのが見える。

「ひいいいどうなるんですのおお!」

 アンジェラだけがわめいている。桜雪さゆは

(この子面白そ~。この子くらいなら殺す必要性ないかな、ルシファーのリンクそのままにしておいていいかな、持ってる能力ちょっと厄介だけど、直接乱暴を働くスキルじゃないから被害少ないし、あの羊の妖怪シめておけばいいや)

 3Dグリッドから光に包まれ始め、また変な世界に包み込まれた。

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