フレッドのいたずら鬼畜作戦出る~~~~~~っ
フレッドに、ミハエルにアリウスにユーナ。
フレッドの家。ユーナ=ショーペンハウアーを連れてきたフレッド。
ミハエルの嫁や天馬蒼依らのグループは先に帰らせた。天馬蒼依はアリウスの合いカギを持ったままなのでアリウスん家で眠る気である。アリウスのベッドで。
「とゆーか腕から離れねー」
「好きだよ フレッド 大好き」
「おれは~~~嫌いです~~~」
「もう、そんなこと言って」
「まあ、もう夜も更けてるし、とまるのは許す。許すけど――」
「――けど?」
「おもらしとかしたら失格。出ていってもらいま~す」
「…………するわけないじゃない。今酒すら飲んでないのよ。それにトイレはいっていいんでしょ」
目を丸くしてユーナが答える。
「…………ああ。ならいいんだけど。オレのベッドで眠りな」
「いいの?」
「だめっつっても夜這いかけてきそうな雰囲気だから先読みしたんだよ」
「じゃあ、遠慮なく――ってまずはトイレ行ってから。トイレどこ?」
「そこ! じゃあ先にオレ部屋に戻ってるから」
「うん! じゃあトイレ借りるね!」
そうしてトイレを済ましたユーナ。
彼女がフレッドの部屋がある2階に上がってくる。
「――実は今日あなたに拒絶されないかって不安で胸いっぱいで気を張っていたから、今すっごく眠いのよね…………」
そう言ってフレッドのベッドに身を投げ出すユーナ。
「あなたのにおい…………いいにおい…………ダメ……エッチな気分になる…………ダメ…………あなたの匂いに包まれるの耐えられにゃい……………」
そんなことを言いながら10分後。
完全に寝息を立てながらユーナは熟睡した。
「作戦開始っと……」
フレッドはそう言いつつ台所へいく。
「フレッドの鬼畜作戦出る~~~~~~!」
アリウスが呟く。
「まあ、びっくりするよね」
ミハエルがそう呟く。
と、フレッドが戻ってきた。
コップには水がいっぱい。
「ウシシシシ…………」
フレッドは、いやミハエルやアリウスもいやらしい笑いをして作戦決行する。
熟睡している彼女のミニスカートの上からコップにくんだ水をかける。
コップは空になる。
ユーナのパンツ周りはびしょびしょになる。
「う…………」
かすかにユーナが眉をひそめて反応する。だが起きない。
「おかわりいっとくわ」
フレッドがそう言って抜き足差し足で台所にもう一度行く。
コップ2杯目の水をユーナのあそこに注ぐ。
「念には念を。3杯」
フレッドがそう言って台所にまたもや行く。
「これで大丈夫でしょー」
フレッドは3回ユーナにいたずらをして満足したようだ。
そして起きた時の彼女の反応を楽しむ。
「あっはっは! 彼女にはちょとかわいそうだが、面白いな!」
ミハエルがそういって笑いで出た涙をぬぐう。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
と、その時――
ドン! ドンドンドン!
窓を乱暴に叩く音がした!
いたずら男3人が振り向いてみると、"えらい表情した"天馬蒼依が3人のいたずら男を睨んでいた。
「ひきょう! ひきょううううううううううううううううううう! ずるい! ずるいよおおおぉぉぉぉおおおおぉぉぉぉおお!」
感情に任せて声を張り上げる。
「ここ2階だぜ?」
フレッドがつぶやく。
「ベランダにロープでも巻き付けて登って来たとか?」
ミハエルが推論を呟く。
「と、とにかく止めないと。近所にもご迷惑な声の大きさだし」
とアリウスが素早くテレポでベランダに転移する。
「蒼依ちゃん落ち着いて!」
「落ち着いてる場合じゃないわよ!! ていうかアリウスさん達がふざけた真似するから暴れてるんじゃない!」
「というかなんでここにいるの! 暴れないで!」
とアリウスは天馬蒼依の両腕を掴む。
「友達の恋の行方が気になったから見にきたのよ! 巫女の術で聞き耳してあんたらの悪だくみは全部お見通しよっ! アリウスさんまで加わるなんて見損なった!
いやぁぁぁぁぁーーーーっ、アリウスさんにパンツびちゃびちゃにされちゃうーーーーっ!」
「ちょ、そんなこと夜中に叫ばないで!」
はぁぁ…………とため息をついた後、アリウスは、はいの言葉が返ってこないだろう質問をする。
「じゃあ僕と別れる?」
「絶対別れない! 別れないもんね!! そのいたずら心、巫女として浄化して上げます! 恋人としての義務です!」
鼻息荒く、天馬蒼依がそう息まく。