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わかりにくい詩たち

ファンタジー☆宇宙ミ

宇宙にはこぶたさんがいっぱいいて

寂しくないよと笑っています


嘘つきだなぁ

意地っ張りなこぶたさんたちだなぁ

ほんとうはちぎれそうなほど寂しいくせに


誰とも触れ合わないこぶたさんたちは

天体望遠鏡で一方的に覗いてみると

いつでもにこにこ笑っています

ピンク色のほっぺにえくぼ浮かべて


会いに行ってあげようかな

ふと私はそんなことを考えつきます

でもたぶん迷惑なだけ

こぶたさんたちの笑顔が曇ることでしょう

喜ぶだろうと思ったことをすれば相手が喜んでくれるとは限らないのです


結局こぶたさんたちの気持ちは私にはわかりません

私はこぶたさんとは違うものなのです

でも本当にそうなのでしょうか?

宇宙にはあんなにこぶたさんがいっぱいいるのに?

私はまったくちっともさっぱり関係のないしろものなのでしょうか?

むしろこぶたさんたちは本当は私の頭の中に住むファンタジーなのではないのでしょうか?




宇宙は寂しいなんて嘘だ

宇宙には何もないなんてのも嘘だ

私は宇宙のことを何も知らない

こぶたさんも本当は住んでない

ぽっかり浮かんでるただの丸い石がたくさんあるだけか

それとも本当はとても賑やかで楽しい場所なのか

それさえも知らない


宇宙は寂しいなんて嘘だ

宇宙には何もないなんてのも嘘だ

寂しいのは私だ

何もないのも本当は私のほうだ

だから私は宇宙にこぶたさんたちを作り出して

夢見ているだけだ、こんなスマホの中から

寂しくないよと笑いながら





SOSです

応答願います

にこにこ笑っています

でも会いには来ないでね

引っ込み思案の人見知りだから


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― 新着の感想 ―
[一言] |ω☆)
[一言] しいな ここみ様 こぶたさん うちゅう たしかに メルヘン むかし はれときどきぶた というような 題名の 児童書があったような? 読んだことはないのですが 楽しそうな題名だなって…
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