かぐや様は告らせたいを見て、告白やコクハラというものの、個人的見解
かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦という、老若男女、みなが知っている漫画がある。
映画化もされ、アニメ家もされた素晴らしい漫画である。
お互いが惹かれ合いながら、プライドが邪魔をして素直になれない。
告白して失敗して関係が壊れてしまう事がこわくて、でも恋愛をしたくて、どうすれば相手に告白させるか?を考え権謀術数の限りをつくす漫画である
ここで出てくる、恋愛とは戦いであり、恋愛は告白した方が負けなのである
この言葉はとても深いような浅いような、不思議な面白さがある。
はたして、告白すると、相手に対して強く出れなくなり、何でも相手の言う事を聞いてあげて、奢ってあげて、チヤホヤするようになるのだろうか。
惚れたら負けという言葉もある。
好きな人の、どんなわがままでも叶えてあげることで、自分のことを好きになってもらいたい。
わがままを叶える事で、好きな人に必要とされている。私の事を見てくれていると思い、どこまでも頑張ってしまう人もいるのだろう
あれも、これもしといて。今から会えない?ごめん。今日は用事が出来たから会えないや。喜んだり悲しんだりの、気分のジェットコースター。刺激のある恋愛にのめりこんで、うまくいけばいいのだが、それで駄目になったのなら、また同じような相手に向かって、同じようにしていくのだろうか
別に惚れても、負けではないと思う。先にほれても、相手と対等な立場であり、むしろ、わがままを言われたら、捨ててしまえばいいのだ。男なんか星の数ほどいるのだから、
だけど、一部には、好きな人のために、借金をしたり、風俗で働いて貢いでくれる。ホストに貢いでくれるような女性もいる。そういう人たちには、惚れたら負けという言葉はあてはまるのだろう
最近、コクハラという新しいセクハラが話題になっている。
脈のない人に告白するのは、相手に不快な気持ちにさせるからセクハラなんだよ。というものらしい。
告白と、コクハラ、その境はどこなのか?についても考えてみる
大部分の男は、告白をして相手に気持ちを伝えて、受け入れてもらって恋愛したいと思うのだろう。
子供の頃から読んでいた本でも、映画でもそうしてるし、当たり前なんだろうと思っている。
昔、やっていた、ねるとん紅鯨団なんて、意中の子に告白しようとしたら、ちょっとまったーという声とともに、ライバルの男たちが集まってきて、一人の女性を巡って告白合戦をしたものだ。
テレビを見ているだろう、友達や両親、兄弟や姉妹の前で、ふられることを恐れずに、一人の女性を手に入れるために、果敢に戦いをいどんでいくのだ。
むしろ、滑稽さの中に、かっこよさも感じられた。
そりゃ、告白がセクハラになるなんて、その時代の人は思ってもみなかったことだろう。
好きになったら一直線な行動を好しとしているのが男という生き物なのだ。
狩猟時代からの本能で、女性を戦って勝ち取るものだと思っているのだ
自分が好きになった子なら、当然、他にもライバルは多い。
他のライバルにとられないように、一気に、その子と親密になって、その子をゲットしたいのだ。
残念ながら、戦いを挑めない男は、自分の好きになった女性が、他の男と付き合っていくのを、眺めていくしかないのだ
女性の方もラブレターをだしたり、条件のいい人にアプローチしたりと、同じような事をしている人もいるし、この行動は男女ともに分かり合えるだろう。
デートに誘い、デートを3回ほどしてから、告白する。
大体は、3回目が一番効率がいいと言われている。男にとってみても、それ以上付き合っても、友達とみられる可能性が高くなるし、無理なら、別の女性にアプローチしたほうが、叶わない恋にしがみつくより、よっぽどいい
女性にとってみても、3回くらいで、やっぱり友達としてしか見れないのか、彼氏として、もっと関係を深めていきたいのかを、大体は把握できるから、告白されることをうけいる心の準備ができているという事になる。
この場合は、告白してもコクハラとは言われず、むしろ誠実に対応してくれて、声に出して言ってくれてありがたいと思っているのである
ただ、デートもしないで、相手の事を恋人として相応しいか、しっかりと理解していないのに、いきなり告白してこられると困るのは当然だ。告白されるのに不快感を感じてしまう。これがコクハラと言われるものなのだろう
あんまり恋愛経験値が高くない男性は、そういう行動をおこしやすい。まあ、男女ともに経験値が少ない学生時代なら、それでもいいんだろうけどね
告白は失敗してしまうと、
女性は、断ったという負い目もできるし、自然と距離をとるようになり、今までの関係ではいられなくなってしまう。
告白後に関係が悪くなってしまうことが多い
修復は難しい。
これが漫画の主人公なり、映画の主役なりなら、相手は告白から意識してくれて、最後には結ばれるなんてのもあるだろうが、現実はそうはいかない事の方が、多い
かぐや様の話しに戻します。
子安つばめという主人公の先輩で、学園のマドンナの一人。
生徒会メンバー以外で付き合うことが難しいとされる美女、通称「難題女子」の一人である
容姿や性格も良く、かなり早い段階で恋愛も経験していた。しかし、その恋愛で相手から二股をかけられ傷つけられた経験により、女性としての警戒心が非常に高く、異性を見る目はかなり厳しい
生徒会会計である石上優は、彼女の事が好きで、体育祭の実行委員になったのをきっかけに、つばめに好意を寄せ、告白と周りから思われる行動を知らないまま行いました
つばめは、最初は断ろうとしましたが、石上をしっかり知ってから答えを出そうと、告白を保留しました。
そして、デートを重ねて、クリスマスに再び告白されました。
まあ、この後は、ネタバレになるので、ここまでにしますが
告白しても、つばめのように保留して、あいての事をさらに知ってから結論を出そうと思う人は、ほとんどいないと思います。まあ、ハイスペックな男性が相手なら話しは別でしょうが。
まず、自分という人間を知ってもらうために、行動してほしい。
それが女性の思っている事なのでしょう
ただ、ここにも困った現実があります。自分を知ってもらおうとアプローチする男性に対して、
女性は、上位の2割までが、恋愛対象。中間の5割までが、普通かどちらでもない。残りの3割が、恋愛対象外と無意識で区別しているのです。
まあ、人によって許容範囲は変わりますから、確実にこうとはいえませんが、こう言われています。
この上位2割と、中間の5割まででしたら、アプローチする事を許してくれますし、心が動いてしまう可能性があります。
だけど、明らかに恋愛対象外の人にアプローチされたら、不快に思ってしまうのです。
これが、難しい所なのでしょうか。
この3割の恋愛弱者たちは、好きになった女性にアプローチすることすら、拒絶されてしまうのです。
恋愛強者たちに、こうすればいいだの、恋愛教本で、こうすればいいと言われてやったのに、全く報われずに、心を傷つけられ、恋愛に臆病になっていってしまうのです。
結局、こういう人たちは、自分の事を許容してくれる人を探し、恋愛をしたいがゆえに、ある程度の女性の欠点を受け入れ、我がままを許容してあげる、理解のある彼くんになりやすいのです。
まあ、女性も年齢を重ねれば、許容範囲が広くなっていくし、男に財力という力がつくと、許容されるようになるのでしょうが、若く金のないころという大事な青春時代に、恋愛ができない事が多いのです
アプローチの仕方も難しい所があります。
恋愛経験が少ない男性の間違ってる部分なのですが、仲のいい友達になろうとしてしまうという事でしょう。
友達として仲良くしていたつもりが、いきなり恋愛対象だと言われ、付き合えとせまってくる。これは女性にとっては理解できません。
ある程度は、男として、女性を恋愛対象として、見ているよという言動や、アプローチを言葉にふくめていなければ、相手にそう理解してもらえないのです。異性としてドキドキさせる、言動や行動が必要なのです。
もしも、付き合ったらどこいきたい?少しくらい頼ってくれよ。甘えてほしいな。
ここは危ないから、手を握って、何かあったら危険だから道路側は俺が歩くね。
頼りがいがあって、自分の事を女性として見てくれる。そういう行動が必要なのです
そのうえで、相手からの好意を感じられて、初めて告白してほしい。そういう難しい心理が、告白とコクハラの違いなのかと、思っています
ネタバレになるので、あまり書けませんが、かぐや様で使われている告白という言葉。
気持ちは口に出さなければ伝わりません。ですが、口に出す前に、行動におこす事の重要さを、かぐや様では、感じられるのではないでしょうか?