1日目〜2日目
試験的に投稿
「えー、異世界ですかー？」
私が、「何かとても暇ですー」って友人に話したら異世界に行ってくれば？って言われたのですー。
友人の脳内がお花畑なのかと言ったら違いますけど、異世界はちょっと私には荷が重いと思うのですー。
非力で女の子みたいな見た目したか弱いリーアちゃんが異世界なんかに言ったらすぐ死んでしまうのですよー。
友人はそれをわかって言っているのであれば、やっぱり脳内お花畑ですよー。
もう一回義務教育をやり直してくるといいですよー、まぁ道徳の授業程度で友人の捻じ曲がった性格が矯正されるとは思っても無いのですよー。
彼女が欲しいとかのたまっているけど、そんな性格を好むのはダメ人間好きぐらいですよー。
残念イケメン君は私と一緒に童貞道を極めましょうねー♪
それはさておき、異世界旅っていうのは本当に存在するものなんですってー。びっくりですねー。
で、その異世界旅で(脆弱な現代一般人が生き残るのに)必要な事を教えてくれるセミナーがあるみたいなので行ってみま...せんー。
詐欺だと怖いのですー。
でもでもー、一応ネットで異世界小説を漁って先人兄貴達がどういった事を行ったか調べておくのですー。
調べてからわかった事なのですがー、私って異世界ファンタジーを一時期憑かれたかのように読み耽っていたので改めて調べる必要なかったのですー。
最近は「もう遅い」系が流行っているみたいで現地人主人公モノが多くて参考にならなかったですー。まぁ、面白かったから±0ですー。
準備は終わったので、異世界センターに行って手頃な能力を買ってくるのですー。
おやすみなさいですー。
2日目
おはようなのですー。
お仕事先に有給申請を行っておくのですー。
今日は異世界センターで能力のお買い物に行くのですー。
とはいえ起きてから30分経っていてお腹が空いたので朝ご飯を作ることにしますー。
炊飯器を開けてー、昨日炊いたご飯を取り出してー。
そのままフライパンにドーン！(油は敷き済み)
そんでもって解しながら炒めますー。
途中で中華の素を入れて、胡椒で香りづけを行いますー。
「へっくちっ！」
あー、くしゃみが出ちゃったのですー。えへへー♪
ご飯が狐色になったらお皿に盛りますー。冷蔵庫からりんごジュースを取り出してコップに注ぎます。
完成ですー。
〜ただの素炒り飯 りんごジュースを添えて〜
うーん。お洒落な感じに名付けてみましたけど残念感が強いですねー。
まぁ、美味しいので無問題ですー。
今日のコーデは
『可愛いオーラを隠しきれない一般人コーデ』 ですー。
ネーミングセンスが休暇中なのでしょうがないですー。
着ているものは、
・Tシャツ(灰色)
・フード付きパーカー(白)
・ジーンズ
・ハイソックス(黒)
・ランニングシューズ(黒)
って感じで目立たなそうなんですけどねー。
私が着るとどう行った服装でも目立つんですよねー、何でですかねー？
(銀髪美少女がいたら誰だって見るだろう？つまりそういうことさ)
あれー？
どこからか聞いたことのある声が聞こえてきたような気がするのですー。
まぁ、いっかー。
徒歩6分で着きましたー。
最寄りの異世界センター。
この異世界センターはこの街で一番大きなセンターで多種多様な能力が揃ってますー。
欠点といえば攻撃系の威力が少ないことぐらいですねー。
逆に店舗によっては攻撃系が強いけど他のスキルは役に立てにく買ったり、値段が高かったりします。
このセンターは日本最安値なので攻撃が弱くても目を瞑るべきなのですー。
私が買う予定の能力は、最近価値が暴落している無双系なのですー。
暴落している理由としては、『地球に戻った時の落差が激しすぎて鬱になるから』だそうですー。
精神が弱い人多すぎませんかねー。
異世界に移り住もうと思えばできるでしょうに...。
やっぱりネット中毒者達にはきついんでしょうかね？多分違う理由だと思うんですけど私には理由がさっぱりわからないですねー。
じゃあ、買ってきますねー♪
2日目 後編
はい、買ってきましたー♪
一覧にするとこんな感じですー。
・害効果無効化 110円
・ステータスブーストⅨ 330円
・リミッターオフ 55円
・リミッターオフの無制限化 220円
・無限収納 110円
・全属性魔法適正 55円
・魔法詠唱簡略化Ⅸ 55円
・全属性攻撃魔法Ⅳ 55円
・全属性防御魔法Ⅸ 55円
・回復魔法Ⅸ 55円
・魔力無制限 110円
やっぱり無双系は沢山生産されただけあって価値が無いですねー。
お次は生産系ですねー。
こっちも暴落しているモノを買いますー。
・万能生産 110円
これだけですー。
生産に必要なものが詰まってますー。
発売当初は17,000円程でしたねー。
え？『能力ってどうやって開発したのか』ですかー？
さぁ？私は専門家じゃないのでー、わからないのですー。
そういえば異世界旅に必要なものって能力ぐらいなんですよねー。
持っていけるものって着ているものぐらいですしー。
ということはー、準備完了って奴ですねー♪
一応友達に報告しておきますかー。
────────
13:27
「おー、どしたん？」
「異世界旅に行く準備が整ったのでー、一応連絡してみたのー」
「えぇ...あれ冗談のつもりだったんだが」
「でもでもー、チート持って行けば問題ないでしょー？」
「そりゃそうだけど、帰ってきたときの虚しさが凄いことになるぞ？」
「フルダイブ式VRだと思えば何ともないと思うのですよー」
「...！？その手があったか」
「考えは柔軟にしておかないと損しますよー」
「そうだな。で、東雲ってどのくらいの期間異世界行くの？」
「こっちの時間だとゴールデンウィークと有給合わせて10日間ですねー」
「長くね？」
「えーどういうことですかー？10日なら少ないと思うんですけどー」
「馬鹿お前知らないのか？」
「馬鹿は撤回して下さいねー？それでどうしたんですかー」
「地球と異世界の時間の流れは違うんだよ。地球で１日でも異世界だと180日なんだって」
「えー何ですかそれー。有給取った意味ないじゃないですかー」
「お前の場合10日だと1800日、つまり約5年間って訳だがそんなに長い期間過ごすつもりなのか？」
「有給取らずに6日で帰って来る予定の方が良かったー...」
「それでも約3年過ごすつもりだったのかよ...。あ、そういえばお前ってあっちでの目標とかあんの？」
「目標ー？それはねー、異世界を目一杯楽しむことー♪」
「お前らしいふわふわした目標だな」
「ふわふわー」
「異世界は帰って来るときに謎の力によって出発時の年齢に戻るから心配せず楽しんでこいよ。お前今年で26だったよな？なんならあっちで彼女でも作って持って帰って来ればどうだ？あっちの世界の顔面偏差値クッソ高いからなー。あ、でもお前女顔だから彼女出来ないk」ブツッ
「最後のは余計ですねー♪」
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素晴らしい友人に連絡を済ませたので適当にお昼ご飯を済ませて家に帰ろうと思いますー。
結果的にその後家で特にすることがなくて、早めに寝ることにしましたー。
遂に明日出発ですねー♪
すっごくワクワクしながらぐっすり眠れましたー。
3話分を繋げただけ(ストック消えた)
