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巡り合わせの予感
「そうですか?私そんなに綺麗ですか?」
小悪魔のような笑みを浮かべながら女性は答えた。
信は一瞬、心を奪われたかのように彼女を見つめこう答えた。
「ええ……自分……あなたに……惚れそう‥…です。名前も……性格も……知らないのに……あなたの名前……教えて……もらえませんか?自分は……阿澄……信です」
彼はドギマギしながらたどたどしく答えた。
女性はニコッと笑いながらこう言った。
「あなた、あそこの新入生?」
桜の道の先の高校を指差しながら彼女は半ばからかいながら聞いた。




