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勇者「魔王倒したし帰るか」  作者: 湯葉
僧侶の手記
43/50

159ページ~163ページ

        旅の途中、  以前から勇者が吸っていた葉巻をじっと見つめていたら、そっと無言で手渡された。


 最初は煙たいだけだったが、今はとても楽しい気分だ。


       世界はどこまでもゆらゆらしてとても綺麗。


   ゆらゆら。     ゆらゆら。



     ◆



 黄色の道具が    空を飛んでいたから、魔     物と勇者が踊ってる。


      く   るくる

              踊って歌   を歌お     う。


                           た  のしいな ぁ  。




     ◆



        ねえ、なんで泣いてるの勇者?



     ◆



 最近、記憶がとても曖昧だ。

 この手帳にも、自分が書いた記憶のない文字が並んでる。


 まるで自分が消えていくようだ。



     ◆



たのしいたのしいたのしいたのしいたのしいたのしあわせしあわせしあわせしあ

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― 新着の感想 ―
[一言] 僧侶も心を失って、勇者の一行は何処に行くのかわからない。
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