表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者「魔王倒したし帰るか」  作者: 湯葉
僧侶の手記
34/50

121ページ~124ページ

 勇者と魔法使いが番をしていた際、野盗が現れたらしい。


 相手は飢えていたのか、私と戦士が起きる前に苦も無く撃退できたとのこと。

 だが、魔法使いは精神的に辛いようだ。

 炎の魔法で焼いた相手の悲鳴が耳から離れないらしく、今は薬で眠らせている。

 彼女を落ち着かせるのに必要なものは、神の言葉や祈りではなく、時間と人の作った薬だけだろう。


 自分の存在意義を疑問に思う。



     ◆



 二度目の野盗の襲撃。

 相手は農民崩れなのか、クワやカマといった農具を手にし襲ってきた。


 野盗を武器で殴りつけた時の感触が手から離れない。



     ◆



 街が遠くに見えてきた。

 今日中に辿りつけるだろう。



     ◆



 街にたどり着き、王女からの紹介状を渡した後、私たちは投獄された。

 その際にこの手帳も没収されたため、その期間のことを今から記そうと思う。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 優しい王女ばかりじゃ無い。それに野盗や農民達を手にかけた勇者一行は、この国の王族に取っては危険な無頼漢に過ぎないのかも。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ