表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
創リ物ハ神二非ズ  作者: 馬酔木 太郎
1/1

リョータ、異世界へ飛ばされる⁈

読んでくださいよ、ねぇ?ちょっとでいーから!

1.襲来



俺には父親と母親がいなかった。

二人の顔は写真でしか見れない。

チビの俺を二人で囲んで満面の笑みを浮かべ、幸せそうに笑っている。

俺は二人が死んだ時、家で留守番をしていた。

小1の冬だった。

交通事故だった。

二人の乗った車がスリップして即死。

そもそも小学校上がったばかりのガキを置いてデートとは、どういうつもりだったのか是非とも聞きたいものだ。

まぁ、二度と聞けはしないけど。

その後、親戚連中は揉めに揉めた。小1のガキを引き取って育てる羽目になるのは御免だったらしい。そりゃそうだ。俺だってそう思う。

親戚連中は葬式でまでその問題を持ち出して幼い俺の前で大ゲンカ。

騒然とした時、遠縁も遠縁の1人の女が葬式に現れ、俺を引き取ると宣言した。

昔、俺の母親に世話になったからと。

当然、ガキを引き取りたくない親戚連中は諸手を挙げて賛成した。

その女は池田月子、俺の現在の保護者である。



月子は、俺の15歳上だった。

何の仕事をしているかは教えてくれなかったが、独り身で俺を中学、高校と通わせてくれた。

決して俺の母親として振舞うことはなく、ただの同居人として接した。

付かず離れず、アパートで二人で暮らす生活はそれなりに充実していた。

飯は中学までは月子が作っていたが、最近は交代で作るようになった。

今日は俺が作る番である。

ちょうど仕事に出かけているから、久しぶりに月子の好きな料理でも作ってやるために買い出しに行こう。

そう思ってドアを開けた。暑い夏の昼下がりの事だった。





そこに子供が立っていた。



その子供はなんというか…異様だった。

可愛らしい顔で、子供らしさのない歪んだ笑みを浮かべていた。

長いポンチョのようなダボダボの服を着て、俺を見ていた。





子供は俺を見て言った。

「君が、あの二人のの息子かな?」

それは鈴のなるような可愛らしい声だった。

なのに俺の脳の奥底で警報が鳴り始めた。“コイツはヤバイ”

「は?」

俺は平静を装って苦笑いしてみせた。冷や汗が止まらない。

「久しぶり。…君にとっては初めまして、かな?」

なおも不敵な笑顔の子供は訳の分からない事をいう。俺はどうしたら追い返せるか必死に考えていた。

「頭沸いてんじゃないですか、帰って下さい。そろそろ夕飯の支度しなきゃなんで。」

「あ、用事ならすぐに終わるよ。」

そう言って目を細めたその時。

「ツキコ‼︎?!」

その子供を突き飛ばすようにして月子が俺と子供の間に飛び込んだ。

鮮血が迸った。

見ると月子の腹を大蛇が貫いている。

腹に穴を開けられながら、凄まじい形相で俺に叫んだ。

「逃げて、亮太‼︎」

「へ?」

俺はあまりのことに頭がついていかなかった。いつの間に帰ってきたのか、何故俺を庇ったのか、そもそも何故俺を殺しにきたのか。

足が震える。

死ぬ、このままじゃ、死ぬ。殺される!

だけど俺の口は俺の思いとは別のことを呟いた。

「置いていけるわけ…」

そうだ、このままじゃ、出血多量で月子が…何も考えられない。

思考が考えるのを拒否している。

そんな俺を嘲笑うように、子供が蛇を体に巻きつけて近づいてくる。

俺の足はじりじりと居間の方へ後退していく。

「置いて逃げられないよねぇ…それが君たち親子の悪い所だ。」

もう、だめだ…殺される。

違う!守るんだ!俺は…弱くない!

床に落ちていた鋏を拾って俺は応戦しようとした。その時。





目の前が真っ白になって、その後に虹色の光が目いっぱいに広がった。

見えない何かに引っ張られるのを感じながら、俺は意識を手放した。





:::::::::::::::::7777::::::::::::::::::::::::::::


鋏が落ちる音がして、居間には静寂が訪れた。【神】が後ろを振り返ると、そこには死にかけの女が地面を這うようにして近づいてきていた。

床に血の跡がついていく。女は言った。

「…お、願いです。もう…あの子には関わらない、で。」

【神】は女に冷ややかな目を向けた。

そして、低い声で言った。

「情が移ったか黒魔女ルナ。英雄に愛するモノを奪われた哀れな女。あの子供を、『あっちの世界』に飛ばしたのは君だろ?」

月子、いや黒魔女ルナは無言で睨みつけた。

まるで焼き殺さんばかりだった。

「魔法はどうした。お前なら僕から身を守ることだって出来たはず。」

【神】は大袈裟な身振りで芝居がかったように言った。

「わかったぞ、ルナ。お前はあの少年を守りたいばっかりに殆どの魔力を譲渡したんだ…己の過ちを帳消しにするために。なぁんて美しい絆なんだ!」

【神】はルナの顔に自分の顔を近づけた。

「お前は今や美しい黒でも、偽善の白でもない…小汚い灰色だ!」

そしてニンマリと笑って彼女の額に手を当て、囁いた。

「さよなら、僕の愛しのルナ。」



そして《取り込んだ》。





外では烏が夕日に鳴いていた。

「あの子供を殺しに来たわけないじゃないか。…ホントに馬鹿な女…。」

ニヤニヤと笑う。

長い白髪は夕焼けの色を受けてオレンジに染まる。

邪悪の権化は向かう。

君たちの生きる世界とは別の、文字通り「異世界」へと。



そして連れてくるのだ、災厄と最悪のフィナーレを。







2.異世界に飛ばされた??




頰に生温い風が当たるのを感じた。懐かしいような、初めて嗅ぐような、そんな草のにおいの中で、俺は目を覚ました。

頭上には、日中だというのに怖いくらいに大きな月が浮かんでいた。

ボーッとした頭で記憶をなぞる。

「月子…」

そうか、思い出した。あの不可思議な子供が来て、アイツを…

まざまざと脳裏に浮かぶのはあの腹を食い破った蛇。

俺には分かっていた。

あの女は、もう死んでいると。

何故か分かってしまったのだ。

分かっているから、泣いたりなんかしなかった。

それより、俺の現状を把握するのが先決だ。

泣くのなんか、いつでも出来る。



丸一日かけて、草むらの近くにあった街を歩いた。

色んな人に聞いて分かったのは、この世界は魔法というモノが存在する事。

魔法は使える人と使えない人がいる事。

なんでもできるわけではなく、〈属性〉に応じた魔法を扱える事。

この街の属する国はとても平和だという事。

この世界では問題はここ最近何一つ起こっていない事。

まぁ、だいたいこんなところだろうか。

魔法なんて突拍子のない話、以前の俺なら徹底的に否定していたが、今の俺にはありのままを受け入れる事しか出来ない。

明らかに、俺のいた世界とは違うのが肌で分かった。魔法だってあるんだろう。

なんか、自分で考えていても、自暴自棄になっているのが分かった。

そんな俺が金すらないのを心配して、親切な店主が金を渡してくれた。

だが、俺はその金を使って飯を食う気にはなれなかった。

なんか、どうでもいい。

腹はなっているけど、その音も今は耳障りなだけだった。

夕焼け色の街を歩く自分の影が酷く長く見えた。







〜・ー・〜・ー・〜・ー・〜




「君、大丈夫ですか?」

そんな声で目が覚めると知らない天井が目の前に広がっていた。

心配そうに覗き込む若い女の顔。どうやら俺はベットに寝ているらしい。俺を見る女の赤い髪の色に目が眩んだ。

「アンタ、誰?」

「第一声がそれって…街中でいきなり倒れる人がいたら、そりゃ保護しますよ!」

そう言ってやれやれという風に首を竦めた赤毛の女はどうやら俺を助けてくれたらしい。

「そうか…助けてくれたのか。ありがとう。じゃあな。」

そう言って立ち上がったものの膝がガクついてすぐにベットに座り込んだ。

「まぁ、しばらく休んで行って下さい。…アナタ、どっかの世界から来たんでしょ。」

驚いて俺は聞き返した。

「何で分かるんだ?」

女はベットのそばの椅子に長い足を組んで言った。

「服に書いてある文字、ここの言葉じゃないですからね。」

そういえば俺の着ているTシャツには英語が書いてあった。

なんて書いてるか、わからないけど。英語は苦手だったし。

「たまーにあるのです。何処かの世界から流れ着いてくる人が。…大抵はこの世界の魔力に耐えきれず、死んでしまう。そういう人たちを埋葬する墓地もありますよ。」

俺は身震いした。

もしかしたら死んでしまってもおかしくなかったわけだ。

「でも、実際に話したのは初めて。どうやって来たんですか?」

「…」

あえて話す気もなかった。

話したところで何か変わるわけじゃない。

…それに、話す気分じゃなかった。

「そう。…色々あったんですね。今日はこのホテルに泊まって行って下さい。お代は私が持ちますから。」

「…ありがとな。」

女は手を振って部屋を出て行った。

俺は布団に顔を埋めた。

そうだった…

「…名前聞くの忘れたぁ…」




〜ー〜



その日はなんだか疲れて、朝までぐっすり眠った。



ー〜ー〜




朝起きて歯磨きをしているとベルが鳴った。

ホテルに訪問してくるって何?そう思ってドアを開けると

「おはよーございます!行き倒れくん!」

赤毛の女が立っていた。

何故か敬礼ポーズで。

…何なんだ。

「おや、目が充血してますね。眠れなかったんですかぁ?」

「うるせー。」

軽く頭を叩いた。





3.シータの憂鬱




女は言った。

「なんか…ほっとけないんですよね〜。」

「うるせーチビ。」

俺たちはホテルを出て街を歩いていた。

隣に並んでみるとその女は思ったよりチビだった。

赤毛の頭は俺の胸辺りにも届かない。

ピンと突っ立っているアホ毛は身長の誤魔化しの為か?

「そんなこと言っていいんですかぁ?…宿泊代、払って貰いますよ。」

「スイマセン…」

そうだった…今俺一文無しか…俺は口を尖らせながら言った。

「俺も仕事した方がいいのかな。」

「護衛業なんてどうです?がっぽり稼げますよ。」

ニヤリといやらしげに笑う顔に邪悪さを感じる。

見れば左手の人差し指と親指で輪っかを作っている。

…金か。

「ああ、そ。っていうか、俺の服まで買ってくれるって、どういうことだ?アンタにメリットないだろ。」

女は顎に手をやり、うーんと唸ると俺を見上げて言った。

「えっと…興味本位?」

「あっそ。」

どうせそうだろうと思ったけど、なんで疑問形なんだよ。

そして女は、あ、そうだ!と言って思いついたように言った。

「君の名前は何ですか?」

そういやお互いに知らなかったな…ってか今更すぎだろ…




店に入って服を見る俺に赤毛の女、シータが興味深げに言う。

「リョータっていうんですか。珍しい名前ですねー」

俺は目についた黒い服を引っ張り出しながら言った。

「そうか?俺の住んでた国じゃ、オーソドックスな名前だぞ。」

「ほー。面白いですね、『あちらの世界』は。」

何度も首を縦に振るシータを尻目に俺は服を探す。

…なんか、中世の騎士みたいな服ばかりだから、コスプレ服を探してるみたいで少しワクワクするがポーカーフェイスを保つ。

「っていうか店にそれ持って入っていいのか?」

シータはカッコよさげな剣を腰に帯びていた。

「周りの人も腰に付けてるし、大丈夫でしょう。」

「アバウトだな…」

周りをよく見ればシータの言う通り、剣や杖を帯びている人が沢山いた。

シータは赤いアホ毛をふわふわさせながら言った。

「それに、私の魔法発動にはこの魔剣は必要不可欠なんです。これでも、私雷属性なんですよ!」

「へぇ、どのくらい強いの?」

「この店一つは焼き払えるくらいですかね。」

「…へぇ、そーなんだー。」

まじかよ…俺、魔法とかないんだけど、生きていけるかな。

ちょっとばかり不安になった時、ふと気付いた。

「俺、どーやって生きていこう…」

やべ、ちょっと涙目になってきた。

だって俺、ほんとは高校生だぜ…

そう思いながら後ろを振り返るとシータがいなかった。

まぁ、いっか。

取り敢えず、服代は払ってくれるんだし試着でもしよう。




_________________



シータが服を物色していると、3人の男が取り囲んだ。

周りの人は少し遠くからその様子を見ている。

どうやら関わり合いになりたくないらしい。

「お嬢ちゃん、もしかして、『紅い雷蝶』かい?」

少し小太りな男が言った。

『紅い雷蝶』とはシータの異名である。

「はい。」

シータは怪訝な顔をして頷いた。

男は顔を輝かせた。

「まさか、こんなところで会えるとはなぁ…!」

そう言ってシータの腕を掴んできたのでシータは魔剣に左手を伸ばし…やめた。

それを見て下卑た笑みを浮かべた男。

「やっぱり、一般人の多くいるところじゃ、なーんにもできないよなぁ…」

そして更にシータの腕を引っ張った。

自分の目線と無理矢理合わせさせる。

「痛…!」

「俺の子分が何人も世話になってるそうじゃねーか…ふん、中々の上玉だな。」

シータは腕を振り解こうとするが力が出ない。

「…毒…?!」

「悪いな…俺は毒属性でな。3分身体のどこかに触れるだけで、あら不思議、お嬢ちゃんは暫く力が出んのよ。」

尚もシータは気丈に言い放った。

「離しなさい‼︎」

「さぁて、どうすっかなぁ?」

(…この野郎…)

シータが歯を食いしばり、

男がニヤニヤと笑ったその時だった。黒髪の男がシータの腕を握る男の太い腕を掴んだのは。




〜〜〜〜〜〜数分前〜〜〜〜〜〜〜〜



俺は試着室から出て、購入する事にした服を着たまま、広い店内でシータを探していた。

人集りに気づいて人の肩の間から覗くとそこにいたのだ。

シータと、明らかに悪意を持ってその腕を掴む男が。




_________________




俺は後悔していたんだ。

あの時、月子が死んだ時、自分が一瞬でも逃げようとしてしまった事。

もう、逃げたりしたくなかった。

だからなのかもしれない。

あの時身体が動いたのは。



_________________



俺は小太りな男に静かに言った。

「離せよ…」

そう言って反対の腕でシータの手を掴んでグイと引き寄せた。そして。




身体血という血が沸騰するような感覚がして。

怒りとは違う、何か別の感覚に身を委ねたことだけは覚えている。

金属同士がぶつかったような音で俺は我に返った。




「ヒィッ!なんだよ、これ…」

男の目玉の数ミリ先に鋭い結晶のようなものが突き立っていた。

太い腕や脚を押さえつけるように大きな結晶が俺のすぐ足元の『地面から生えていた』

鈍く光るその結晶に込められた鋭い殺気は、男達をビビらせるには充分だった。

周りの野次馬はざわざわとどよめいた。

「リョータ…」

「ほら、行くぜ…」

そう言って俺は呆然としたままの男達を置いてシータの腕を掴んだまま野次馬を掻き分けて、店を出ようとして…



だが、俺はちょっとした問題に行き当たる。

「すまねぇ、この服にしたんだけど金…」

シータは空元気を出して言った。

「…!もっちろんです、任せて下さい!」

…かっこつかないなぁ、俺。




少し歩いてから俺はぶっきら棒に言った。

「…どうして力を使わなかったんだ。使えたはずだろ。」

シータは俯いている。

「迷惑かけてごめんなさい。怖くて、使えなかったんです…」

俺はその言葉に違和感を覚えた。

「アンタ、強いんだろ、なら…」

怖がる事ないはずだ。

シータは俺の言葉を遮って言った。

「…私、凄く魔力コントロールが下手なんです。私が雷属性なのは、知ってますよね。」

俺はその言葉に頷いた。

確かそんな事言ってた筈だ。

一つの家屋など、焼き払える程の力の持ち主。

だが、そんなシータにもかつて、どうしようもない悩みがあった。

「今は魔剣さえあればちゃんと使えるんだけど、昔は制御不能だったんです。」

シータは立ち止まると昔を懐かしむように青い空を仰いだ。

空には名もわからない白い鳥が舞っていた。

シータが名家のお嬢様だった頃。

「みんなに出来損ないって言われるのが悔しくて、毎晩練習しました…」

「ある日、魔力を制御しきれなくなって弟を傷つけてしまった…両親が止めに入らなければ、私はきっと弟を殺してしまっていたでしょう。」

シータは自分の魔剣を右手で握りしめていた。

その時俺は彼女が左利きだという事を知った。

「もう顔を見せるな、って。そりゃそうですよね。」

肩を竦めてみせたシータは、しょうがない、と言う。

自分の跡取り息子を殺しかねない人間なんか、そばにおける筈が無い。

これは、仕方ない事なのだ。

それでも。

「今でも時々頭に浮かぶんです。あの時の弟の恐怖と憎悪に満ちた眼を。」

「だから、周りを巻き込まないかとか、そういうこと考えると動けなくなるんです。」

そう、親に捨てられた女は締めくくった。

「そっか…悪りぃ。」

俺はそれしか言えなかった。

俺の苦しみは一瞬にして起こった。

でもコイツは長い長い年月、親族の冷たい目に晒されてきた。

どっちが苦しいのかなんて、俺にはわからない。でも。

「今、辛い?」

「いいえ。私、これでも名のある騎士なので、剣を見せるだけで大抵の人は逃げてくれますから、護衛業の仕事は楽なんですよ?」

そう言って気丈に笑ってみせたその顔に眩しさを感じた。





「それにしてもリョータ、凄いですね!…あんな魔法、見たことないや。」

話を逸らすようにシータが言った。

「あれ、綺麗でしたね…まるで宝石みたいな。なんの属性なんでしょう?」

確かにあれは、そういうのに鈍感な俺から見ても綺麗だった。

初めは氷か何かかと思ったけど、冷たくなかった。

あれはどちらかというと、水晶だ。

俺はまじまじと自分の両手を見てから言った。

「俺も何であんなの使えたのか分かんねぇ…気づいたら、出来てた。」

そう言ってシータの顔を何気なく見た。

それだけだったのだが。

「!」

シータが信じられない、と言う風に目を見開いた。

「どうしたんだ?」

「目の色が…?」

「え?」

俺は急いで店のショーウィンドウで自分の顔を確認する。

「何だ、こりゃ。」

ガラスに映った俺の瞳は赤く染まっていた。

俺は嫌でもあの子供を思い出さざるを得なかった。



それはまるで、

月子の腹から飛び出た真っ赤な血の色だったのだから。






#.その頃。





「ついにアイツが動き出した…」

両サイドで髪を束ねた黒髪を揺らしながら女は拳銃に弾を詰める。

「私が、なんとかしなきゃならない。」

そう言って拳銃を握りしめた。

「そうでしょ、兄さん。」

続く


初めまして。あせびです。高校一年ということで所々の文章の未熟さはご容赦願いたい。

大した文章力もないのに、頭の中でストーリーばかりが進むので、ここで吐き出させて下さい。

良ければ感想レビューでメッタメタに袋叩きでもして下さい。反応欲しいのですyo

まぁ、続くんで、気になる人はこれからもよろしくです。

特にいうことないy… z Z Z Z°



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ