手紙の内容
11年前の自分から手紙がきた
小学生らしいぐちゃっとした文字で
紙いっぱいにありがとうとハートがいっぱい書いてあってほっこりしていた
「よく読めたな…」
隣にいたグループの男子が目を細める
「私にしか読めないの」
そう言うとなんじゃそりゃと笑われた
「そう言えば前手紙書いてたよね?誰にも送ったの?」
「誰に送ったんだよ今時メールだろ」
次々飛んでくる質問に「内緒ー」とだけ言って手紙ををカバンに入れた
「あはは!けど昔の自分にこの環境を伝えてもわかってくれないだろうな」
先輩の一言でグループ全員がうんうんと頷いた私だけを除いて
「そうでもないと思いますよ?」
私のその一言でみんなえーっとざわついた
その場を離れようとしたら「待ってよー」と友達に飛びつかれ2人揃ってダイナミックに転んだ
全員にばっちり見られていてかおから火が出るほど恥ずかしかった
それでもすごく面白くて笑いが止まらなかった
「そのグループはねとても面白くてずっーとみんな笑ってるの!
集まる度に笑いが止まらなくて…
それにみんなとってもいい人なんだよ!
誰も私のことを馬鹿にしないの!困ったときは必ず助けてくれる素敵なグループなの
21歳までまだまだ時間はかかるけど諦めないでね!
思えば必ず叶うから!」