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暖かい

「11年前の自分へ

元気にしてますか?毎日家に帰ったらだれもいなくて寂しい思いをしていると思います…

教室では自分のグループがないと悲しくなってしまうこともありすね。

でも悲しまないでください!私にもちゃんとグループができます

正直高校を卒業してからもずっと悩んでいました

でもね大丈夫!21歳になったら自分のグループができました!

そのグループはね…」


ぐちゃっとした文字で思わず笑ってしまった

だけど最後までよんだら気持ちが暖かくなった

暖かくなったと同時にホッとして涙が出てきた

そしたら手紙までびしょびしょになってしまった


ずっと泣いてたら帰ってきたパパとママがびっくりして慌てて二階まで上がってきてくれた

下の兄弟もよしよしってしてくれた

それが暖かくてまた泣いてしまった


ご飯のあとパパとママに手紙の話をした

パパは不思議そうに首を傾げたけどママは嬉しそうに話を聞いてくれた

「21歳までまだまだ遠いけど素敵な未来がまってるのね」

ママはコーヒーを飲みながら笑ってた

私はうん!って大きく頷いた

でもパパはやっぱり不思議そうにしてた


夜手紙を枕の下に引いて寝た

そしたら素敵な夢を見た

その夢はとて暖かった


大人になった私と大切なグループの人と一緒にいて楽しそうにしていた

みんなずっーと笑っていた

もちろん私も!

明日学校が終わったら大人の私にお手紙書こう!


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