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平凡な高校生の俺が異世界召喚イベントをスルーしたら3つの世界からお迎えが来ました  作者: 六角真茅
魔王討伐の旅のお供は軍人、召喚士、村の騎士
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scene4

 夕暮れ時、ラベンダーの冒険者ギルドでは小さな騒動が起こっていた。

顔の所々に返り血を浴びた少年と顔面蒼白の少女、そして彼女に肩を貸している少女がもう二人。

そんな不審者然とした一行がクエストの報告に来ていたからだ。

常日頃からモンスターを狩っている冒険者たちが集まるギルドなので、返り血程度ならばよく見る代物なのだが……


「えと……サトウ氏、この依頼を受理されたのは今日のお昼ですよね?」


「え?そうですけど」


「あの……一応これ期限は一週間なんですが……これを五時間半で終わらせたんですか?」


「はあ……」


佐藤は驚愕の表情を浮かべる受付の女性にオオカミの血でカピカピになった右手を見せて、


「とりあえず四人がかりで囲んで指定の数は倒してきましたけど」


「素手ッ!?」


          *          *          *


レッドウルフ討伐で得た報酬の15万Gを仲良く四等分し、一人あたり37500Gの収入。


「これでしばらくは金に困らないだろ。あとは給料安くても簡単な仕事を探そうぜ」


「……もう疲れた。明日くらい休ませて……」


「いいですよ、日当は分けませんけどね」


「……そんなー」


「佐藤、今ギルドに寄せられている依頼はあの4件だけじゃないのか?」


「高額な仕事は、な。ギルドで知り合った他の冒険者に、日雇いの……工事だとかああいう仕事は別でまとめてあることを教えてもらった」


「それを言ったら岩塩撤去とかも安日当の工事に入りそうな気がするんですけど……」


「岩塩……?何だそりゃ?」


「ギルドに寄せられてる4件の依頼の一つですよ!佐藤さんもう忘れたんですか!?」


「あ……あーあれなー大変そうだなー」


使い捨てる気満々の依頼だったらしい。


「……心に、焦りを感じるぞスカイウォーカー」


「恐れじゃありませんでしたっけ?」


「……はっはっはっ、すり替えておいたのさ」


「きっさまー!」


「誰だお前は!?」


「地獄からの使者、スパイダーマ!」


「……デーデデーン」


「ダーマ、殺されたんじゃ!?」


「残念だったな、トリックだよ」


「さらっとコマ〇ドーにシフトしやがった!」


「……ダニィ!?」


「嘘だッ‼」


「お前ら何行ボケる気だ!?」


「……お前の教育を誤った。私のミスだ」


「ちょ、リンお前何でSWに戻してやがる!?」


「佐藤の陰謀にもっと早く気付くべきだったァ!」


「俺かよ!?ってサーシャはどうしたその迫真の演技は‼」


「……アナキン聞け!茶番てんこ盛り展開は悪魔だ‼」


「シリアス100%こそ邪悪の権化だッ‼」


「……そこまで腐ったか!」


「現状100%ボケてんじゃねえか‼」


「ここ、ムスタファーじゃなくてラベンダーだぞ?」


「「あっ」」


エピソードⅢに乗り遅れた桜庭の指摘(?)で、ネタの氾濫は一応の解決をみた.


「ったく……投稿遅れたからって溜まってた分のネタ全部ブチ込みやが「それ以上はダメです‼」


「……で、何の話だったっけ?」


「安日当でもいいから仕事をさがそうという話だ」


「まあ、もう荒事は御免こうむりたいぜ」


「ああ、ま~た余計なフラッグを建築するんですね佐藤さん」


「……前回で身体能力が~防御力が~って書かれた時点で荒事決定ね」


「何なの!?その地の分引用のネタバレは何なんだよ!?」


「……趣味?」



試作新作小説(早口言葉?)の片方を投稿したので、もう片方を書く前にこっちの更新を済ませてしまおうと思い、scene4を投稿しました。

今回はまあ……六本木のSW展に行ったばかりなのでその影響をもろに受けてます。後悔はしている、反省はしていない

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