希望の道
私は王様より上。王様を隣で守る兵士よりも上、しかし女王じゃない。女王は私から遠い場所にいるもの。
女王は私の憧れ。
私は目には見えない暗い暗い星の下。その暗い星の東にはアークトゥルスのように輝く星がある。その輝く星は定めらた場所と中心を明るく照らす。
女王には常に5つの謎が付きまとう。
誰なのか?
どこにいるのか?
いつからなのか?
どんな理由で?
何をしているのか?
その答えは神様の頭しかわからない。
女王のすぐ下に答えはあるのに。
だけど教えてあげる。
女王はベガのように輝く星の下。
そして、終わりの始まりの近くにいる。
その右には右。
王様は兵士の隣で守られてる。
王様の右は左。
けどあなたにはわからない。
すべてが嫌になって私は西に向かって歩いた。
まだ、空は真っ暗。
すぐに私は理解した。
何のために西向かっているのか。
さらに歩いた。
年をとった。
まだ空は暗い
さらに歩いた。
涙が出てきた。
少しだけど星がみえる。
さらに歩いた。
今まで来た道は正しかった。
たくさんの星が見える。
さらに歩いた。
やっぱり間違っていなかった。
さらに歩いた。
女王の正体も、場所も、何をしているかも、すべてわかった。
空には幾千もの星が見える。
さらに歩いた。
そこは行き止まりの崖だった。
誰もいなかった。
私は立ち止まり、空を見上げた。
輝く星の中に一際輝くベガを見つけた。
あの輝く星に強く憧れていた。
そして思いだす。
貧しかった頃を。
貧しくても自由だった。
だけど裕福さに憧れはあった。
王様と結婚した後、私は王様の隣にずっといないといけなかった。
その横には兵士。
兵士と王様の間で守られた。
だけど、そこに自由はなかった。
そして私は歩き出す。
崖の端についた。
今までの道を振り返る。
東の空はほんの少しだけ明るかった。
そして彼女は少し両手を広げ、静かに後ろへ体を預けた。
西の空はまだ暗く、たくさんの星が輝いていた。
それらしい話にした言葉遊び。
身近にあるものをテーマにしました。
タイトル詐欺ですがヒントです。