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everyday pastime  作者: p129
プロローグという名のキャラ固め
9/33

食糧(お菓子)調達へ

「まじかよ……」

「わーい、光流先輩のおごりだー」

 光流と二麺になったらしい。二麺がうれしそうな顔して

「紀夢先輩の呪縛から解放された~」

「じゃあ二麺、帰ってきたら覚えておけよ?」

 ひゅーひゅーひゅー

 二麺が明後日の方を向いて鳴りもしない口笛吹いていた

「ほら二麺行くよ。じゃあキム頼んだよ。日向も」

「あいよーいってらー」

「わかりました。いってらっしゃーい」

 気楽な二人だ。自分も言えた義理ではないが…。

 この時あの二人にあんなことが起ころうとは。

 とか考えてみる。

 自分で思ってなんだが、ありもしないフラグ建てたな。

「先輩、今なんかこう『CMのあと衝撃の事実が‼』的なのことを考えませんでした?」

「え、いやいやいや。考えてないって。思ってない思ってにゃい!」

 思ってにゃいってなんだよ。また噛んでしまった。

「ふーん。また噛みましたねー」

 こ、これがジト目ってやつか。いままで何度となくやられたことか、男女問わず。あーあ、昔話をしてもつらいだけだ…

「これを機に奢ってもらおうとか考えてるんだろ?いいよ、アイスがいい?」

 ジト目から変わってキラ目に。何たる現金なやつだ。

「じゃあ破亜限堕津(ハーゲンダッツ)とかどうですかねー?」

「高いわ。ハイパーカップとかにして」

ブーブーブーブー

 ポケットからバイブ音がした。

 決してそんなのではない。絶対ない。第一に鳴っているのはポケットだ。

「誰に対して何の言い訳しているのですか?」

「心読みすぎだろ。エスパーか?」

「エスパーじゃありません、なんとなくです、なんとなく」

 女の勘ってこわい…

「あ、そう、電話するから先行っててもらえる?」

「りょーかいです。彼女ですか?」

 二麺はいたずらっぽく笑いながら問いかけてきた。

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