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everyday pastime  作者: p129
プロローグという名のキャラ固め
7/33

日向が進化したいそうです

「ねぇ日向…」

「ちゅーずるるる…はい?」

「カフェオレ好きだねー」

日向に声を掛けると、よく売っているような円錐形の上のとがった方を切り取ったような形のカフェオレを飲んでいた。毎回飲んでいるのを見るが鞄にストックがいくつあるのだろうか

「おいひいでふよ。もうひとふあるんでいりまふか?」

 たぶん『おいしいですよ。もう一つあるんで要りますか?』

だと思われる。

「いや、ストロー放してからしゃべって。それに俺はコーヒーあるから、いいや」

光流が台所に行って見ると、帰って来たときにはなかった、コーヒーの作りかけがあった、正確には、作った後の飲みかけか。

光流は高速思考をする。『俺は帰ってから、コーヒーを作ったか?いや作ってない。じゃあ誰がつくったんだ?』

周りがゆっくりに感じる…!?

いや、別に高速思考なんてしていない。考えた時間の分過ぎた。

ま、いいや。これに足して持っていくか

「キムー、コーヒー勝手に作ったー?」

「作ったー」

やはりあいつか。コーヒー足して。とりあえずインスタントの粉を足して、牛乳足して。上にあがると。

二麺が紀夢にまだ頭を撫でられていた。ぶすっとはしているが、とりあえず呪縛から逃れるのを諦めたらしい。

呪縛じゃないな。

「キム、人の家で何してんだよ…」

「え、コーヒー作って飲んだんだけど?」

しれっと言うな、しれっと。どうりでさっき2人に話してる最中に抜け出した訳だ

と、こんなことを思いつつ、コーヒーを飲んでいると。

日向がじーっと見てから

「先輩~コーヒーいいなー」

「ん?飲む?これがいやなら作ってくるけど?」

「いやそうではなくて、コーヒー飲めることがいいなーって」

「そう?」

「そうですよ、先輩、いつからコーヒー飲めるようになったんですか?」

「うーん?いつからだろう?中二?中三?かなぁ別にまだ悲しむことじゃないだろ?」

「十分悲しいですよーそれにずっとカフェオレですし。そろそろ進化したいなーって」

そういって波音は眼鏡をクイッと上に引き上げた。焦げ茶色のポニーテールが大人っぽいが、顔が幼いのでミスマッチしている。

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