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everyday pastime  作者: p129
プロローグという名のキャラ固め
6/33

仲間が増えました

「ということなんだけどいいかな?これでも入る?」

 平井光流は床に、正確には、座布団に座っている二人に目をやった。

「全然OKです。むしろ面白くなってきてなおさらです」

「だそうだよ、キム」

 二人のうちの一人、日向波音の回答を聞くと幼馴染である久留田紀夢に声をかけた。

 紀夢の扱い間違うと怖いんだよなー…最近はないけど

 そんなことを考えていると、短いプラチナブロンドの髪の毛をぼりぼりとかきながら紀夢が

「光流、いま失礼なこと考えたか?」

「いんや?考えてないけど」

 おまけに勘が鋭い。勉強はそうでもないが、運動はできる。光流はその逆。うらやましくはないと思っている

「で、どうなの?大丈夫なの?」

「いや俺に聞いても意味ないだろ。別にメインじゃないし決めるのはそっちだし」

「そうかい。じゃあいいか、じゃあ二麺は?」

 そう、もう一人である二麺雷花に声をかけた。

 この子は子供っぽくてかわいい。容姿も背は小さく目は大きいという童顔で、言動が中二くらいの威力しかない。

 二麺は茶色の長いツインテを揺らしながら。

「私もお願いします、それと先に言っておきますが、子供ではありません。子供ではありません。大事なことなので二回言いました」

 おっと、この子も勘が鋭いと来た。

「はいはい、にゅうちゃん。今後とも、よろしくね」

 紀夢が自分の元へ二麺を引き寄せ頭を撫で始めた。

「ちょっとキム先輩頭撫でないで下さいよー」

………………

 いかんいかん。これだけで、小一時間は呆けていられる。

 光流は波音に声をかけた。二麺より少し背は高いが、やはり幼く見える。

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