1-C 神様からの試練
この度は東日本大地震により被災された方々に心より謹んでお見舞い申し上げます。
この大震災を日本全国一丸となって乗り越えられると強く願っています。
連載遅れてすみません。
あくる日の朝、俺は目覚めた。時間は昼の11時。
完全に遅刻である。横に亜樹菜の姿はなかった。
携帯はやつらからの着信だらけ。
どんな奴らがうちにやってきたのか気になってるだけだろうと勝手に解釈して、学校を休む事にした。
『昨日はろくに寝られへんかったしな。』と呟き昨日の夜中を思い出した。
亜樹菜が『おやすみ』と眠った後、オレはベットから出て床の上に正座した。
この状況をもう一度整理したかったからである。
「今俺の部屋に此花ちゃんがおる!いや違うやろおれ!赤の他人や!•••いやそれも違う。兄妹や!
意味もわからず親父が連れてきたな!!?まぁ俺も姉ちゃんほしかったわけやし!?なぁんも問題ないわけやし!?ま、まあ可愛い人やから俺が軽くビビってまうわけで、うちやのにうちにいる気がしないだけであって•••寝られへん。。」
そう、俺は完全に意識しまくってるのである。そんな俺をよそに亜樹菜は爆睡である。
「こっちの気も知らんとようもまぁ寝られたもんやな!今日初めてあったばっかやぞ!警戒心なさすぎんねん!」
寝ている相手には強気である。
ともかく俺に悩みの種ができたわけだ。それもかなりでかいやつな!!?
胸のドキドキが収まったわけではない。解決したわけでもないが、おれはベットに向かった。そう、眠いからだ!
となりに入ってみて改めてわかったこと。可愛すぎる。そしてシャンプーのいい香りがする。
その時である。亜樹菜がこちらに寝返りをうってきた。と息が聞こえる。顔が目の前!そしてパジャマの隙間から谷間が見えている!!
ムスコ大暴走寸前である。
その後もそんなこんなでムスコを鎮めるための闘いに大量に時間を費やし眠りに付けたのは朝方であった。
正座をときリビングに向かった。考えた結果、俺にはキャパオーバーなわけで考えてもむだ。流れに身を任せる事にしたのだ。
リビングには誰もいなかった。
やっとゆっくりできると思った矢先である。
『おはよ!』と風呂場からでてきたのは亜樹菜であった。
『お、おはよ。』と一人ではないとゆう事の落胆で、から返事をしてしまった。
『なんか元気ないね?大丈夫?』とメチャクチャ可愛い事をゆってきやがるもんだからオレは『大丈夫やで』と笑顔で答えた。
先ほどの落胆なんてどこいく風であった。
『二人はなんか遊園地いくとか言って朝でてったよ!帰りは夜になるから晩ご飯は二人でなんか食べろってお金もらったから美味しいとこ連れてってね!』
と、あのアホ親父はまた勝手な事をしやがる。
『あれ?てか学校はないの?』と聞かれおれは
『今日はなんか行く気しなかったから休んだわ!』
とたまにある事をゆうと、でたよ!とゆわんばかりの顔で、
『学校はちゃんと行かなきゃだめだよ?青春の一番いい時なのに友達に会える時間潰してどうすんの?!』
『ご、ごめん。明日からはちゃんといくわ。』と軽く呆気にとられたが答えた。
『そか!じゃあ今日はこの街を私に紹介して!』と言ってきた。
自分でゆうのはなんだがこの街には特に紹介できるような所はない。
『紹介するようなとこないで!』と素直に伝えたが、
『連れてけ!』とやけに威圧的な言葉に『は、はい。』と答える僕。
家の近くはほんとに紹介できるとこがなかったので電車で15分ほどのそれなりになんでもある街にきた。
二人で歩いているのだが、通りすぎる男達はみんな亜樹菜を見ていた。振り返るやつも多い。
等の本人はにこにこしながら俺に、『ねぇねぇどこいく?どこいく?』とまったく気になってない様子。
『なんかしたい事ある?』と聞くとショッピングしたいとの事だったのでぶらぶら見る事にした。
すると亜樹菜は最近流行りの下着屋を見つけ『ねぇ一緒に選んで!』と思春期男子には恥ずかしい事を要求してきた!
『ほんまにゆうてんの?』とゆうと『いいから!』と手を引かれた。すごく小っちゃい手でもちもちしていた。
中に入るとセクシーな店員さんたち!そしてエロしか感じない下着達!今この店に男はおれ一人!女は
ざっと見渡すだけでも20人はいる!まさにハーレムやん!?
とニヤニヤしてると亜樹菜はこれなんかどう?と見せてきたのは紫と黒が入り混じったTバックであった。瞬時に俺の脳は亜樹菜がこれを着てるとこを想像し、脳に焼き付けた!
『ええんちゃう!似合いそうやな!』となんとかニヤけ顔を抑えながら答えた。
すると亜樹菜は事もあろうに『買って!』とゆってくる。
オレはまだしがないただの高校生やぞ!3000、4000円も痛いんじゃ!と心で叫んではみたが、見栄を張りたい自分がいて、『ええよ!』と答えてしまった。『やった!ありがと〜!』と腕をぎゅっと掴んできた。胸が当たっていてこのまま時間とまれ!!と本気で思った!
恥ずかしながらレジにもっていくと会計の時に、『可愛い彼女さんですね!』とゆわれなぜだか兄妹ですとは言いたくなくて、『あ、ありがとうございます。』と答えた。
店を出ると外をでると外はもう暗くなってきていた。
『今日はもう帰ろうか!』と亜樹菜がゆうので家路にむかった。
家に着きリビングでぐだぐだテレビをみていたら眠ってしまった。
すると亜樹菜の『起きて!』の声で目が覚めた。
『ご飯できたから一緒に食べよう!』と笑顔だった。
その言葉にバッと体を起こすとそこには美味しそうな料理が並んでいた。
『冷蔵庫にあるもので作ったからこんな感じだけど•••ごめんね?』と滅相もござらない事をゆってきた。
『いやいや!めちゃくちゃ美味しそうやん!てか料理できるとか意外やな!』と答えると
『私だって料理くらいできるし!』と軽くふてくされた後、
『今日は街にも連れてってくれたし、下着も買ってくれたし、そのお礼だよ』
ふいにオレはこの人が彼女だったら毎日楽しいだろうなと考えてしまった。
その後二人でご飯を美味しく食べた。笑顔で二人でご飯を食べながら今日の事を話したりした。
本当に楽しい。
片付けをしてる亜樹菜を見ながらおれはまたソファで寝そうになっていた。
すると二人が帰ってきた。
そしてリビングに『ただいまぁ!』と親父の汚い声が聞こえた。
亜樹菜は『おかえりなさい!これ使わなかったので返します!』とゆっていた。
手にしていたのは今朝もらったとゆっていたお金だった。
ウトウトしながらその光景をみていた。
『ええよ!使わなかったなら亜樹菜にあげるから!』と親父はゆうが、亜樹菜は
『本当に大丈夫ですよ!このお金でまたふたりでどっか出掛けなよ!』と笑顔で親父の手に返していた。
それを見た途端、俺の睡魔が限界で眠りにはいった。
兄妹としてじゃなくこの人と出会いたかったな。と思いながら眠りについた。