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1-A. えっ!?この人が姉ちゃん??

お楽しみいただけるかはわかりませんが、どうぞ宜しくお願いします。

親父のあの発言から二週間。特に変わらず毎日を過ごしている。

•••『学校』

周りの友達も最初はそれとなく気を遣ってくれてるのがわかったが今はまったくそんな事はない。

『優樹の新しいオカンてどんな人やろなぁ!』

『どやろな?けどあのオトンの事やから相当綺麗な人なんちゃう?! 』


•••いやいや、まだオカンになるって決まったわけやないし!!と俺は心の中でツッコんだ。

この最初に要らん事を言い出したのが圭、そのあとこれまた要らん事を言うのが拓。

圭『なぁなぁ、優樹はどう思ってるん?』

優『そんなんどーでもええねん!実際昔から不倫関係にあったとかどうせろくでもない女に決まってる!』

拓『えらいキツイ事ゆうな!•••まあお前の気持ちもわかるけど、少しは優しくしたりぃや?』

そんな事言われてもまだ離婚して半年ちょっとでの新しい母親候補にそんな気にもなれない。


圭『まあ、家が気まづかったりしたらウチきたらええよ!お前やったらウチの家族も歓迎やろうし!』

拓『ウチも大丈夫やからな!オトン出張ばっかりでほとんどうちに居てへんしな!』

優『•••ありがとう。』

こうゆう時、友達には恵まれててよかったと心から思う。


拓『ただ、気掛かりなんは優樹のオトンの「人達」ってのが気になるなぁ』

圭『もしかしたら、新しい兄妹とかできるんちゃうん⁈』

『姉ちゃんとかやったら紹介してな⁈』


優『せやな、女やったら紹介したるわ!なんやったら貸したるわ!』

とふざけ半分で圭の話しを終わらせた。

圭『まっなんかあんま元気ないみたいやから、これ貸したるわ!』

と圭から手渡されたのは、最近おれがお気に入りの売れっ子女優、結城 此花 の制服ものだった。

圭『最近、しおりちゃんとも会ってないみたいやし、今日はこれでスッキリしてゆっくり寝ろ!』

と妙に上からこられたが、素直にありがとう。と答えておいた。

しおりというのは、高一から付き合ってる俺の彼女。今の状況含め俺の事を唯一理解してくれる大事な彼女。

高一の終わりまでは同じ高校だったが、親の都合で今は新幹線で2時間ほどのとこに住んでいる。

明日は休みだから思いっきり寝たろ!と思いながら家に帰る。


家の近くで親父に会った。

親父『おー優樹おかえり。今日ぼちぼち新しいオカン達来るから!じゃっ!』

と言い残し走り去っていった。

自分の親ながらここまで適当な事できるのはうちの親か高○純○くらいだとおもった。


家に入りなんとも言えない緊張感があった。この馴染みの家に他人が来て、一年半ほど一緒に暮らすのかと思うとなんだか疲れてきた。

こんな時は此花ちゃんでもみながらやってやるしかない!と借りたばかりのVを手に持ちベットにむかった。

テレビをつけDVDをいれた。そこには細いのに胸はあって、長い髪を揺らしながら悶える此花ちゃんの姿がある。

俺は自分のをいじりながらこんな綺麗な人だったら姉ちゃんでもいい〜!!

と叫びながらの昇天。

その瞬間、玄関先で親父と女の人の声が聞こえた。

あわててテレビを消す俺!!!

家に1人だ!とわかっていたので、へッドホンもつけずになかなかの音量で鑑賞してた俺は、

正直、完全に焦った。いやむしろズボンを履いてない事にいま気づく。

と同時に親父が『優樹おりてこーい!来たぞぉ!』と汚い声で俺を呼ぶので、

『今降りるからちょい待っとけぇ!』とこっちは汚い言葉で返してやった。

やはりいくら他人であまりよく思ってないとはいえ最初くらいはと思い、制服をまた着て、髪を整えた。

階段を降りていく途中、やたら香水のいい匂いがすり。

姿が見えたその人は親父より年は少し上に見えるが綺麗な人だった。

女『こんにちわ。初めまして!』と深々とあいさつをしてきた。

まさかの展開だったのであわてて『は、はじめまして、親父の息子の優樹です。』とあいさつした。

おんなの人はニコッとこちらに微笑みかけ、『よろしくね!』と一言。

正直、変なばばあが来ると思ってた俺には、予期せぬハプニングである。

そんな俺を見てなにを思ったのか親父が『お前は惚れたりしたらアカンぞぉ〜!』とニタニタしたがらからかってきた。

心の中でドキッとしたものの、この親父は頭弱いんだからしょうがないと思う事で平静をたもった。

親父が『そうやあ亜樹菜ちゃんは?』と女の人に聞いていた。

『今、駅に着いたみたいだからもうすぐ着くみたいよ。』と答えた。

俺は不意に『亜樹菜さんって??』と親父に聞いた。

『あぁ⁉亜樹菜ちゃんは陽子の娘さんや!お前の2つ上やって前にゆうたやろ!』

聞いてへんわ!!むしろその女の人が陽子さんってのも今知ったくらいやわ!!

という当然の俺の叫びだが、抑えた。心の中で叫んでやった。

三人でリビングに移動し、たわいもない話しを始めていた時、

『ピンポーン』とチャイムが鳴った。

『亜樹菜ちゃんや!優樹開けてこい!』と完全に上からの親父にイライラしながらも大人しく玄関にむかった。


向かう途中の廊下で俺は2つしか違わない女がそこにいる!しかもこれから一緒に暮らすと考えるだけでドキドキだった。

ハッ!気づいてしまった。この家にはリビング以外に部屋は2つしかない!一つは親父と陽子さんが使うにしても俺の部屋は??

俺は一体どうなるん??

と考えがめぐっていたが仕方ない。

いまはとりあえずその亜樹菜とやらを迎えてやろうとドアをあけた。


『初めまして!亜樹菜です!宜しくお願いします!』と深々と頭をさげている。

『こ、こちらこそ宜しくお願いします。』

とあいさつしてる時なぜだか初めてピ○サ○に行った時を思い出す。

お互いに頭を上げた瞬間、『ハッ!!!あなたは!!!』




















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