Q - ■<状況8><状況9>
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<状況8 & 9>
昼、
此処、
地の星。
そして、
仰ぎ、
遥かに、
天の星。
見あげれば、
それ、大きな白い星が浮かびあがっていた。
迫りくるものがあった。
衛星としては、並々ならない大きさであった。
まさに、惑星であった。
遥かにはなれて遠いものの、鏡うつしのように映っていた。
それ、惑星をつつみこむ気流がみてとれた。
それ、気流のしたに海洋大陸がすけてみえた。
あれは、彼の地はふしぎな、ふたご星、重星、双星、複星、両星、連星、・・・。
ここは、対になって周りめぐっている。
二重連星 [Binary Planet / Double Planet]
その片われの地であった。
踏着出現直後、
ニャ「着いたニャ。ひといき吐いたニャ。ツインターボニャ。」
ミャ「着いたミャ。付いてるのってるミャ。ツインタッグミャ。」
D「そうだな。」
ツインか、ツインなのか、ツインなんだな、3人じゃないんだなミャーよ。
おまえは時々、ニャンよりひどいぞ、いや、ムゴイぞ。
・・・天然さんだな。
ミャ「ミャ?」
ミャーは、小首をかしげ、身体を少しナナメ立ちにして、
ワタシを見上げ、うれしそうにしていた。
ワタシは今、天をあおいで眺めていた。
ここは、厄介かもしれないと考えていた。
天に、浮かびあがった白い惑星は、ふきつな影を此の地へおとしていた。
彼岸のはじまりと此岸のおわりとが、(※)
(※:表音英語:He gone nowhere is mine. Too, She gone noalways war to got.)
橋渡しになっているようだった。(※)
(※:表音英語:How seen, What seen, nearly noted you down the town.)
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<出現8 & 9>
星の大地はねじれ、うねりタカまり、盛りあがり、隆々・隆起した。
そして、地が裂けた。
地が割れた。
そこから、守護者[1] は身をくねらせ這いだした。
『 デッデェーーーンンン』
身をたたきつけるように地に横たわらせ、
『 ぶるるブルル』 と身をふるわせトグロを巻きだした。
トグロの中心に頭をかまえていたが、
『 ゆるゆるユルユル』 と首胴体を上にのばしていき、頭をはるか上空まで持ち上げた。
守護者[1] は、
出現により生じた惨状を見るわけでなく、
地形の激動・変動のあとを見るわけでもなく、
まして上空の気候・気象・気流の変動を見るわけでもなかった。
何かべつなモノを探すふうに、見るふうに、求めるふうに、
ゆっくりユックリと頭を左右にゆらしていた。
■
■■
■■■
これは、
此の地にて、あらわれた。
ときおなじくして、
それは、
彼の地にても、あらわれでた。
■■■
■■
■
星の大地はよじれ、あばれツキあげ、噴きあがり、竜々・竜起した。
そして、地が爆 (ハ) ぜた。
地が吼えた。
そこから、守護者[2] は身をくるわせ跳びだした。
『 ドッドォーーーンンン』
身をめ (く) りこむように地にころがり出て、おどり出て、
『 ずっずんズッズン』 と胴体をゼン動させた。
『 ゆっがんユッガン』 と身体をゆらし、
さらに反動をつけて 『 ゆんっががーんユンッガガーン』 と踊りくるえるダンシングをはじめた。
まわりの地形が変わらんばかりの爆動であった。
そして、身体が 『 ガッゆんっ』 と縮こまった、
つぎの瞬間、反跳した。はるかかなたへ跳ね返った。
守護者[2] は、大空たかくへと跳ねあがっていた。
二重連星は、大地よりおのおの守護者[1] [2] を解き放ち、
奇異なる毒摂理 [Poison Providence] をたずさえ、
異宇宙より現れたモノに対して行動に移った。
それは、攻撃・防衛体制にはいった。
そのとき、
守護者の出現に伴い、
知的生命体種族の都市は、
地の割れ目の底に呑み込まれ、
岩盤・基盤・地殻構造ごと破壊された。
地表を擂り潰され、都市の影も形も残らず微塵・粉塵・灰燼に帰した。
2つの都市が壊滅していた・・・。
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<遭遇8 & 9>
此の地にて現るるは・・・。
地の
奥底より、
薄気味わるい、
重いうねりが響き、
激しい地ひびきが轟き、
凄まじい地鳴りが湧きおこった。
『 ズズズズ・・・』 『 ゴゴゴゴ・・・』 『 ドゴ ドゴ ドゴ ドゴ・・・・・』
それは、
集束していった。
視覚、聴覚すら封じ滅するがごとく、
はるかに途轍もない衝きあげが起こった。
『 ドッゴォォォーーーン』
地殻が拉げた。
断層が割れた。
地表が爆 (ハ) ぜた。
一つの都市が壊滅した。
『 zゾゴーッg、zズゾゾゾォォォーーーオオオンンン g g g、
zグガガガァァァアアア gゴゴゴォォォーーーオオオンンン z z z ゥゥゥ n n n・・・』
守護者は、
現れた。
現れた守護者は、
もたげ上げた頭を、
『 ゆらーりユラーリ』 と旋回させて、
周囲をねめ回していた。
まだ、
ニャンたち 3人の、
存在を場所を特定できずに、
感知・察知・探知行動をとっていた。
守護者の出現ポイントは大ざっぱであった。
3人は、
ほどほどに、
身をひそめることができる地形に、
黒糸 (コクシ) 球を埋めり込ませていた。
その中で、3人は守護者の出現にそなえていた。
都市の中じゃ何かと、
係わり・巻きこみ・呼びこみと、
面倒なフラグ立てがうるさいので、
ずいぶん離れたところ、なだらかな丘陵地帯に隠れていた。
この辺りなら、
守護者もいきなり出現しないだろうと、
出現するなら文明のニオイに惹かれて都市部だろうと、
そう大ざっぱに、おおよその見込みで見当をつけて、ゆるりと考えていた。
ニャ「出たニャン、出たニャン♪」
ミャ「出た出たミャー♪」
ニャ「出たニャン、出たニャン♪」
ミャ「出た出たミャー♪」
ニャ「しーっぽフリフリ、ニャンたったぁ♪」
ミャ「みみーをピコピコ、ミャンたったぁ♪」
2人は、黒糸 (コクシ) 球のせまい中で小踊りしていた。
D「狭いなかで踊るんじゃない。おっぽり出すぞ。」
タシナメるほどではないが、ニャンとミャーにやさしく注意をした。
ニャ & ミャ「ごめんニャー & ミャー」
2人は、両こぶしを頭のうえにのせながら、てへーっとしていた。
彼の地よりきたるは、
『 ゴウ、ゴウ、ゴウ、号、号、号、轟、轟、轟、GO、GO、GO、・・・・・』
とんでもない跳躍能力で、星の地表をはねあがった、
とんでもない飛翔能力で、大気空間を上昇した、
とんでもない推進能力で、重力圏を突破した、
とんでもない移動能力で、宇宙空間を突きすすんだ。
二重連星をへだてる宇宙距離を、まっすぐ猛スピードでつめてきた。
そして、
彼の地より、此の地へ、
天空より、とてつもなく大きな物体が降ってきた。
相当な大速度と大質量となって星の地表に衝突した。
周囲の見わたすかぎりの景色を一変させた。
すべてを、衝きくずし、なぎ払い、吹きとばした。
一瞬で、荒涼不毛の景色があらわれた。
その割りに、星の地表はほとんどエグられていなかった。
衝突のまぎわに、どのようなカイキ [怪奇] かキカイ [奇怪] かイカサマ [如何様] か、
急ブレーキをかけていた。
星にやさしい、いや、星命体にやさしい、着地であった。
星命体に、やさしい、・・・?・・・。
そう、
それは、
まさしく、
2体目の守護者の出現であった。
お早いお着きであった。
そして、1体目の守護者よりも相当に大きかった。
さすが、この星の知的生命体種族の存在などおかまいなしの登場であった。
『星の守護者』、『星命体を守護する者』、星もしくは星命体を護ることのみに存在している。
その行動原理にふさわしいものであった。
ニャ「なんか、降ってきたニャーッ!」
ミャ「2体とか、ずるいミャーッ!」
3人は、黒糸 (コクシ) 球 [cocoon] のなかに退避 [cocooning] していた。
(※:コクシだけに、コクー・・・ン・・・、しーッ・・・、
言っちゃダメッ! 気づいちゃダメッ!
知っちゃダメッ! 見ちゃラメ~ッ♪ もう、ヤメ~ッ♪)
守護者の着地の衝撃波から身を隠しつつ、
外の様子をうかがっていた。
だが、黒糸 (コクシ) 球は、
守護者の着地の衝撃波のおかげですっかり姿を現していた。
守護者にたいして、
丸見えであった。
丸映りであった。
丸裸であった。
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<対処8 & 9>
【ミャーDATA】
近距離攻撃 (武器):なし
中距離 (~近距離) 攻撃 (武器):識玉、識札
遠距離 (~中距離) 攻撃 (武器):なし
備考:(ニャン欄に同じ)
(※:ミャー → 電気ビリビリ雷玉 (ライダマ) →
1体目の守護者[1] → 巨大ヘビ的ナニカ:ニョロンス・ニョロルンネンソス )
【ニャンDATA】
近距離攻撃 (武器):なし
中距離 (~近距離) 攻撃 (武器):識玉、識札、ニャン玉 (温熱玉)
遠距離 (~中距離) 攻撃 (武器):なし
備考:いろいろ足りないッ! ぜんぜん足りないッ!
これじゃ話が広がらないッ! 広げても書けないッ!(クワッ!の顔文字)
(※:ニャン → 冷気キンキン氷玉 (ヒョウダマ) →
2体目の守護者[2] → 巨大ウツボ的ナニカ:ウネルンス・ウネルンガンドス )
ニャ「大きいニャぁ。」
ミャ「こわいミャぁ。」
D「自分を信じて、恐れずに行け。」
ニャ「おいら、お兄ちゃんだから大きい方にいくニャ (ブルブルブル)。」
ミャ「じゃぁ、ぼく、小さい方にいくミャ (フルフルフル)。」
D「両方とも巨大だが、気おされずに行け。サポートはする。」
ニャ「いくニャッ!」
ミャ「いくミャッ!」
2人は、
装備をととのえ、
黒糸 (コクシ) 球から抜け出すと、
恐れに負けじと果敢に走り出していった。
2人を守護者 『狩り』 に送り出したあと、
ワタシは黒糸 (コクシ) 球のなかで気を落ち着かせ、
これからすることに対してしっかりと心を整えかまえた。
黒糸 (コクシ) 球の黒糸をすべて解 (ト) きほぐし、身のうちにすっかり戻した。
識量はじゅうぶんなほど、身のうちに満たしておいた。
まず、てきとうな場所に身を隠すことにした。
ほどよい地面の裂け目を見つけ、その奥底に身を置いた。
上空が見えて、すぐに跳び出せる深さなのでちょうど良い。
守護者の出現は、ここまで地割れをおこしていた。
D「さて、・・・。」
ワタシは、『識』 を閉じた。
漏れでるモノをなくし、身のうちに篭らせた。
時閉殻 (ジヘイカク) となった。
『ゆっくりユックリ』 と、
『ゆるくりユルクリ』 と、
『ゆるるりユルルリ』 と、個Q をととのえた。
トキを内にため、 時を内のなかに見つめ、
イホウを内にむけ、 位方を内のなかに向けて、
ガを内にくるみ、 我を内のなかに包んで、
シンを内にかためて、 心を内のなかに高めた。
『 ワレ、開静セリ。』
そのままを保ちながら、
黒糸 (コクシ) を地の深く、地よりも深く、地のはて深くへ、
伸ばしていった。
しだいに、
星の「物」シツ層から「仏」シツ相へと、伸ばしていった。
位相を変え、ズラしていくほどに、
地層を鉱物を感じていたモノが、
星相を星層を星殻を感じていった。
反られぬようにカラめ手をかえ、
引きあてるようにサグり手をかえ、
求めるようにタグり手をかえ、
音調・シキ調・同調・波チョウをあわせて、ととのえていった。
星のふかいところへ、
黒糸 (コクシ) にのせたワタシの 『識』 を、
星命体の識核 (コア) のちかいところへ、
しずかに、『そろりソロリ』 と潜らせていった。
■【1st_PS】星命体の第1殻にふれた。
■一式テンカイ、ゲンシキ起動・・・、
見ていることが見られている・・・、
共合・共振・共鳴・・・、
ゲン (眼) しみいる・・・、
マをさしいれ、マをしのびとる・・・:第1殻攻略・帰納・KiLL_Know。
■【2nd_PS】星命体の第2殻にふれた。
■二式テンカイ、ニシキ起動・・・、
聞いていることが聞かれている・・・、
共合・共振・共鳴・・・、
ニ (耳) しみいる・・・、
マをさしいれ、マをしのびとる・・・:第2殻攻略・帰納・KiLL_Know。
■【3rd_PS】星命体の第3殻にふれた。
■三式テンカイ、ビシキ起動・・・、
嗅いでいることが嗅がれている・・・、
共合・共振・共鳴・・・、
ビ (鼻) しみいる・・・、
マをさしいれ、マをしのびとる・・・:第3殻攻略・帰納・KiLL_Know。
■【4th_PS】星命体の第4殻にふれた。
■四式テンカイ、ゼッシキ起動・・・、
味わうていることが味わえられている・・・、
共合・共振・共鳴・・・、
ゼツ (舌) しみいる・・・、
マをさしいれ、マをしのびとる・・・:第4殻攻略・帰納・KiLL_Know。
■【5th_PS】星命体の第5殻にふれた。
■五式テンカイ、シンシキ起動・・・、
触れていることが触れられている・・・、
共合・共振・共鳴・・・、
シン (身) しみいる・・・、
マをさしいれ、マをしのびとる・・・:第5殻攻略・帰納・KiLL_Know。
■【6th_PS】星命体の第6殻にふれた。
■六式テンカイ、イシキ起動・・・、
知りえていることが知られている・・・、
共合・共振・共鳴・・・、
イ (意) しみいる・・・、
マをさしいれ、マをしのびとる・・・:第6殻攻略・帰納・KiLL_Know。
(※:星殻 [セイカク]:プラネタリィシース [Planetary Sheath:PS]、~→ 1殻:1st_PS、、、)
(※:帰納 [キノウ]:点点点点点を下敷きに、だいたいの線描は、
コレだ! こんな感じだ!~→ 「全体を捉えた!」 ~→ キ因オウ、)
(※:演繹 [エンエキ]:線を下敷きに、その時々の点描は、
コレだ! ここしか無い!~→ 「個を穿った!」 ~→ 縁エキ、)
(※:マをさしいれ、・・・:一つポンっと拍子をうちならし、
ポンっと鳴らしあたえて、ポンっと与えてならし、
ハッっとしたところで、ハッっとさせたところで、
グーパンチはしないで、ネコパンチはもちろんしないで、
スっとマをつめる、スイっとマあいをつめる、スイっとツキあわせる、
マをはしる、マをはしおる、マのはしおる、しのびよる。
「スナイプTHEマー」 「あなたの心を、しのびとる。」
「それは、あなたをコロコロする。」、とイメージ。)
(※:し [沁] みい [入] る:心の奥深くに、染みこんで忍びこんで知りこんで 「ジーン」と、
「ジュワ~」 と、「デュ~ワァ~♪」 と感じる、
とても感じいる、間に入る、透過する、とイメージ。
ex 『おツユがおシルが沁み沁みのヒタヒタの
ジュワ~と感じいる感にいるハツ。』 ;kaシミール)
この先、
奥ふかくは、
識量を大いに消費する。
身に障るので黒糸 (コクシ) を伸ばすことは、とどめておいた。
ここからの第7殻~第9殻に手を出すことは、
宇宙淵縁 (エンエン) の解 (ト) きほぐしと等しいレベルだ。
宇宙のありようの一端を拓こうとしてる訳ではない。
そこまでは必要ない。
これで、
星命体と守護者の四者をむすぶ 『識』 経路網 (ネットワーク) に手を出せる。
ここからは、星命体の 『識』 のハリだしを、たどりゆかねばならない。
二重連星の此の地より、彼の地の星命体のノドもとまで。
双方の守護者のノドもとまで。
『 ト、ト、ト、・・・。』
そんな時に、ニャンの悲鳴がひびき渡った。
ニャンの存在が幽かに消え入りそうになった。
ここからは、さらに気 (機) をト (研) ぎすませ、トトの (調) え、トら (捉) えていかねば為らない。
そんなところで、・・・。
D「ニャンっ・・・。」
今、まさに、
ニャンは、大型守護者の目の前に立ちはだかった。
其れ、このとき、
ニャンは、大型守護者に見おろされ立ちすくんだ。
守護者の巨大花弁アゴは、
ニャンの居るところへ轟音をあげて突っこんだ。
地表にえぐりこむようにして、
『 ごごごごゴゴゴゴ轟ーーーッ!』
ニャンもろとも地中にめりこんだ。
大量の石くれ・岩くれ・土くれを吹きとばした。
ぼう大な岩塊・土塊・デッ塊をまき散らした。
「ニ゛ャ゛ぁ゛ーーー・・・」
叫び声をあげて、
ニャンは、食われた。頭からおもいきり食われた。
守護者は、えぐりこんだ地表から自分の頭をひきぬいた。
守護者の閉ざされた巨大花弁アゴ、
その口もとから何かが落ちた。
それはニャンの足首であった。
『 ボトリ、ボトリ』 と地面に落ちた二つの足首。
噛みちぎられた切断面からは、
『 びちゃびちゃビチャビチャ』 と体液がながれ出ていた・・・。
すると、それらの足首は、
『 むずむずムズムズ』 とふるえ出した。
切断面から一本の黒糸 (コクシ) が、
『 にゅるにゅるニュルニュル』 と、『 すすーススー』 とのびてきた。
そのあと、
数ホン、数十ポン、数百ポン、数千ボン、『 にゅわにゅわドッパー』 と出てきた。
両足首から、『 にゅっぱー、ニュッバー』 と出てきたものは、
互いにひき合い、
互いにからみ合い、
互いにむすび合っていった。
『 にゅnぐムgッ、にゅnぐムgッ、にゅnぐムgッ、にゅnぐムgッ・・・、』
両足首ごと、
互いにユウ合していった。
『 ゆん゛gワにゅnッ、ゆん゛gワにゅnッ、ゆん゛gワにゅnッ、ゆん゛gワにゅnッ・・・、』
そして、
『 にゅわにゅわニュワニュワ』、『 むぐむぐムグムグ』 した黒糸のカタマリになった。
黒糸のカタマリは、
『 ゆぶるブルブル』、
『 にゅぶるニュブニュブ』、
『 やらゅるラュルラュル』、ゼン動していた。
すると、
それは突然ッ、
『 にゅばんッ!』
ニュバった音を立てて爆 (ハ) ぜた。
(黒い汁が、少々少々少々少々 『 びちチチチチち』 と、とび散った。ビチった。)
「でちーッ、食べられちゃったでちーッ! ピぎゃーでちーッ!」
でちキャラが生れたッ! (違うッそこじゃないッ!?)
キャラ語尾が 『でち』 であったッ! (違うッそこじゃないッ!?)
カワイクかわいかったッ! (うん?・・・)
それは、
ちっこいちびニャンが生れた。
ちびニャ「でちー、助けてでちーッ!」
『 とてててテテテテてぇ~』 と、かけ出した。
どこかへ向かって?
ワタシは、身をかくしていた場所から抜け出し、
廃墟と化した街並みのなかに、二つの守護者たちを確認した。
そこで、
ミャーはいまだ戦っている。
ニャンの姿はもう見えない。
その代わり、
とても小さなナニカが、
こちらに向かって凄い勢いですっとんで来た。
地を駆け、いや、まさに翔けて来た。
ニャンの存在を感じさせる、
とても小さいナニカが。
それは、
ワタシに向かって翔けよると、
黒ローブにとびつき、ワタシの身体を登ってきた。
ちいさな手でローブの表面をつかみ、
『 にじにじニジニジ』、『 よじよじヨジヨジ』 と、這いのぼってきた。
見れば、その様たるや、その姿たるや、
まさに、ちびニャンであった。
ちびニャ「ふー助かったでち、もう安心でち。」
右肩まで登りつめると、そこへ腰をかけてつぶやいた。
ちびニャ「ごしゅじんッ、いくでちッ!」
すると、ワタシに向かってこう言い放った。
守護者にむかって、小さな手をつきだし指さした。
何を、いきなり、出し抜けに・・・、
だがしかし、
シカケの準備はまだ整っていなかった。
そして、ちびニャンの行動は守護者の目をこちらに向けさせた。
*****
ちびニャン (= デチ) は、
ちっこい体をぞんぶんにはたらかせた。
守護者の目の前を、
辺りかまわず、所かまわず、見ためかまわず、
かいがいしく、せせこましく、せわしなく、時に、たけだけしく、
かけまわり、ころがりまわり、はねまわり、・・・・・あッ、転んだッ!
ごしゅじんのために、時間をかせぐために。
オトリとなった。
ちびニャンは、
両足首が合タイ・ユウ合したていどの大きさで、
どれほどのオトリが、
できるだろうか。
できるのであろうか。
できるのではないだろうか。
いや、できないだろうか。できないのであろうか。できないのではないだろうか。
いやいや、できるできないが問題ではない。問題なのでない。問題なのではない。
いやいやいや、できるできないは問題でない。問題ではない。問題なのでない。問題なのではない。
やるッ、やりぬくッ、やろがいッ、やらいでかッ、やれやれドンやれドンとやれッ!
■
■■
■■■
□□□□
■■■
■■
■
状況は、切迫していた。
時間が、ない。
二重連星 [Binary Planet / Double Planet] であるならば、
二つの星命体をつなぐ 『識』 経路があるであろう。
あるいは、
星命体と守護者の四者をむすぶ 『識』 経路網があるであろう。
それは、
2体目の守護者の出現の早さから見ても、
当然であろうと考えられた。
ならば、・・・。
ここの星命体、第6殻攻略までは終わっている。
糸口はつかんでいる、が・・・。
今、
ワタシは、
探していた。
あるかないかは、わからない。
だが、
あると、
見当をつけて、
急ぎ探していた。
・・・『識』 経路網、
その、
識 (指揮) 伝達をスムーズに行なうための、
その要となる、
分岐・分枝・分節・分配をつかさどるモノ。
ハブルーター、ハブルタ、ハブルタン、ハブリュウタン、『波分瘤丹』 を。
そして、
あった。
そこは、渦まいていた。
渦旋 (カセン) 渦 (カ) ら舞う渦竜 (カリュウ) のごとく、き、
『識』 が、
うごめき、うずまき、うなり、うねり、
とぐろ、とどろき、とろろじる、・・・吐露々汁【識ル】、
めぐらし、めぐりて、めぐるままに、めまぐるしく、・・・(渦) うずま (撒) いていた。
ワタシは、
「物」シツ層から「仏」シツ相へと、
黒糸 (コクシ) を放ち・伸ばし・【刺】した。
『刺゛シュっ』
【感知→形象→探査→「解」く】
****************************************
●https://ncode.syosetu.com/n3064hv/29/:2024/02/18 04:00:今後このやり方を基本にする。
●応用は、掛け離れないように注意する。
●【/29/】数字はまたズレる可能性大。
●【改稿】しないので、タイムスタンプを目安とする。
●できるだけ擬音は増やさない。
●ex.:『刺シュっ』 → 守護者、星魔、眷属、ナニカ、etc.。
:『刺゛シュっ』 → 星命体。
※:罫線外枠3pt , 赤
****************************************
■【耳識】テンカイ:傾ける・澄ます・欹てる、
↓ 波うち・拍うち・脈うちを聞く。
↓
■【眼識】テンカイ:凝らす・開く・瞠る、
↓ 在りよう・姿・存在を捉え見る。捉まえる。
↓
■【鼻識】テンカイ:利かす・啜る・通す、
+ 粒子・微粒子・極微粒子・超極微粒子を嗅ぐ。探り査べる。
■【舌識】テンカイ:舐める・舐めずる・濡らす、
↓ 粒子・微粒子・極微粒子・超極微粒子を味わう。探り査べる。
↓
■【身識】テンカイ:ほぐ (解) す、
+ 核・要・芯を触れる。
■【意識】テンカイ:研ぐ・澄ます、
核・要・芯をほど (解) く・と (解) く。
これで、
星命体と守護者とを、
フルハックできずとも、
動きを遅らせ、
動きを狂わせ、
動きを迷わせ、
星命体どうし守護者どうし、互いに4者ともどもが、
絡みあう連環・連携・連合を、
大いに妨害できる。
あとは、
ニャンとミャーの頑張りしだいだ。
たのむぞ、・・・・・。
■
■■
■■■
□□□□
■■■
■■
■
守護者は、
何も取るに足らない小さなモノに注意をむける必要はなかった。
しかし、守護者は狙いをつけた。
ちびニャンにッ!
尻尾ひとふりで軽く吹き飛ばせる、
いや、けし粒すな粒みじん粒と、やすやす消し飛ばせる小さなモノに、
しっかりと、守護者は狙いをつけた。
ちびニャンにッ!
イカツくゴツい顎を、花弁が開くように大きく 『くぱぁ』 とひらき、
シシふんじん猛り狂うがごとく、小さなモノに向かった。
ちびニャンにッ!
巨大花弁アゴをガッつり突っこませてきた。
『ごごごごゴゴゴゴ轟ーーーッ!』
と、そこへ飛び出すモノありッ!
(パパンッ、パ、パンパン、パンッ、パパンッ!♪【拍子張扇風】 ………[1])
ちびニャンの前にわって入った。
巨大花弁アゴの目のまえに踊りでた。
それは、ニャンであった。
なんとも得体の知れない、姿になっていた。
汚物・血泥・粘液まみれの、『グちゃ・ドちゃ・ネちゃ』 まみれ。
汚臭・血臭・粘臭まみれの、『ヌp゛ンヌp゛ン・プn゛ンプn゛ン・ムp゛ンムp゛ン』 まみれ。
その姿は、まさにこの一言につきたッ!
『うわッ! きったねぇッ!』 ・・・・・[1]
ニャンは、守護者に食われたあと噛み砕かれずに、
消化器官をとおって肛門から這いだして来たのであったッ!
『うわッ! きったねぇッ!』 ・・・・・[2]
そして、ひとつの事実、・・・守護者には肛門があったのであった。
そんな設定、あとづけであったッ!
『うわッ! きったねぇッ!』 ・・・・・[3]
食いちぎられた足首も、
いつのまにか生えかわっていた。
ニャンは、しっかり大地に立っていた。
その雄々しきさま、イヤ、いろいろマミレタ汚々 (おお) しき姿で・・・。
ニャンは、すかさず行動にでた。
いざここゾッコン♪
けんこんいってキンコンカン♪
まってましたのエンノシタ♪
すってんころりんコロコロリン♪
すったもんだのナンジャモンジャ♪
(パパンッ、パ、パンパン、パンッ、パパンッ!♪【拍子張扇風】 ………[2])
「いけッ! くらうニャッ! キン玉 (タマ) ニャーッ!」
ニャンは、叫んだ! (ナニをッ!?)
ニャンは、投げた! (ナニをッ!?)
ニャンは、奮った! (ナニをッ!?)
急いで、ちびニャンをひっつかみ、
即座にその場を逃げ出した。
間一髪ッ!
投擲された識玉:冷気キンキン氷玉 (ヒョウダマ) は、
守護者の大きく開かれた、
巨大花弁アゴのおくへ、
口蓋のおくへ、
喉のおくへ、
『するするスルスル』 と吸い込まれていった。
こればかりは外しようがなかった。
眼前のマトは、これでもかと大きく 『くぱぁ』 っぴろがっていたのだから。
それに、
今回の識玉は急ごしらえのモノではなく、
それはもう十分に用意をしてきた識玉であった。
『籠めに籠めた識量』 + 『練りに練った識度』 ……【籠練 [コレン] の法】
コトダマの糊 (ノリ) が悪かったとか、
リリックの法 (ノリ) が悪かったとか、
そんなことはなく、万全であった。
(※:籠め > 篭め:画数がいっぱい、それだけ “ タップリ ” 、とイメージ。)
守護者の巨大花弁アゴは、
2人の居なくなったところへ轟音をあげて突っこんだ。
『ごごごごゴゴゴゴ轟ーーーッ!』
地をえぐり、
いきおい良く、
土くれ・土けむり・土っころが、
舞い上がり、
舞い起こり、
舞い立ち、
大嵐のごとく、舞いに舞った。
『gギnッ!』
間をおかずして、
守護者のからだの奥底より鋭い音がとどろいた。
ニャンの識玉が、爆 (ハ) ぜた。
(※:あるいは 『ッギn!』、もしくは 『ギnッ!』、とイメージ。)
(※:→ミャーの攻撃結果は 『pパnッ!』、あるいは 『ッパn!』、もしくは 『パnッ!』、とイメージ。の予定。)
せつなッ、
守護者のからだは、その内より、
白銀の凍ジン・氷ジン・冷ジンにつらぬかれた。
いく百いく千いく万とつらぬかれた。
閃刃 (センジン) の花とかした。
△
△△△
△△△△△
△△△△△△△
△△△△△△△△△
<<<<<凍りの刃がいっぱい生えたッ!>>>>> ……………[1]
▽▽▽▽▽▽▽▽▽
▽▽▽▽▽▽▽
▽▽▽▽▽
▽▽▽
▽
ちびニャンは、ひっつかまれて逃げていくさなか、
こうつぶやいた。
「く、クサイでち。た、たまらないでち・・・。ウンコでち・・・。」
(*)
かたや、
ミャーは、
ニャンが相手している守護者より、
幾分は、小さめの守護者に相対していた。
とはいえ、出現のときには、知的生命体種族の都市をひとつ壊滅させていた。
それでも、
ミャーは、
そつなく攻略をして、守護者を倒した。
「ビリビリ玉 (タマ) ミャーッ!」
ミャーの投げた雷玉は、
ワンパターンなまでに、口を大きく開き突っ込んできた守護者の喉奥へと、
『するするスルスル』 吸い込まれていった。
『pパnッ!』
間をおかずして、
守護者のからだの奥底より、
獲物を喰らい欲するかのような渇いた音がとどろいた。
ミャーの識玉が、爆 (ハ) ぜた。
守護者は、
上半身を直立させ、口を天高らかに向けて、
雷光紫青 (ライコウシセイ) にうずまく炎柱を噴き出した。
炎柱は、しだい身体にひろがり全体を包みこみ渦 (カ) ら舞った。
・・・渦 (ウズ) を舞った。
・・・渦巻いた。
ミャーの攻撃に、
守護者は倒れた・・・・・。
■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■
<守護者8&9>
こいつニャ
<守護者8・・・巨大ヘビ (蛇、スネイク、サーペント) 的ナニカ>
ニョロンス・ニョロルンネンソス → ミャー対応 (裏でワタシも対応)。
<守護者9・・・巨大ウツボ (鱓、モーレイイール) 的ナニカ>
ウネルンス・ウネルンガンドス → ニャン対応 (裏でワタシも対応)。
■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■
<事例8&9>
ニャンの攻撃で、
守護者は倒れた。
断魂と、断腸と、断末摩と、
あがき、
いかめしき、
うめき、
えずき、
おののき、
怨恨・怨嗟・怨念ふりしぼり、
死の絶叫・悲鳴・咆哮が轟いた。
クるシキ展開ヲした。
(シにものクるいて、)
シにものクるシキ展開ヲした。
(ナにものにもタえがたい、)
(ナにものにもっとタりえんたーる、)
ナにものにもカえがたい展開ヲした。
ダくだクどぶっシャーっと展開ヲした。
(イにものいわぬままにいたらぬままにあるがままに、)
守護者は、
か (変) わりはてるままに果てた。
き (気) のくるえるままに果てた。
くる (苦) しみもだえるままに果てた。
けぶ (煙) りくゆるままに果てた。
こと (事) きれるままに果てた。
其れ、
その時、その瞬間、いっきに変じた。
花ビラが、天を衝くように、はるかにそびえ立った。
花ビラが、地を這うように、みわたすかぎりに広がった。
莫大な、
フィボナ [Fibona] の花ビラ [petal ペタル] が開いた、広がった、咲いた。
その花、
フィボネータル [Fibonaetal] が、
それ、一りん咲きほこった。
たからかに咲き乱れた。
其れ、
かすかに黄の色味がほのめいている薄い紅白色をした花へとかわった。
*****
ミャーのほうも片がついていた。
ミャーは、ソツなくホドなくロウなく、守護者を倒していた。
莫大な、
フィボナ [Fibona] の花ビラ [petal ペタル] が開いていた、広がっていた、咲いていた。
その花、
フィボネータル [Fibonaetal] が、
もう、一りん咲きほこっていた。
たからかに咲き乱れていた。
其れ、
かすかに黄の色味がほのめいている薄い紅白色をした花へとかわっていた。
★
□□★
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<<<<<やたらめったらでっかい花が、
二つも咲いちまったッ! >>>>> ……………[2]
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□□□□□□★
□□□□★
□□★
★
ニャンは、
自分がたおしたモノ、
かわり果てたるモノの姿を見あげていた。
ペタンと地にお尻をついて、ゼイゼイとすっかり肩で息をしていた。
ペタリこんでいた。
「ふぅ・・・、つーかーれーたーニャぁ・・・。」
「しーぬーかーとーおもーったーニャぁ・・・。」
まだまだ、心配がみてとれる戦いであった。
こういうところが、ガッカリさんのニャンであった。
ミャーは、
自分がたおしたモノ、
かわり果てたるモノの姿を眺めていた。
ヨイショと地に腰をおろして、ハレバレとさも満足げな顔をしていた。
ヨイここちでいた。
「ふぅ・・・、おわったミャぁ・・・。」
「やったのミャぁ・・・。」
だんだん、安心がみてとれる戦いであった。
こういうところは、シッカリさんのミャーであった。
D「ニャンよ、ミャーよ・・・、やったな。」
守護者の攻撃が、単調なままで良かった。
『波分瘤丹』 攻略が、功を奏したことに安心した。
デチ「よかったでち・・・。デチは、もう、きえるでち・・・ジカンぎれでち。」
デチ「バイバイ、でち・・・・・。」
『ふッ』
と見えなくなり、
デチは掻き消えた。
(いつのまにか、『ちびニャン』 は、『デチ』 へと書き換わっていた・・・・・。)
識核をもたないために、いつまでも存在できるわけでは無かった。
所詮、ニャンの足首が変化しただけ。
いっとき得られた命はかなき [儚き]、命は仮なシキ [悲しき]、
かりそめの依り代であった。
命の借りモガリであった。
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・
・
・
『宇宙戦略、Q戦史』
<イントロ紹介冥台詞&歌:電気精霊ナム・シェー (出張版1)>
<作詞:空想加賀Q>
時をさまよい、北南、
星をわたりて、西東、
コアをもとめて、闇のなか、
あちらも、こちらも、どちらも、そちらも、
みなさん、こなさん、なむさん、そもさん、
こぶしグリグリ、まわし唄うは、
哀愁挽歌、
『宇宙戦略、Q戦史』
お聴きくださいッ!♪ (お届けしますッ!♪)
(ちゃんちゃかチャンチャン、ちゃんちゃかチャンチャン、ちゃらラ~♪)
星のおもてに、
みだれて咲いた、
はるかに二つ、
あのよ (彼岸) 花。
いのち尽きたる、
おもいを遺し、
めぐりて二つ、
とこよ (常世) 花。
星のみなもに、
いのちが果てた、
かわりて二つ、
らくど (楽土) 花。
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・
・
・
其の二つ、
莫大な [prodigious プラディジャス]、フィボナの花ビラ [Fibonaetal フィボネータル] は・・・、
もう少し、カッコよく言い換えて、
それ、プラディボネータル [Prodibonaetal] は、
トキがくると、それは、またたくまに、
トキがくるうと、そのみは、はめつシにまくりに、
トキがくるうシむると、そのみのうちは、ほろびシキおりおりツヅラおりおりに、
薄氷、万華、鏡乱、微塵、微々、塵々、
砂塵、世を舞った。
風塵、空を舞った。
氷塵、宙を舞った。
散りぢり、ちぢ、滅めつ、燦々、さんざめく、散ざん、
チリチリ、メツメツ、チリリ、メツツ、・・・チチ・・・チ・・・ツツ・・・ツ・・・。
ことごとく、雲消、消散、散華した。
□
□
□
□
□
<<<<<やたらめったらでっかい花が、
跡かたもなく消えちまったッ!>>>>> ……………[3]
□
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□
□
□
ちりちりる、ちりちりちりる、ちりちりる。
風が、吹きます。
ちりちりる。
□
渦らまり、
果らまわり、
カルマ (業) めぐり、
これ、ほどけキ、ほどけル、ほどけキル。
それ、ほとけキ、ほとけル、ほとけキル。
あれ、ほどなく、とけキ、ほとけなル。(仏)
どれ、ほどなく、キエる、ほとキエる。(帰依)
□
『ブッたまげー』
<歌:電気精霊ナム・シェー (出張版2)>
<作詞:空想加賀Q>
キル! キル! キル! キル!
キル! キル! キルッ!!
キル! キル! キル! キル!
キル! キル! キルッ!!
キル! キル! キル! キル!
キルほとけッ!
キル! キル! キル! キル!
キルほとけッ!
キリたるほとけ、みのうちに、
あらわれいでた、そのものは、
おのれをさらす、ズダぶくろ、
おのれをさらう、みだごころ、
ああ、みだごころッ!
ああ、みだごころッ!
キル! キル! キル! キル!
キル! キル! キルッ!!
キル! キル! キル! キル!
キル! キル! キルッ!!
キル! キル! キル! キル!
キルほとけッ!
キル! キル! キル! キル!
キルほとけッ!
□
【∵ よはすべて、渦旋 (カセン) 渦 (カ) らまる、識もつれ】
~→【∵ よッ、モッツァレラ!】
□
『 God's in his heaven , all's right with the world ! 』
(p)Pippa Passes ; 1841 (c)Robert Browning
↓
神は天におわし、~→ 天気晴朗、
↓世に、すべては事もなし!
↓世における皆は平等!
↓この世の皆は平等!
↓この世は皆平等!
↓人類みな平等!
↓人類皆兄弟!
→人類皆使徒!
~→ 『天晴れ、みんな OK!』 訳:ねこまんま
~→ 『たわし、洗い OK!』 訳:ねこまんま
~→ 『たーのしー OK!』 訳:ねこまんま
□
■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■
・
・
・
今まで、天球おおうばかりの花:プラディボネータル [Prodibonaetal] が咲いていたところ、
その中央だったところ、
その中心だったところ、
その根元だったところ、
見ると、
とても小さなナニかが、
こっそりポソリと残っていた。
それは、
かすかに黄の色味がほのめいている薄い紅白色をした残滓・・・『花』・・・であった。
□
□
□
□
★
<<<<<やたらめったらちっこい花が、
ひょっこり現れちまったッ! >>>>> ……………[4]
★
□
□
□
□
いま、
ミャーは、
それに気づいた。
倒し終えた守護者の、
あまりの、はかなき、ささやかなるも、なれ果てたる姿。
いのち枯れ尽きはてシ、
哀れむこと勿れそのはてニ、
辿りつき変わり果てりタルモノ・・・・・。
その場所までいき、
あーれ~、ナニこれ~、うミャ~・・・个、と眺めていたが、
それを手にとり、
それを頭にかかげて、『とてててテテテテてぇ~』 とかけてきた。
「お花ミャ~。」
うれしそうに、
花冠をしていた。
身体を少し傾けて、
笑顔で見上げるようにして、
ワタシにむかって、それを見せた。
こうしていると、ふつうの猫こどもであった。
かたや、
ニャンは、
それに気づいた。
倒し終えた守護者の、
あまりの、はかなき、ささやかなるも、なれ果てたる姿。
いのち生まれて咲きほこれリシ、
遥かにたどり変わり成りはてたるニ、
勢いついえて散り失せ滅し消えいり絶えり果てりタルモノ・・・・・。
そこへ行き、
それを手にとり、
今まさに食べようとしていた。
「んがぁ~ニャ。」 ^○^乙へ
口を、大きく開けていた。
ワタシは、黒糸 (コクシ) を即座にのばし地を疾 (はし) らせて、
ニャンを 『きゅッ』 とやった。
きゅッキュ Q~♪
きゅッキュ Q~♪
きゅッキュ Q~♪
(ニャンが 『きゅッ』 とされたBGM)
*****
いま、ワタシは、天をあおいで眺めている。
その脇で、
****************************************
●以下の、「xxx=xxx=xxx」:【本項目】を「新規エピソード (当ファイル)」にて投稿公開後、是をいっさい改稿せず。
投稿日付を完全永久タイムスタンプとする。
●誤字脱字ありても一切放置し、完全永久タイムスタンプを保持すること。
●特記すべき時は、【本項目】に手を付けず、【追加・修正項目】を「新規エピソード (別ファイル)」として随時投稿すること。
●これを基点に、アイデア創出 (ソウシュツ)・派生を行い、以後の「Q」、「物語」に反映していくこと。
※:罫線外枠3pt , 赤
****************************************
(※:ひな型)
(※:・・・=・・・=此(シ)宇宙、全宇宙、君に夢宇宙、盲宇宙を統べるものの、
・・・、・・・。
・・・(・・・)、・・・、・・・、等。
出処出典:無限書庫回廊からQにまつわる文献より)
■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■
<状況>→<出現>→<遭遇>→<対処>→<守護者>→<事例>→<エピローグ>
(※:「9」の内容を「8」に結合・統合・融合する。一部の内容は「9」に記述する。)
<状況9 & 8>
着いたニャ、こんなニャ
<出現9>
なんか出たニャ
<遭遇9>
なんか来たニャ
<対処9>
どうするニャ
<守護者9>
こいつニャ
<事例9>
こうなったニャ
<エピローグ9>
なのニャ
****************************************
●以下の、「xxx=xxx=xxx」:【本項目】を「新規エピソード (当ファイル)」にて投稿公開後、是をいっさい改稿せず。
投稿日付を完全永久タイムスタンプとする。
●誤字脱字ありても一切放置し、完全永久タイムスタンプを保持すること。
●特記すべき時は、【本項目】に手を付けず、【追加・修正項目】を「新規エピソード (別ファイル)」として随時投稿すること。
●これを基点に、アイデア創出 (ソウシュツ)・派生を行い、以後の「Q」、「物語」に反映していくこと。
※:罫線外枠3pt , 赤
****************************************
(※:ひな型)
(※:・・・=・・・=此(シ)宇宙、全宇宙、君に夢宇宙、盲宇宙を統べるものの、
・・・、・・・。
・・・(・・・)、・・・、・・・、等。
出処出典:無限書庫回廊からQにまつわる文献より)
■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■
<エピローグ8 & 9 その1>
D「おまえ達に、武器をつくっておこう。識札、識玉だけでは心もとないからな。」
ワタシは、以前から考えていたことを2人に話した。
ニャ「ぶき? オイシイのかニャ?」
D「食べられないぞ。」
ミャ「ぶき? おまもりなのミャ?」
D「お守りにはなるな、使い方しだいではそれ以上に成るぞ。」
ニャ & ミャ「欲しいニャッ! (ミャッ!)」
D「では、創るぞ。すこし手伝ってもらうぞ。」
まず、
ニャンとミャーに言いつけ、アレを持ってこさせた。
それら、
材料となるモノを取り出しテーブルの上に並べた。
それは、
2つの守護者の識核 (コア) であった。
元々は、かすかに黄の色味がほのめいている薄い紅白色をした花であった。
しかし、
いま、目の前にあるものは、
ずいぶん変わり果てていた。
1つは、半分ちかくが欠けて無くなっていた。
もう1つは、三分の一ちかくが欠けて無くなっていた。
ニャンとミャーの2人は、
ちょっとバツが悪そうに目をそらした。
どちらも、ニャンとミャーが食べた跡であった。
D「やはり・・・食べた・・・のか・・・。」
D「ふむぅ・・・、(まぁ、いいか)。」
あまり、気にしている風もなかった。
これから創るものは、識量よりも識度が効いてくるものであるから。
まず、
一つ目の花を、
黒糸 (コクシ) でぐるぐるグルグル巻きに包み込み、
黒繭 (クロマユ) をつくった。
黒繭 (クロマユ) の中で、
識素・分「解」 (シキソ・ブンカイ) を始めた。
ゆっくり、
おちついて、
渦 (カ) らまりホグし、
蔵因 (クライン) ホグし、
螺旋 (ラセン) ホグし、
識の「解」 (カイ) をカサねていった。
カタチ (形・容) をホグし、
リンカイ (輪・廻) をホグし、
シ (時・死) をホグし、
トキほぐしていった。
イン (因) をめぐらせ、エン (縁・円) をからませ、カ (果) をととのえ、ナラしていった。
(※:ボウルを用意 → 卵を割り入れる → 泡立て器で撹拌する、とイメージ。)
それは、純粋な素にかえっていった。
それは、Qなる素があらわれていった。
それは、あらあらしい Q素があふれていった。
それは、あらたなる Q素にうまれかわっていった。
それは、時 (トキ) もなく、位方 (イホウ) もなく、我 (ガ) もなく、心 (シン) もなく、
それは、此処 (ココ) にもなく、其処 (ソコ) にもなく、阿其処 (アソコ) にもなく、何処 (ドコ) にもなく、
それは、朧々 (ロウロウ) としていた。
D「うん、こんな感じか・・・。」
D「さて、ここまで来たぞ、・・・。」
じっくりと腰を据えて、手ごたえをフィードバックさせながら、
黒繭 (クロマユ) の中で「識」消滅しないよう慎重に、
感覚を一定に保つよう均しながら、 ……[1]
一定の感覚を保つよう均しながら、 ……[2]
やがて、凪いだ感覚を保てるようになった。 ……[3]
ここまで順に階梯を進めてきた。
(※:[1]……まだまだブレがある段階。意識してコントロールが難しい状態。)
(※:[2]……じょじょにブレが出なくなった段階。意識してコントロール出来はじめた状態。)
(※:[3]……ブレが出なくなった段階。意識してコントロール出来ている状態。)
わきを見れば、
ニャンは、テーブルにアゴをのせて、
うっすらと目をあけ細目にして、ノドをかすかにゴロゴロさせていた。
ミャーもまた、
似たようなものであった。
D「そうか、ずいぶん、退屈だったなぁ・・・。」
D「ニャンよ、1本もらうぞ。」
ワタシはニャンへ黒糸 (コクシ) をのばし、生えてる頭毛から1本抜いた。
ニャ「・・・ニャッ!」
ニャンはびっくりして、
ニャ「・・・(プッチン) 痛いニャ、(ガックン) あッ、痛いニャ。」
ニャンは、アゴがテーブルの上でガックンとぶつかった。
ナニが痛いのかわかっていないであろう、まだ寝ぼけているニャンを尻目に、
ワタシは抜いたニャン毛を黒繭 (クロマユ) の中へもぐり込ませた。
ここからさらに、
ニャン毛 (素) と Q素をなじませる作業へとはいった。
少しずつ少しずつ、1本また1本、ゆっくりていねいにもぐり込ませ、なじませていった。
108回くり返したとき、
ニャンのお目目は、すっかり冴えていた。
ニャンのお毛毛は、しっかり抜きまくられた。
十分に、馴染ませることが出来た。
拒絶反応はなかった。
直接同期をはじめた。
D「ニャンよ、ここからは寝るなよ。」
黒繭 (クロマユ) から黒糸 (コクシ) をのばし、ニャンの体の中へもぐりこませた。
ニャ「pッんニャッ!」
ニャンの識核 (コア) と黒繭 (クロマユ) を、黒糸 (コクシ) でつないだ。
ニャンの魂魄識霊 (コンパクしきりょう) と Q素を、
黒糸 (コクシ) をとおして循環させ、混ぜ合わせた。
ただし、すべて均一には混ぜあわせなかった。
ニャンの持ち味を少しずつ加えて、
Q素の特徴が最大になるように、混ぜ合わせた。
ニャン素を1割ほど、Q素を 9割ほどの割合で、混ぜ合わせた。
(※:一心同体、三位一体、D~ニャン素~Q素、)
だんだん、ダンダン、
にゆにゆニユニユ、ゆろゆろユロユロ、
にごにごニゴニゴ、こりこりコリコリ、
にこごり、こもり、おまもり、まろみ、
はじまり、はらり、たまわり、たまり、ほど (解) けり、ほとり、
ホロリ、トロリ、ユロリ、ロリ、ロリ、・・・たま (玉・魂・多摩・珠)、コロリ。
珠玉に宝玉、破キョクに多キョク、法呪に宝珠、まかりでり、
まかろり、でろり、まゆるり、ゆろり、ゆれすぎ、でろり、
マカロニ、デロリ、トロリ、ロリ、ロリ、・・・たま (玉・魂・多摩・珠)、コロリ。
それ、そのものじゃないけれど、
それに似た形のものが、あらわれた。
それは、カタチ (象) をあらわした。
冥きより冥く、
黒きより黒く、
渦 (カ) らまう渦竜が、カタチ (象) をなした。
願わくば、これ禍竜となること勿れ。
*****
D「・・・さて、次はミャーの番だ。」
ミャ「pッんミャッ!」
と、アタマを両の手で覆った。
D「1回ニャンで手ごたえを得たから、そんなに使わんだろう。3本もあれば十分だろう。」
ニャ「おいらは、犠牲になったのニャ・・・。」
ワタシは、
すこし戸惑っていた。
やることは、決まっていた。
だから、迷うことは何もないはずだった。
だが、
すこし触れて観たところ、
ニャンが獲得した守護者の 『識核 (コア)』 と 『ニャン毛 (素)』
と、
ミャーが獲得した守護者の 『識核 (コア)』 と 『ミャー毛 (素)』
これら、
両者のあいだでは、
扱う感覚に差があった。
これは、
微妙に違っていた。
いや、
ずいぶん違っていた。
いやいや、
だいぶ違っていた。
まぁ、
これもまた、
おいおい、作業をつづけながら、
手ごたえの 『感覚』 を覚えていくしかないだろうと、
悩ましくも考えていた。
だが、
ミャー毛 (素) を 88本使った。
ミャ「みゃ、ミャー・・・、みゃ、ミャー・・・、みゃ、ミャー・・・。」
ミャ「毛を、いっぱい摘まれたミャ・・・。」
D「ふむぅ・・・。」
そして、
カタチ (象) をあらわした。
願わくば、これも禍竜となること勿れ。
D「持ってるだけじゃダメだ、
知ってるだけじゃダメだ、
ワカ (解) ってるだけじゃダメだ。」
D「手にナジ (馴染) ませるんだ。
腹にシックリとおとしこむんだ。
心をオコ (熾) しつづけて、しっかりと身に入れるんだ。」
D「識と識、素と素、しっかりカラマセるんだ。」
D「まさに、おまえたちの分身になる。肌身はなさず大事にするんだぞ。」
口をポカーンとあけて聞いている2人に、
ここまで言葉をつづけた。
ニャ「シックりニャぁ・・・、シックリニャー、クリクリニャーッ!」
ミャ「カラませミャぁ・・・、カラムミャー、カラカラミャーッ!」
ニャ「クリクリ、クリクリニャーッ!」
ミャ「カラカラ、カラカラミャーッ!」
コトバの 『音律』 が気にいったのか、
音の座りがよかったのか、
ツボに入ったのか、
身に入ったのか、
まぁ、おいおい分かっていけば良いだろうし、
せっかくの武器だ、失くさなければ良いだろう (笑)。
とは言え、そう易々と失くせるモノでもないが、と考えていた。
武器を二振り仕上げたことで、識量多大枯渇は避けられなかった。
ワタシは、しばらく眠ることにした。
■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■
<エピローグ8 & 9 その2>
「ふう、危なかったでち。」
「あやうく、毛にまちがわれて抜かれるとこだったでち。」
「もう少し、かくれてるでち・・・。」
そう言って、
ニャンの頭の毛のあいだから、
ヒョッコリ姿をあらわした、
ちびニャンは、
いや、今は、
更にさらに更々に小さくなった、極微のちびびニャンは、
ニャンの頭の毛はえたる毛ふかき毛わけいったところ、
その毛々々のにこげフワフワやわらかいところへと帰っていった。
ちびニャンは、消えてはいなかった。
ただ、姿、形、大きさをかえて、いまだ存在していた。
ただ、識核 (コア) を持たないために、ニャンのそばから離れないでいた。
ただ、ただ・・・、ただし、いまは・・・。
■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■
<エピローグ8 & 9 その3>
夜。
星の面、
静けさが訪れ、
播種部隊は、すでに去っていた。
星命体のもとに、あたらしい守護者がつがわされた。
月が天にありて蒼々、輝きて皓々、静けきこと深々。
光かがやき降りそそぐこと白々。
荒涼の果てに、
一開く、
花。
Presented by
https://ncode.syosetu.com/n3064hv/
https://mypage.syosetu.com/1723685/
(c)ねこまんま
■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■■■□■■
Q - ■<状況8><状況9>