Q
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<状況23>
<その6-5>
<砲撃>
<統制・警戒システム>
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***敵警戒 [Enemy Alert]
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***感知
***反重力浮遊炉反応
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***方向:CP (Clock Position) 12
***識別:機体:5
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***敵警告 [Enemy Warning]
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***検知
***重力歪曲反応
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***方向:CP 12
***予測:弾道:3
*** +
***方向:CP 10 , CP 02
***予測:弾道:2
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***敵危険 [Enemy Danger]
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***探知
***重力積層弾反応
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***方向:CP 12 , CP 10 , CP 02
***識別:発射:5
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***推奨行動 [Recommended Actions]
***回避回避回避..... [Avoid Avoid Avoid.....]
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***自機行動 [Own Action]
***回避 [Avoided]
***回避 [Avoided]
***回避 [Avoided]
各人の浮遊戦車 『クライン』 は、武装の重力積層砲が貧弱なので、
●短砲身 (短距離射程砲) 口径 50mm砲 1門
感知・察知・探知の能力を、
また、統制・警戒システムの性能を、
反重力浮遊炉の出力限界ギリギリまで上げている。
もちろん、生き延びのカナメ 『逃げ足』 に至っては、
小型の JVPE を背部に搭載している。
基本仕様を改良している。
最大加速度を得る。
反重力浮遊飛行の最大速度の 3倍出る。
ただし、短時間しか使えない。
●ジェットバーニア推進機[Jet Vernier Propulsion Engine:JVPE]
0.1秒で起動し、
2秒で最大加速 80%、
3秒で最大加速 100%に達する。
1回使うと整備・保守が必要になる。
そのため、戦場では唯の 1回しか使えない。
現在これを凌ぐ加速性を、敵側では確認されてない。
各機めいめいに改造してるので 30秒以上は加速し続ける。
ただし、普通は 30秒も連続加速はしない。身体に危険である。
ちなみに、体調の悪いときには使ってはいけない。
重力加速の圧で、鼻血が出まくる。
戦場での使用は、
1回こっきりとは言え、
それでも、搭載しておけば、
反重力浮遊飛行では出せない加速性が得られる。
いざ、
ここに至り、
追い詰められて、
形勢おもむき不利ならば、
三十六計、逃げの上策、向かうは下策、遅れ迷うは抜け作である。
ローザ婆「両脇に、分かれたよッ!」
ルッター「くるぞッ! 正面ッ!」
後衛の2機が、
両側に大きく広がった。
全体がクサビ型の陣形になった。
ローザ婆「えーいッ、回避回避うるさいねーッ! このションベンシステムはッ!」
ローザ婆「オレのションベン、ブッカケんぞぉーッ!」
ローザ婆「回避指示で、回避してたら遅いんだよッ!」
ローザ婆「反応検知で、もう回避してんだよッ!」
気短のように、毒づいていた。
ローザが座る操縦席には、
3dメインモニターが正面にあり、
2d統制モニターが脇に表示されている。
[■]:推奨行動のバトルシークエンス [Battle Sequence]
[■]:進行状況のバトルタイムライン [Battle Time Line]
[■]:総合情報一覧のバトルテーブル [Battle Table]
どの浮遊戦車も、概ね同じである。
操縦する上での大事な情報を、
操縦士に提供している。
操縦士は、
戦車長の指示だけでなく、
緊急時の独自判断もできなければ、
浮遊戦車は撃破され、乗員は皆ともに死んでしまう。
いま、ローザ婆は、
推奨行動の指示 [回避回避回避.....] に、
文句を言っていた。
リンダ母「下品ねぇ、姐さんは。」
ローザ婆「ふンッ。」




