表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒い太陽~Black my son~ 暗黒竜騎士ダイ マツモトの奇天烈オゲレツ冒険譚  作者: むきむきパいパん
ダイの朝だち、友だち、そして旅だち
24/68

24 チン毛を採る。そして、女子校生を貰う。

「大ちゃん、こっちこっち!」



イオンの中にあるファミレスの無我夢中に入ると、すぐに声をかけられた。



「おお。久しぶり!!」




「久しぶり!なんか大ちゃん、昔と全然変わんないね!」



「そうかな?でも、渡邉は雰囲気変わったね。」



渡邉は昔黒ぶちメガネをかけていた。



今は赤い物に変わっている。



しかし、一番変わった事と言えば会話の導入が下ネタじゃないことだろう。





渡邉と会うのは実に10年ぶりである。



高校を卒業したあとの数ヶ月、僕たちは連絡を取り合っていたが段々と頻度が減り、大学2年に上がる頃にはまったく連絡をとらなくなっていた。




「色々あったからね。」




「そっか…でも、元気そうで安心した。」

















「世は大学歴時代、そこにはマンピーズが存在している。合コンで王様に、俺はなる!」





高校時代の渡邉がよく言っていた。




ちなみにマンピーズとは、女子大生達の事だ。



しかし、大学という大海原に出航した彼は、大学での生活に絶望していた。




合コンに誘って貰えない。




電話で話した際に彼がよく言っていた。



受け身だからいけないんだよ。なんて思っていたが、陰キャの僕たちに出来ることは限られている。







僕たちは夕飯を食べながら、昔話に花を咲かせていた。



「そういや大ちゃん、中学の頃余命がどうのって言ってたよね。普通にまだ生きてるじゃん。」




「あの時は本当に死ぬと思ってたんだよ。性病の知識もなかったし。あと、シェリーさんの件もあったしね。」




僕は中学3年の夏、インキンを患い股間が痒くてしょうがなかった。



当時の僕は本気で性病にかかっていると思い込んでいたのだ。



「え?シェリーさんって誰?そんなAV女優いたっけ?」





「えーと。当時の夢の話し。」


そうだ。渡邉は僕の夢の事を知らない。




僕は中学3年時、七夕の前日から変な夢をみるようになった。


いや、寝たのが前日だから、夢は七夕当日にみたのか。


そういえば今日は七夕だ。



パチンコを覚えてからは7が2つ付く日って思うようになった。







「そろそろ本題に入ろうと思うんだけど、いい?」


渡邉が真面目な顔になる。



「なんだよ改まって。そんなに大事な話しなの?」



僕は軽い気持ちで答える。



「ああ。お前の家、行っていい?」






僕と渡邉は現在公務員宿舎にいる。



僕の借りている部屋だ。



最初は渡邉に掘られると思っていたが、大事な話しだからと真面目に答えるので、仕方なく連れてきた。





渡邉にコーヒーを出し、ちゃぶ台の反対側に座る。




「それで、大事な話しってなに?明日も仕事だから早く寝たいんだけど。」



今は夜の10時だ。



長いことファミレスで話してしまった。




明日も仕事がある。




ネズミを沢山狩らなくては。



僕は松風の分も稼がないといけないのだ。




「ああ、すまない。君の髪が欲しい。」



「いいよ。」




僕はパンツの中に手を突っ込み、チン毛を1本抜き渡邉に差し出した。



「いや、なんでチン毛なの…?」




ただのジョークだ。



渡邉なら喜んで乗ってくれると思ったのだが。





「まあいいや。」



そう言いながら渡邉は僕のチン毛を液体の入った試験管に入れ、キャリーケースの中にしまった。



「それから、この子を預かって欲しい。」




そう言うと渡邉は、試験管をしまったキャリーケースの大口を開けた。



「おまっ、それ犯罪じゃっ!?」




なんと中には小学生低学年位の女の子が丸まって入っていた。

続きます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ