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ティアリーナ 10歳 血染め少女1

今日は2話を投稿します。

よろしくお願いいたします。


「君が凄いよ!」


 ルイズが目の前に起こったことでビックリした。貴族令嬢のような弱い子が、鞘だけで鉄の柵を斬られた何て。どう考えても不思議だった。


「早く彼女を連れって、一緒に逃げりますよ!」


 ティアリーナの声を聞き、シアを連れて一緒に監房から出た。

 この嬢ちゃんが凄い! でも、今は感心している場合じゃない ———ルイズが思う。


「ここは迷路だ!でも、僕は出口を知っている。案内する!」


 僅か十一歳のルイズが、長年で冒険者の父と一緒に生活したため。ここに連れられていた時、既にすべての道を暗記した。

 三人が迷路に入った。


「盗賊は何人いるが知っていますか?」

「二十人以上かな? 僕はあんまり数えなかったよ」

「よん、四十三人です」

「まじ! シアが数えたのか!?」


 ずっと怖がって、沈黙していたシアが急に正確の人数を話した。

 シアが小さいころから、旅商人の両親と一緒に各地で商売をしていたため。ものことを見って、すぐ数える慣習が付いた。


『あの…… 我が輩は魔剣グラムだから。無視しないでくれ!』


 三人が走りながら、話し合っている時。魔剣グラムがやっと恐怖を乗り越えて、声を出した。


「お前! ちゃんと黙りなさい! そして、私に対して敬語を使えなさい!」

『ひいい! すみませんでした!』


 ティアリーナが何故このような厳しい態度で魔剣グラムを扱いか?

 その理由は———

 大賢者アルフレッドと勇者一行が覇王ジルウェートを討伐するため、旅をしていた。

 ある町で、魔剣グラムを持つ男が、魔剣で魂が飲み込まれて、数千人を殺してしまった。


 魔剣を握った時、ティアリーナが既に決心した。悲劇を繰り返さないため、魔剣を誰にも渡さない。

 しかし、今の魔剣グラムは魂の味を知らず人畜無害なさみしがり屋さんだった。


「前が出口だ!」


 三人がやっと迷路から脱出した。

 扉の向こうから、盗賊たちの笑い声が聞こえた。


 四十三人の盗賊が剣を持つティアリーナにとって、敵わない相手ではなかった。

 しかし、戦いが始まったら、彼女たちを無傷で逃げられたことがごく難しだ ———ティアリーナが思う。


「シア!」


 ティアリーナが逃げる方法を思考している時。シアが急に倒れてしまった。


「シアの頭が熱い! 熱だ! 早く治療しないと!」


 ティアリーナが予想外のことで焦っていた。彼女ができるだけ自分を落ち着かせたいが。この状況で、彼女が始めって窮地に陥ってしまった。


『あの…… おぬしのバカ力で、壁を砕ければいいではありませんか? 我が輩は既に風の音が聞こえますよ』


 グラムの提案で、ティアリーナは瞬間に頭に電流が流れるようになった。


「ルイズ! シアを起こしてください。壁が破壊する時、全力で逃げてください!」

「はいよ! 任せてくれ!」

「グラム! ありがとうね。そして、バカ力のことについて、後でゆっくりしよう!」

『ひいいい!』


(身体強化四倍!)

「剣技・豪雨!」

 ティアリーナが目に見えないスピードで壁を刺突する。まるで夏に激しい豪雨のようだ。

 僅か数秒の間に、壁が粉々になった。


「誰がいたぞう!」


 後ろから盗賊の声がした。二人がシアを連れて、渾身の力で外へ逃げ出した。

 長時間の空腹をしていた。そしてシアをお越しているため。もうすぐ拠点から逃げ出した時に、ルイズが倒れてしまった。

 後ろの盗賊たちを追いついて、捕まえてしまった。


「お嬢様よ! ガキどもが助けたいなら、剣を捨てて、こっちに来い!!」


 先日、鞭でミユーを叩く奴隷商人が人込みの中から出ていた。


 ティアリーナがはっと悟った。すべてが奴隷商人の仕業だった。彼女が今すぐこの人を殺したいが。ルイズとシアが既に捕まえてしまった今、抵抗をやめるしかなかった。

 ティアリーナが魔剣を捨てた。盗賊に縄で両手が縛り上げられてしまった。


「そうだ! 賢いお嬢様だよ~ お前ら、二人のガキをお仕置きしろ!」


 一人の盗賊が拳でルイズの顔に殴った。もう一人が気絶したシアの前に来て、下品な顔に表して、彼女の服を裂いてしまった。


「やめて! 彼女を触るな!!! お願い!!」


 ティアリーナが渾身の力で鳴いて、懇願した。

 しかし、盗賊たちが少しの返事もなかった。


 ティアリーナが彼女たちを助けられなかったことを悔しかった。後悔がだんだんと敵への憎悪に変わった。知らず知らずのうちに、心の底に存在している災の封印を解放させた。その災では、ティアリーナ… いいえ、大賢者アルフレッドさえも知らなかった凶悪なのもである。


『吾が輩を無視しないで、言いましたよね!』


 魔剣グラムが前のように紫色の光を閃いた。

 眩しい光によって、盗賊たちの目が眩まれた。


 ティアリーナがこの隙間に乗って、目の痛みを耐えて魔剣に向かっては駆け抜けた。

 ティアリーナが足で鞘を踏み、縛られた手で魔剣を抜き出した。


 剣を抜き出す瞬間、紫色の気刃が周りへ飛び出した。

「ツッ!」と、ある盗賊の首が切られた。

 真っ赤な鮮血がティアリーナへ噴き出した。青空のような青色の髪と金色の瞳を一瞬に鮮血で染め上げてしまった。


【作者からのお願い】


まず、自分の拙作をお読み頂き、誠にありがとうございます。


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